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WSLに権限昇格の脆弱性 対象はWSL本体、3.0.1以降へ更新

MicrosoftはWSL(Windows Subsystem for Linux)の権限昇格の脆弱性CVE-2026-102204について、10月20日に対象の製品をWSLに改め、最新版を入れるよう求めました。修正版はWSL 3.0.1です。Windowsの月例の更新とは別に、WSLの版を確かめる手順を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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WSLに権限昇格の脆弱性 対象はWSL本体、3.0.1以降へ更新

この記事のまとめ

  • WSLに、ローカルで権限を上げられる脆弱性CVE-2026-102204があります。10月13日に公開され、深刻度は重要(CVSS 7.8)です。
  • Microsoftは10月20日、この脆弱性はWSLという製品のものだと改め、最新版を入れるよう求めました。更新ガイドの修正版はWSL 3.0.1です。
  • WSLはWindowsの月例の更新とは別に更新されます。社内のPCでwsl --versionを確かめ、古ければwsl --updateで上げます。
こんな方に#20代#30代#40代#50代実務

Microsoftのセキュリティ更新プログラム ガイドに、Windows Subsystem for Linux(WSL)の権限昇格の脆弱性CVE-2026-102204が載っています。10月13日に公開され、10月20日の改訂で、この脆弱性がWSLという製品のものだと改められました。Microsoftは、WSLを使う利用者に最新版を入れるよう求めています。

WSLは、Windowsの上でLinuxを動かす仕組みです。開発者のPCで広く使われています。今のWSLは、Windowsの月例の更新とは別に、Microsoft StoreやGitHubから更新されます。この記事の内容は、2026年10月21日に更新ガイドとMicrosoft Learnで確かめたものです。

更新ガイドに書かれたこと

Microsoftのセキュリティ更新プログラム ガイドの画面。題はWindows Subsystem for Linuxの権限昇格の脆弱性、CVE-2026-102204。新規と最近更新されたの表示。影響は特権の昇格、最大深刻度は重要、脆弱性はCWE-59、CVSS 3.1の値は7.8と6.8
セキュリティ更新プログラム ガイドのCVE-2026-102204の画面(日本語表示)出典: Microsoft「CVE-2026-102204」セキュリティ更新プログラム ガイド(引用)
項目 更新ガイドの内容
中身 ファイルにアクセスする前のリンクの解決が適切でない(CWE-59)。権限のある攻撃者が、ローカルで権限を上げられる
深刻度 重要。CVSS 3.1の基本値は7.8
攻撃の条件 ローカルから。攻撃の複雑さは低く、低い権限が要り、利用者の操作は要らない
悪用・公開 どちらも「いいえ」。攻撃される可能性は「未実証」
対象の製品 Windows Subsystem for Linux(WSL2)
修正版 WSL 3.0.1(リリースノートはGitHub)

改訂の履歴は、10月13日が「情報の公開」、10月20日が「この脆弱性がWindows Subsystem for Linuxの製品にあることを反映するためCVEを更新。この製品を使う利用者は、最新版を入れることを勧める」です。

修正版は9月29日のWSL 3.0.1

GitHubのWSLのリリースでは、3.0.1は2026年9月29日に公開されました。WSLでLinuxのコンテナを動かす「WSL containers(WSLc)」の一般提供と同じ版です。リリースノートには、変更の一覧が並んでいます。どの変更がこの脆弱性の修正にあたるかは、書かれていません。

GitHubのmicrosoft/WSLのリリース3.0.1の画面。WSLc is generally availableの見出しと、WSL containersの一般提供の案内、公式の発表と設計の解説へのリンク。What's Changedに変更の一覧が並ぶ
GitHubのWSL 3.0.1のリリースノート(9月29日)出典: Microsoft「microsoft/WSL Release 3.0.1」(GitHub)(引用)

10月21日時点で、正式版の最新は10月9日の3.0.3です。10月20日にはプレビュー版の3.0.4も出ています。

WSLの版を確かめる

Microsoft Learnの説明では、WSLの版は次のコマンドで確かめ、上げられます。

  • wsl --version: WSLとその部品の版を表示する
  • wsl --update: WSLを最新の版に上げる。--web-download を付けると、Microsoft StoreではなくGitHubから取得する

Microsoft Storeを使えないPCでは、--web-download を付けてGitHubから取得する方法があります。社内の配布の仕組みで新しい版を配るかどうかも、社内の決まりに沿って決めます。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: 社内のPCでWSLを使っていて、WSLの版が3.0.1より前の会社です。PCに入れる権限のある人に、権限を上げられる恐れがあります。
  • 影響する: 開発者が自分でWSLを入れているのに、情シスが版を管理していない会社です。Windowsの月例の更新だけでは、WSLの版は確かめられません。
  • 影響しない: WSLを入れていないPCは、この脆弱性の対象ではありません。

情シスが今日やること

  1. 社内のPCのうち、WSLを入れているものを洗い出します。開発部門やデータ分析の部門に、使っているかを聞きます。
  2. WSLを入れているPCで wsl --version を実行してもらい、WSLの版が3.0.1以上かを確かめます。
  3. 3.0.1より前なら、wsl --update で上げてもらいます。Microsoft Storeを止めている場合は、--web-download か、社内の配布の仕組みを使います。
  4. 資産管理の道具で、WSLの版を一覧にできるかを確かめます。Windowsの更新の状況とは別の項目として、記録に残します。

よくある質問

QWindowsの10月の更新を当てれば直りますか。

A更新ガイドでは、対象の製品はWindows Subsystem for Linux(WSL2)で、修正版はWSL 3.0.1です。WSLの版は、Windowsの版とは別に確かめる必要があります。

Qすでに悪用されていますか。

A更新ガイドでは、悪用の有無と公開の有無はどちらも「いいえ」です。攻撃される可能性は「未実証」となっています。

QWSLの版はどう確かめますか。

AMicrosoft Learnの説明では、wsl --versionでWSLとその部品の版を確かめられます。wsl --updateで最新の版に上げられ、--web-downloadを付けるとMicrosoft StoreではなくGitHubから取得します。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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