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ElectronのUSB・HIDの権限の判定に欠陥 社内で作ったアプリは44.3.0などへ

Electronで、iframeからのUSB・HIDの権限の確かめに、iframeではなく親のページの出どころが渡される欠陥(CVE-2026-113800、Medium)が公表されました。対象は一部の作りのアプリだけで、修正版は44.3.0・43.7.0・42.11.3です。社内で作ったアプリと、配られているアプリで確かめることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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ElectronのUSB・HIDの権限の判定に欠陥 社内で作ったアプリは44.3.0などへ

この記事のまとめ

  • デスクトップのアプリを作る土台Electronで、USBとHID(キーボードや専用の機器など)の権限の確かめに関わる欠陥CVE-2026-113800(Medium、CVSS 5.4)が、10月22日(日本時間)に公表されました。
  • iframeから権限を求めたとき、権限を確かめる仕組みに、iframeではなく親のページの出どころが渡されていました。出どころで許可を決めているアプリでは、埋め込んだ別のサイトに、親のページ向けの権限を与えてしまうおそれがあります。
  • 影響するのは、出どころで判断する権限の確かめを書き、外のiframeにUSBやHIDを許しているアプリだけです。社内で作ったアプリは、Electron 44.3.0・43.7.0・42.11.3以降で作り直します。
こんな方に#20代#30代#40代実務

デスクトップのアプリを作る土台「Electron」で、USBとHIDの権限の確かめに関わる欠陥CVE-2026-113800が、10月22日(日本時間)に公表されました。HIDは、キーボードやマウス、専用の入力の機器などをつなぐ仕組みです。深刻度はMedium(CVSS 5.4)で、影響するのは一部の作りのアプリだけです。社内で作ったElectronのアプリがあれば、作りを確かめて、修正版で作り直してください。

何が起きていたか

ElectronのGitHubのセキュリティ勧告の影響の説明。iframeからのhidとusbの権限の確かめで、session.setPermissionCheckHandlerに、求めたiframeではなく上のページの出どころと情報が渡されていたこと。出どころでこれらの権限を許すアプリは、埋め込んだ枠に上のページ向けの権限を与えうること。setPermissionCheckHandlerでhidやusbを出どころで判断し、allow=hidやallow=usbを付けた別の出どころのiframeを埋め込む場合だけが影響を受け、信用できないiframeに任せないアプリは影響を受けないこと、が書かれている
Electronの勧告の影響の説明(英語)。iframeに親のページの出どころが渡されていた出典: Electron「HID and USB permission checks can be attributed to the wrong origin」(GHSA-fw47-9c62-h3vw)(引用)

Electronの勧告によると、アプリの中に埋め込んだiframe(別のページを表示する枠)からUSBやHIDの権限を求めたとき、アプリが権限を判断する仕組み(session.setPermissionCheckHandler)に、iframeではなく、いちばん上のページの出どころと情報が渡されていました。そのため、出どころを見て許可を決めているアプリでは、埋め込んだ別のサイトに、本来は上のページのための機器への権限を与えてしまうおそれがありました。

影響するのは、次の両方にあてはまるアプリだけです。

  • setPermissionCheckHandlerで、HIDやUSBの許可を出どころで判断している
  • 別の出どころのiframeを埋め込み、allow="hid"やallow="usb"を付けている

信用できないiframeにこれらの機能を任せていないアプリは、影響を受けないとしています。

系列 修正版
Electron 45(開発版) 45.0.0-alpha.5
Electron 44 44.3.0
Electron 43 43.7.0
Electron 42以前 42.11.3

すぐに作り直せない場合の回避策として、信用できないiframeにallow="hid"・allow="usb"を付けないこと、または機器を選ぶ処理(select-hid-device・select-usb-device)でdetails.frameを使って判断することが挙げられています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: 社内で作ったElectronのアプリで、USBやHIDの機器(バーコードの読み取り機、カードの読み取り機、専用のキーボードなど)を扱い、外のページをiframeで埋め込んでいる会社です。
  • 影響する(確かめが要る): 会社で配っている、Electronで作られたほかの会社のアプリです。作りによるため、各アプリの更新を当てます。
  • 影響しない: USBやHIDの権限を使わない、またはiframeにこれらを許していないアプリです。

Electronは10月17日にも、別の脆弱性3件を直しています(Electronに脆弱性3件、組み込み設定の確認と修正版への更新を)。

情シスが今日やること

  1. 社内で作ったElectronのアプリを洗い出す。 開発部門や委託先に、社内のアプリのElectronの版と、USB・HIDの機器を扱っているか、外のページをiframeで埋め込んでいるかを確かめてもらいます。
  2. 当てはまるアプリを作り直す。 Electron 44.3.0・43.7.0・42.11.3以降で作り直して配ります。すぐに無理なら、勧告の回避策(信用できないiframeにallow="hid"・allow="usb"を付けない)を先に入れます。
  3. 配っているアプリを更新する。 Slack、Teams、VS Codeなど、Electronで作られたアプリは、自動の更新が止まっていないかを確かめ、最新の版にそろえます(当社の見立て)。

よくある質問

QSlackやTeams、VS Codeも直す必要がありますか。

Aこれらのアプリは、それぞれ自分の中にElectronを持っています。影響を受けるかは、各アプリがこの作り(USB・HIDの権限を出どころで判断し、外のiframeに許す)をしているかで決まり、勧告からは分かりません。各アプリの更新を当てておけば、Electronの修正が取り込まれた版になります(当社の見立て)。

Qすぐに作り直せない場合は。

AElectronの勧告は、信用できないiframeにallow="hid"やallow="usb"を付けないこと、または機器を選ぶ処理(select-hid-device・select-usb-device)で、details.frameを使って判断することを、回避策として挙げています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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