高齢者向けの住まいを運営するALSOKジョイライフで、同社の端末が外部から不正に遠隔操作され、施設「ベルパージュ奈良あやめ池」の入居者の情報が閲覧された可能性がある、と公表されました。10月1日の調査結果では、流出を示す事実は確認されなかったとしています。同社の公表(7月31日)と調査結果(10月1日)をもとに整理します。
何が起きたか
ALSOKジョイライフ株式会社は2026年7月31日、同社の端末が外部の第三者による不正アクセスを受け、不正な遠隔操作が行われたと公表しました。判明したのは7月4日です。調べた結果、同社が持つ個人情報の一部が閲覧された可能性があることを確かめたとしています。
7月31日の公表。閲覧された可能性がある情報と件数(134件)出典: ALSOKジョイライフ「外部からの不正アクセスに伴う個人情報漏えいの可能性に関するお詫びとお知らせ」(引用)
閲覧された可能性があるのは、ベルパージュ奈良あやめ池の、過去と現在の入居者134件の、次の情報です。
- 在所の状況、利用者コード
- 氏名、フリガナ、性別、生年月日
- 居室番号
- 受付サービスの内容(一般入居・体験入居)
- 入退去日、契約日・解約日
同社は、判明した直後に該当の端末のネットワーク接続を切り、関係するアカウントのアクセスを止めたとしています。どの端末だったか、どうやって遠隔操作されたかは、公表されていません。
時系列
- 2026年7月4日: 同社の端末への不正アクセスと、不正な遠隔操作が判明。端末のネットワーク接続を切り、関係アカウントのアクセスを停止
- 2026年7月31日: 入居者134件の情報が閲覧された可能性があると公表。端末の隔離・初期化とパスワードの変更、外部の専門事業者によるログの解析と影響範囲の調査、個人情報保護委員会への報告を実施
- 2026年10月1日: 調査結果を公表。フォレンジック調査の結果、個人情報の流出を示す事実は確認されず。対象者への連絡は完了
調査の結果
10月1日の調査結果では、外部のセキュリティ専門事業者によるフォレンジック調査の結果、個人情報の流出を示す事実は確認されなかった、としています。
10月1日の調査結果。流出を示す事実は確認されず出典: ALSOKジョイライフ「外部からの不正アクセスに伴う個人情報漏えいの可能性に関する調査結果のご報告」(引用)
同社は再発防止策として、セキュリティの管理体制の強化、端末の利用に関する運用ルールの見直し、従業員への情報セキュリティ教育の徹底を挙げています。問い合わせは、同社の福祉サービス事業部(平日9時〜18時)で受け付けています。