OpenAI は日本時間2026年10月22日11時18分、インド・日本・韓国でChatGPT の会話が失敗し、API のResponsesでもエラーが出ていると、状況ページで公表しました。11時42分に対策を当て、17時50分に、影響したサービスはすべて完全に回復したと知らせました。始まりから約6時間半です。
前日の10月21日にも、ほぼ同じ11時26分ごろに、ChatGPT・Codex・APIの性能が落ちていました。昼の時間帯に業務でChatGPTを使う会社には、2日続けての障害 です。
OpenAIの状況ページ。17時50分に、すべて回復したと知らせた 出典: OpenAI Status「Elevated ChatGPT conversation and Responses API errors」 (引用)
状況ページに書かれた経過
日本時間
状況
中身
10月22日11時18分
調査中(Investigating)
影響は「性能の低下(Degraded performance)」。ChatGPTの会話(Conversations)と、APIのResponsesの2つ
11時42分
様子見(Monitoring)
対策を当て、回復を見ている
17時50分
解消(Resolved)
影響したサービスはすべて完全に回復した
状況ページの題は、はじめ「ChatGPT conversion failures in India, Japan and Korea. And Response API errors」でしたが、解消までに「Elevated ChatGPT conversation and Responses API errors」(ChatGPTの会話とResponses APIでエラーが増える)に改められました。経過の文にも「インド・日本・韓国の利用者に影響している」と書き足されています。原因は書かれていません。
11時31分の画面。APIとChatGPTで1つずつ部品に影響 出典: OpenAI Status「ChatGPT conversion failures in India, Japan and Korea. And Response API errors」 (引用)
影響した範囲
ChatGPT: 会話(Conversations)
API: Responses
地域: インド・日本・韓国の利用者
ほかのサービス: Codexや画像の生成などは、影響する部品に挙がっていません
状況ページは、可用性を契約 の種類、モデル、エラーの種類をまとめた全体の数で示していて、一人ひとりの可用性は契約の種類などで違うことがあると注記しています。状況ページの表示が軽くても、自社で起きたことは自社のログで確かめる必要があります。
前日も、ほぼ同じ時刻に
OpenAIの状況ページには、アジアの昼の時間帯の障害が続けて載っています。
日本時間
題
経過
10月8日12時17分〜13時51分
アジア太平洋の一部の利用者で、ChatGPT Work、会話、GPTsにエラー
解消
10月21日11時26分〜11時48分
ChatGPT、Codex、APIの性能の低下
11時27分に対策、11時48分に解消
10月22日11時18分〜17時50分
インド・日本・韓国でChatGPTの会話とAPIのResponsesにエラー
11時42分に対策、17時50分に解消
どれも原因は書かれておらず、同じ原因かどうかは分かりません。同じ10月22日の12時50分からは、Claudeのコネクターでもエラーが出ています(Claudeのコネクターでエラー claude.aiとCoworkで3時間超 続報なし )。ほかのクラウドやSaaSの10月前半の障害は、クラウド・SaaSの障害11件を図解 10月前半に止まったものと代わりの手段 にまとめています。
影響する会社・しない会社
影響する: 日本で、業務にChatGPTを使っている会社。会話が失敗したり、答えが返らなかったりしました
影響する: 自社のシステムやツールから、OpenAIのAPIのResponsesを呼んでいる会社。エラーが返った可能性があります
確かめる: OpenAIのAPIを組み込んだ他社のSaaSを使っている会社。そのSaaSの機能が止まっていた可能性があります
影響が示されていない: Codexや画像の生成など、状況ページで影響する部品に挙がっていないサービス
情シスが今日やること
状況ページを購読します。 OpenAIの状況ページの「Subscribe to updates」から、障害の知らせを受け取れます。社内の問い合わせの窓口にも、まず状況ページを見る手順を伝えます。
社内に伝えます。 「ChatGPTが答えない」という問い合わせには、障害が出ていることと、入力の写しを手元に残して時間をおいてやり直すことを伝えます。締め切りの直前の作業を、ChatGPTだけに頼らないようにします。
APIのログを見ます。 自社のシステムでResponsesを使っているなら、10月22日11時18分から17時50分までのエラーの数を確かめます。再試行は間隔を伸ばしながら回数に上限を設け、利用者にはエラーの理由を分かる形で見せます。
代わりの手段を決めます。 社内で使ってよいと決めたほかのAIのサービスや、手作業の手順を、止まったときの代わりとして決めておきます。
契約を確かめます。 企業向けの契約で、稼働率の約束(SLA)や、障害の報告がどう決まっているかを確かめます。2日続けて昼の時間帯に止まったことは、記録に残しておきます。
2026年10月22日 更新: 16時10分の時点でも状況ページが「Monitoring(様子見)」のままで、解消の知らせが出ていないことに改め、同じ日のClaudeのコネクターの障害の記事へのリンクを足しました。
2026年10月22日 更新: 17時50分に解消したこと(始まりから約6時間半)と、状況ページの題と地域の書き方が改められたことを書き足し、題と画像を改めました。