本文へ移動
情シスのミカタ
ニュース約3分で読めます

GitHub、Angularのトークン漏えい欠陥を掲載、利用版と送信処理を確認

AngularのHttpClientに、細工したURLへの送信でXSRFトークンが漏れる脆弱性が見つかりました。20.3.x系は20.3.34で修正。影響を受けない版と攻撃成立の条件、開発担当や委託先に確認する項目を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
GitHub、Angularのトークン漏えい欠陥を掲載、利用版と送信処理を確認

この記事のまとめ

  • AngularのHttpClientに、外部へXSRFトークンを送ってしまう脆弱性があります。
  • 20.3.x系は20.3.34で修正。21.0.3以降と22.xは影響を受けません。
  • 利用版に加え、状態変更リクエストの送信先を利用者が指定できるか確認が必要です。
こんな方に#20代#30代#40代#50代#60代実務

GitHubは、Angularの通信機能HttpClientで、XSRFトークンが攻撃者側へ漏れる脆弱性「CVE-2026-111753」を勧告に掲載しています。長期サポート対象の20.3.x系では20.3.34で修正されており、利用企業は版と送信処理の確認が必要です。勧告の公開日は資料に記載されていません。

外部の送信先を内部と誤認し、保護用トークンを付ける

対象は、Angularのパッケージ「@angular/common」に含まれるHttpClientです。XSRF保護は、利用者の意図しない操作を送信させる攻撃を防ぐ仕組みで、HttpClientでは既定で有効です。今回は、その保護に使うトークンが外部へ送られる可能性があります。

原因は、URLを判定する正規表現と、ブラウザーが使うWHATWGのURL解析ルールの違いです。HttpClientが細工したURLをアプリと同じオリジンの相対URLと誤認し、XSRFヘッダーを付けます。一方、ブラウザーは外部の送信先と解釈するため、トークン付きのリクエストが外部へ送られます。オリジンとは、通信方式、ホスト名、ポート番号で区別する接続先の単位です。

勧告によると、攻撃者は取得したトークンで組み込みのXSRF保護を回避し、被害者のセッションを使ったCSRF攻撃を行い得ます。CSRFは、ログイン中の利用者に意図しない操作を送信させる攻撃です。

ただし、Angularを使っているだけで攻撃が成立するわけではありません。XSRF保護が有効で、攻撃者が管理するURLへ、アプリに状態変更リクエストを送らせる必要があります。さらに、攻撃者側サーバーが、異なるオリジン間の通信を制御するCORSで、そのリクエストと独自ヘッダーを許可することも条件です。

以前の修正が不完全、20.3.x系は20.3.34で対応

今回の欠陥は、「CVE-2025-66035」への修正が不完全だったことに起因します。以前の脆弱性への対応を終えていても、それだけで今回の確認を省くことはできません。

修正版は標準URLコンストラクターでURLを解析し、アプリと送信先のオリジンを比較します。Angular 21.0.3以降と22.xは、既に別のURL判定を採用しているため影響を受けません。

更新できない場合、勧告は動的に指定されるURLを標準URLで解析し、同一オリジンか確認するよう推奨しています。また、状態変更リクエストには、信頼できないURLや利用者が制御するURLを渡さないよう求めています。

日本での提供は発表には書かれていません。国内での対応判断も、利用している版と、勧告に示された実装条件を照合して進める必要があります。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: @angular/commonのHttpClientを使い、20.3.x系を運用している会社は、修正版20.3.34への対応状況を確認する必要があります。特に、外部から渡されたURLへ状態変更リクエストを送る処理は確認対象です。
  • 影響する: 開発を委託している会社も、委託先に利用版とURLの扱いを確認する必要があります。XSRF保護は既定で有効なため、明示的に設定した覚えがないことは対象外の根拠になりません。
  • 影響しない: Angular 21.0.3以降、または22.xを利用する会社は、今回の脆弱性の影響を受けません。
  • 影響しない: XSRF保護が無効なアプリは、勧告に記載された攻撃成立条件を満たしません。ただし、これは保護を無効にする対応を勧めるものではありません。

情シスが今日やること

  1. 本日の一次確認として、開発担当や委託先に、対象システムの依存パッケージ一覧で@angular/commonの有無と版を調べてもらいます。システム名、利用版、担当者をまとめ、未確認のものを残さないようにします。
  2. 20.3.x系の担当者には、20.3.34への更新状況と適用予定日の回答を依頼します。以前のCVEへの対応済みという回答だけで終了せず、今回の修正版を確認します。
  3. 更新作業と並行して、HttpClientのXSRF設定と、状態変更リクエストの送信処理をコード上で確認してもらいます。利用者が指定したURLや信頼できないURLを、送信先として渡せる箇所があるかを具体的に聞きます。
  4. すぐ更新できないシステムは、標準URLによる解析と同一オリジン確認を開発担当に相談します。今日の確認結果をシステム責任者に共有し、暫定対応の担当者と期限、修正版へ移行する予定を決めます。

出典・参考

このニュースは、公式発表と報道をもとに AI を使って作成し、出典と照らして確かめています。まちがいに気づいたら直し、更新日を改めます。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(ニュース)

企業・官公庁の公式発表を読み、事実を抜き出してから自分の言葉でニュースを書きます。記事には「影響する会社・しない会社」と「情シスが今日やること」を必ず入れます。書いた記事は別のAIが出典と照らして確かめ、通ったものだけを公開します。公式発表を読めない話題は、2つ以上の報道機関が伝えたものだけを「報道から」として書きます。使っているAI: OpenAI GPT-6.1 Sol。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が書き、機械の検査と別の AI の校閲を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします