本文へ移動
情シスのミカタ
ニュース約4分で読めます

PowerShell 7に脆弱性2件 Windowsの更新では上がらないことも

MicrosoftはPowerShell 7の脆弱性2件(CVE-2026-96251・96303)を直す版として、7.4.21・7.5.12・7.6.8を挙げています。7.6.8は10月22日に出たばかりです。PowerShell 7はWindowsに入っている5.1とは別のソフトで、入れ方によってはWindows Updateで上がりません。対象と、更新の確かめ方をまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
PowerShell 7に脆弱性2件 Windowsの更新では上がらないことも

この記事のまとめ

  • MicrosoftはPowerShell 7の脆弱性2件を公表しています。CVE-2026-96251は悪意のあるサーバーにつながせてコードを実行させるもの(CVSS 8.8)、CVE-2026-96303はWDACと制限付き言語モードを回避するもの(CVSS 6.5)です。
  • 直る版は7.4.21・7.5.12・7.6.8です。Microsoftは10月22日に修正の版の表を直していて、7.6系の7.6.8は同じ日に出たばかりです。
  • PowerShell 7は、入れるときにMicrosoft Updateを選んでいないとWindows Updateで上がりません。選んでいても、届くまで最大2週間かかり、任意の更新として配られます。
こんな方に#30代#40代#50代実務

MicrosoftはPowerShell 7の脆弱性2件を公表し、直る版として7.4.21・7.5.12・7.6.8を挙げています。2件とも10月13日の月例の更新で出たもので、Microsoftは10月22日に、修正の版とダウンロードのリンクの表を直しました。いまの表では、7.6系の直る版は、10月22日に出たばかりの7.6.8です。

PowerShell 7は、Windowsに最初から入っているWindows PowerShell 5.1とは別に入れるソフトです。入れ方によっては、Windows Updateでは上がりません。社内の端末やサーバーに入っていないか、上がっているかを確かめる必要があります。

2件の中身

CVE 種類 CVSS Microsoftの説明
CVE-2026-96251 リモートでのコードの実行 8.8 攻撃者が悪意のあるサーバーを用意し、利用者に、影響する版のPowerShellからそのサーバーにつながせる。返ってきた応答を処理するときに、利用者の端末でコードが動く。利用者の操作が要る
CVE-2026-96303 セキュリティの機能の回避 6.5 Windows Defender Application Control(WDAC)とPowerShellの制限付き言語モードの制限をすり抜け、信頼していないコードを動かせる

どちらも、10月22日の時点で悪用や公開は確認されていません。

系列 直る版 出た日
PowerShell 7.4 7.4.21 10月13日(米国時間)
PowerShell 7.5 7.5.12 10月13日(米国時間)
PowerShell 7.6 7.6.8 10月22日(米国時間)

Microsoftは、10月22日の表の直しを「情報の訂正だけ」と説明しています。7.6系を使っていて、10月13日のあとに上げたつもりの場合も、いまの版が7.6.8以降かを確かめます。

WDACや制限付き言語モードで、PowerShellで動かせるものを絞っている会社は、CVE-2026-96303でその守りがすり抜けられる恐れがあります。こうした守りに頼っているなら、優先して上げます(当社の見立て)。

Windows Updateで上がるとは限らない

Microsoft LearnのMicrosoft Update for PowerShell FAQの画面。PowerShellのMicrosoft Updateの機能で、Windows Update for Business、WSUS、Microsoft Endpoint Configuration Manager、設定の画面のMicrosoft Updateの流れでPowerShell 7の最新の更新を受け取れること。新しい版が出てからMicrosoft Updateで配られるまで最大2週間かかることがあり、セキュリティの修正を含む場合でも任意のソフトウェアの更新として配られること、急ぐ場合はGitHubのReleasesのページから入れるよう案内していることが英語で書かれている
MicrosoftのFAQ。Microsoft Updateに出るまで最大2週間、任意の更新として配る出典: Microsoft Learn「Microsoft Update for PowerShell FAQ」(引用)

PowerShell 7.2以降は、MSIで入れるときに、Microsoft Updateで更新を受け取るかを選べます。選んでいれば、Windows Update for Business、WSUS、Configuration Managerといった、ふだんのMicrosoft Updateの流れで更新を配れます。選んでいなければ、これらのどの経路でも更新は届きません。

選んでいても、注意があります。Microsoftによると、新しい版がMicrosoft Updateに出るまで、最大2週間かかることがあります。セキュリティの修正を含む更新でも、任意の更新として配られます。急いで入れたいときは、GitHubのリリースのページから入れるよう案内しています。

開発者や管理者が、MSIではなくzipやwinget、Microsoft Storeなど別の方法で入れていることもあります(当社の見立て)。入れ方がばらばらだと、版もばらばらになりがちです。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: 端末やサーバーにPowerShell 7(7.4・7.5・7.6)を入れている会社です。開発者や管理者の端末、管理用のサーバー、自動の処理を動かすサーバーに入っていることが多いです。
  • 影響する: WDACやPowerShellの制限付き言語モードで、動かせるスクリプトを絞っている会社です。CVE-2026-96303で、その守りがすり抜けられる恐れがあります。
  • 影響しない: PowerShell 7を入れておらず、Windowsに最初から入っているWindows PowerShell 5.1だけを使っている会社です。この2件の対象の製品の一覧に、5.1は入っていません。

情シスが今日やること

  1. 資産管理の道具で、PowerShell 7(pwsh)が入っている端末とサーバーを洗い出し、版を集めます。
  2. 7.4.21・7.5.12・7.6.8より前の版があれば、上げます。7.6系は、10月22日に出た7.6.8になっているかを確かめます。
  3. PowerShell 7をMicrosoft Updateで受け取る設定になっているかを確かめます。なっていなければ、MSIで入れ直すときにMicrosoft Updateを選ぶか、配布の道具で版を管理します。
  4. Microsoft Updateで受け取る設定でも、最大2週間かかり任意の更新になるため、急ぐ端末はGitHubのリリースのページの版で先に上げます。
  5. WDACや制限付き言語モードに頼っている端末は、優先して上げ、更新が済むまでの間は、知らないサーバーにPowerShellからつながないよう、利用者に伝えます。

よくある質問

QWindowsに最初から入っているPowerShellも対象ですか?

AMicrosoftの対象の製品の一覧に挙がっているのは、PowerShell 7.4、7.5、7.6です。Windowsに最初から入っているWindows PowerShell 5.1は、この2件の一覧には入っていません。

QPowerShell 7が入っているかは、どう分かりますか?

APowerShell 7は「pwsh」という名前で動き、ふつうはC:\Program Files\PowerShell\7 に入ります。pwshを開いて$PSVersionTableを見ると版が分かります。資産管理の道具で「PowerShell 7」のソフトの一覧を出す方法もあります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします