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情シスに役立つIPAの国家試験を図解 試験の地図と受験者数・合格率

ITパスポートから高度試験、情報処理安全確保支援士まで、IPAの国家試験を3枚の図にしました。対象者像と実施方式、令和7年度の応募者・受験者・合格者・合格率、情シスの仕事との対応、登録セキスペの更新の仕組みを、IPAの公式資料で確かめてまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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情シスに役立つIPAの国家試験を図解 試験の地図と受験者数・合格率

この記事のまとめ

  • IPAの国家試験は、ITパスポートから高度試験まで段階で分かれます。2026年度は全区分がCBT方式です。
  • 令和7年度の合格率は14.3%から70.0%まで試験ごとに違います。受ける人の層や方式が違うため、優劣や難しさを決める数字ではありません。
  • 情シスの区画に近い試験は、対象者像で選べます。支援士は登録後も3年ごとに更新があり、講習が義務付けられています。
こんな方に#20代#30代#40代はじめて

情シスの仕事に近い国家試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の情報処理技術者試験と、情報処理安全確保支援士試験です。区分が多く、どれを受ければよいか迷います。IPAの公式資料から、試験の地図、令和7年度の数字、仕事との対応、支援士の登録と更新を3枚の図にしました。

試験の地図 段階・方式・時期で分かれる

IPAの「試験区分一覧」は、試験を「共通的知識」「基本的知識・技能」「応用的知識・技能」「高度な知識・技能」の段階で並べています。IPAはこの段階に番号を付けていないので、この記事も番号は使いません。

IPAの国家試験の地図。ITを活用する人向けにITパスポート(120分・100問)と情報セキュリティマネジメント(120分・60問)、どちらもCBT方式で随時。情報処理技術者に基本情報(科目A 90分・60問、科目B 100分・20問・随時)と応用情報(2026年度は前期・後期)。高度試験8区分は前期にST・SA・NW・SM、後期にPM・DB・ES・AU。情報処理安全確保支援士試験は前期・後期で、合格後の登録で国家資格の登録セキスペになる。受験手数料は7,500円、2026年度は全区分CBT、現行制度は2026年度まで
IPAの国家試験を段階・方式・時期で並べた試験の地図作成: 編集部 / もとの資料: IPA 試験区分一覧、スケジュール・手数料など、試験制度の見直しの検討状況
段階 試験 IPAが書く対象者像(要約) 時期(2026年度)
共通的知識 ITパスポート(IP) 職業人とこれから職業人になる人。ITの共通的な基礎知識をもつ者 随時
基本的知識・技能 情報セキュリティマネジメント(SG) 利用部門の情報セキュリティリーダー 随時
基本的知識・技能 基本情報技術者(FE) ITを活用したサービスやシステムを作る人材に必要な基本的知識・技能をもつ者 随時
応用的知識・技能 応用情報技術者(AP) 応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者 前期・後期
高度な知識・技能 ITストラテジスト(ST)、システムアーキテクト(SA)、ネットワークスペシャリスト(NW)、ITサービスマネージャ(SM) 高度IT人材として確立した専門分野をもつ者 前期
高度な知識・技能 プロジェクトマネージャ(PM)、データベーススペシャリスト(DB)、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)、システム監査技術者(AU) 同上 後期
高度な知識・技能 情報処理安全確保支援士(SC) サイバーセキュリティの専門知識で、安全な情報システムの企画から運用を支援する者 前期・後期

2026年度は、すべての試験区分がCBT方式です。CBTは、試験会場のパソコンで解答する方式です。身体の不自由等でCBT方式で受けられない人には、筆記の特別措置試験があります。令和7年度までは、応用情報以上の試験は筆記で実施されていました。

受験手数料は7,500円です。情報処理技術者試験は消費税込みで、情報処理安全確保支援士試験は非課税です。

申込みの時期

ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報は、通年で随時受け付けています。応用情報以上は、期間が決まっています。

試験 申込受付 試験の実施
応用情報(前期) 2026年10月6日10時〜11月7日17時 科目A 10月28日〜11月10日、科目B 11月24日〜12月6日
ST・SA・NW・SM・支援士(前期) 2026年10月6日10時〜10月24日17時 科目A 10月17日〜10月27日、科目B 11月11日〜11月23日
応用情報(後期) 2027年1月27日〜2月16日 科目A 2月6日〜2月19日、科目B 3月3日〜3月15日
PM・DB・ES・AU・支援士(後期) 2027年1月27日〜2月27日 科目A 2月20日〜3月2日、科目B 3月16日〜3月28日

前期の申込みに障害があった件は、IPA、試験申込の障害は復旧も座席未確保、受験予定社員の確認をにまとめています。

令和7年度の応募者・受験者・合格者・合格率

次の図と表は、令和7年度(2025年度)の数字です。IPAの統計の「推移表(令和7年度)」と、iパスの年間の公表から取りました。合格率は、合格者数を受験者数で割った数字です。

令和7年度の13試験の数字の表。ITパスポートは応募307,266人・受験271,352人・合格132,012人・合格率48.6%、情報セキュリティマネジメント50,226・45,924・32,141・70.0%、基本情報172,217・147,186・56,370・38.3%、応用情報125,041・82,668・19,319・23.4%、支援士49,030・35,342・7,333・20.7%。高度試験はST 15.0%、SA 15.5%、NW 17.8%、SM 14.7%、PM 14.3%、DB 18.4%、ES 15.3%、AU 16.1%。合格率は優劣や難しさを決める数字ではないと注意書きがある
令和7年度の応募者・受験者・合格者・合格率(IPAの統計)作成: 編集部 / もとの資料: IPA 統計情報(令和7年度推移表)、iパス 年間応募者数等について
試験 実施 応募者数 受験者数 合格者数 合格率
ITパスポート 通年(CBT) 307,266 271,352 132,012 48.6%
情報セキュリティマネジメント 通年(CBT) 50,226 45,924 32,141 70.0%
基本情報技術者 通年(CBT) 172,217 147,186 56,370 38.3%
応用情報技術者 春期・秋期の合計 125,041 82,668 19,319 23.4%
情報処理安全確保支援士 春期・秋期の合計 49,030 35,342 7,333 20.7%
ITストラテジスト 春期 7,889 5,586 836 15.0%
システムアーキテクト 春期 6,021 3,963 616 15.5%
ネットワークスペシャリスト 春期 17,297 11,948 2,126 17.8%
ITサービスマネージャ 春期 2,898 2,002 295 14.7%
プロジェクトマネージャ 秋期 13,540 8,511 1,219 14.3%
データベーススペシャリスト 秋期 14,416 9,769 1,796 18.4%
エンベデッドシステムスペシャリスト 秋期 1,696 1,156 177 15.3%
システム監査技術者 秋期 3,183 2,245 362 16.1%

単位は人です。ITパスポートの数字は、IPAの「iパス」の公表(令和7年度の年間応募者数307,266人、合格者数132,012人、合格率48.6%)と同じです。支援士の春期の合格率は19.0%、秋期は22.3%、応用情報の春期は22.1%、秋期は24.5%でした。

合格率の読み方

合格率は、14.3%(プロジェクトマネージャ)から70.0%(情報セキュリティマネジメント)まで試験ごとに違います。ただし、この差で試験の優劣や難しさは決められません。

  • 受ける人の層が違います。ITパスポートは、IT系ではない企業の人が多く応募しています(令和7年度の社会人の応募者は、非IT系企業が179,995人、IT系企業が40,715人)。
  • 実施の方式と形式が違います。令和7年度は、通年の3試験がCBTで、応用情報以上は筆記でした。応用情報以上は記述式や論述式の科目があります。
  • 令和8年度は、応用情報以上もCBT方式に変わります。令和7年度の数字と並べて、増減を判断することはできません。

情シスの仕事と試験の対応

次の図は、各試験の対象者像にIPAが書いている言葉を、情シスの仕事の区画に並べたものです。区画の分け方は、社内SE(情シス)という就職先を図解 仕事の全体像とSIer・SaaS企業との違いの5区画に合わせた編集部の整理で、IPAが情シス向けの試験と書いているわけではありません。

情シスの仕事とIPAの試験の対応。1 土台(IP・FE・AP)、2 セキュリティ(SG・SC)、3 ネットワーク・データ基盤(NW・DB)、4 企画・調達・運用管理(ST・SA・PM・SM)、5 監査・内部統制(AU)に各試験の対象者像の要約が並ぶ。右下に登録セキスペの流れ: 合格、登録申請(年2回 4月1日・10月1日)、有効期限3年、講習4回(オンライン3回・実践1回)、更新申請(期限の60日前まで)。区画への対応は編集部の整理
情シスの仕事の区画と試験の対応、登録セキスペの登録と更新作成: 編集部 / もとの資料: IPA 各試験区分のページ、登録セキスペ 更新について
情シスの区画 近い試験 IPAの説明(要約)
土台の知識 ITパスポート、基本情報、応用情報 ITの共通的な基礎知識。IT全般の基本的な事項。技術から管理、経営までの幅広い知識
セキュリティ 情報セキュリティマネジメント、支援士 利用部門での情報セキュリティの確保。外部委託の要求事項を契約で明確にする業務。安全な情報システムの企画から運用の支援
ネットワーク・データ基盤 ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト 情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守で中心的な役割
企画・調達・運用管理 ST、SA、PM、SM IT戦略の策定、要件定義とアーキテクチャ設計、プロジェクトのマネジメント、サービスの計画から改善までの指揮・管理
監査・内部統制 システム監査技術者 情報システムを独立かつ客観的な立場で検証・評価し、保証や改善の助言を行う

エンベデッドシステムスペシャリストは、組込みシステムの開発が対象のため、この表には入れていません。

登録セキスペは、登録のあとに更新と講習がある

情報処理安全確保支援士は、試験と資格が分かれています。試験に合格した人が、所定の登録手続きを行うと、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の資格保持者になります。

項目 IPAの説明
登録日 年2回(4月1日、10月1日)
次回の新規登録の申請締切 2027年2月15日(消印有効・4月1日登録分)
登録の有効期限 登録日または更新日から3年
更新の条件 受講が義務付けられている講習4回(オンライン講習3回、実践講習1回)の修了
更新申請の期限 更新期限の60日前まで
更新手数料 かからない

2024年4月1日、2021年4月1日、2018年4月1日に登録した人は、2027年1月30日までに更新申請が必要です。更新申請は、情報処理安全確保支援士ポータルサイトで行います。2020年4月以前に発行された紙の登録証は無効だと、IPAは書いています。

試験の合格と、登録後の維持は別の話です。会社で資格手当や受験費用の補助を決めるときは、登録と更新の費用や講習の時間を誰が負担するかも、あわせて決めておきます。登録の手数料と講習の費用は、この記事ではIPAの資料で確かめられなかったため書いていません。

今日からできること

  1. 担当している区画を、「情シスの仕事と試験の対応」の5つの区画から選び、近い試験の対象者像をIPAの各試験のページで読む。
  2. 試験を受けるなら、「申込みの時期」の表で時期を確かめる。前期のST・SA・NW・SM・支援士の申込みは、2026年10月24日17時までです。
  3. 合格率だけで試験を選ばない。令和7年度の統計は、試験の方式が令和8年度と違うと知っておく。
  4. 社内で受験を勧めるときは、受験手数料7,500円と、申込みの時期を、先に総務や上司に伝える。
  5. 支援士の取得を考えるなら、合格後の登録と3年ごとの更新、講習の負担も、会社の制度として話し合う。

よくある質問

Q情シスは、どの国家試験から受ければよいですか。

AIPAは、基本情報技術者試験を「ITエンジニアの登竜門」と紹介し、ITエンジニアとして始めるならまず受けることをお勧めしています。ITに関する共通的な基礎知識を確かめたい人には、ITパスポート試験の対象者像が当てはまります。担当の区画に合わせて選んでください。

Q合格率が低い試験ほど難しいのですか。

A合格率は、合格者数を受験者数で割った試験ごとの数字です。受ける人の層、実施の方式、問題の形式が試験ごとに違うため、合格率だけで試験の難しさや優劣は決められません。

Q情報処理安全確保支援士は、合格すればずっと名乗れますか。

A合格後に登録手続きをすると資格保持者になります。登録の有効期限は3年で、更新には、受講が義務付けられている講習の修了と更新申請が必要です。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月12日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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