MicrosoftはPowerShell 7の脆弱性2件を公表し、直る版として7.4.21・7.5.12・7.6.8を挙げています。2件とも10月13日の月例の更新で出たもので、Microsoftは10月22日に、修正の版とダウンロードのリンクの表を直しました。いまの表では、7.6系の直る版は、10月22日に出たばかりの7.6.8です。
PowerShell 7は、Windowsに最初から入っているWindows PowerShell 5.1とは別に入れるソフトです。入れ方によっては、Windows Updateでは上がりません。社内の端末やサーバーに入っていないか、上がっているかを確かめる必要があります。
2件の中身
| CVE | 種類 | CVSS | Microsoftの説明 |
|---|---|---|---|
| CVE-2026-96251 | リモートでのコードの実行 | 8.8 | 攻撃者が悪意のあるサーバーを用意し、利用者に、影響する版のPowerShellからそのサーバーにつながせる。返ってきた応答を処理するときに、利用者の端末でコードが動く。利用者の操作が要る |
| CVE-2026-96303 | セキュリティの機能の回避 | 6.5 | Windows Defender Application Control(WDAC)とPowerShellの制限付き言語モードの制限をすり抜け、信頼していないコードを動かせる |
どちらも、10月22日の時点で悪用や公開は確認されていません。
| 系列 | 直る版 | 出た日 |
|---|---|---|
| PowerShell 7.4 | 7.4.21 | 10月13日(米国時間) |
| PowerShell 7.5 | 7.5.12 | 10月13日(米国時間) |
| PowerShell 7.6 | 7.6.8 | 10月22日(米国時間) |
Microsoftは、10月22日の表の直しを「情報の訂正だけ」と説明しています。7.6系を使っていて、10月13日のあとに上げたつもりの場合も、いまの版が7.6.8以降かを確かめます。
WDACや制限付き言語モードで、PowerShellで動かせるものを絞っている会社は、CVE-2026-96303でその守りがすり抜けられる恐れがあります。こうした守りに頼っているなら、優先して上げます(当社の見立て)。













