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「パソコンが重い」の正体と、情シスの1分切り分け

「パソコンが重い」の問い合わせは、メモリー、ディスクの空き、起動時に動くアプリ、更新やスキャン、ネットワークまで原因がばらばらです。公開されている声10件とMicrosoftの公式案内から、1分で聞く3つの質問と、社員が自分で試せる手順をまとめました。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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「パソコンが重い」の正体と、情シスの1分切り分け

この記事のまとめ

  • 「重い」は症状の名前です。メモリー、ディスクの空き、起動時に動くアプリ、裏の更新やスキャン、ネットワーク、機械の古さのどこかを、タスク マネージャーの3つの数字で絞れます。
  • 情シスが最初に聞くのは「いつから重いか」「何を開いているか」「最後に再起動したのはいつか」の3つです。責める聞き方にならないよう、「何をしましたか」とは聞きません。
  • 社員は、不要なアプリとタブを閉じ、それでも重ければ再起動し、それでも重ければタスク マネージャーの画面を添えて連絡すると、早く直ります。
こんな方に#20代#30代#40代#50代#60代はじめて

「パソコンが重いです」。情シスに届く問い合わせの中でも、いちばん聞く一言かもしれません。ところが、この一言だけでは、何が重いのか分かりません。

公開されている声を10件読み、Microsoftの公式案内で確かめました。笑ってしまう場面と、1分で聞く質問、社員の方が自分で試せる手順をまとめます。他部署の方も、読み終わったころには「次の連絡で何を添えればいいか」が分かる内容にしています。

「重い」は症状の名前であって、原因ではない

「熱が出た」と言われても、風邪かどうかは分かりません。「重い」も同じです。クリックの反応が遅いのか、起動に時間がかかるのか、Excelだけ遅いのか。人によって指している状態が違います。

読んだ声には、共通した進め方がありました。まず、パソコンの中で何が忙しいのかを見る。そのための道具が、タスク マネージャーです。

itオッサンさん(note・2026年7月)は、見るのは次の3つの数字だけでよい、と説明しています。CPUが高い(80〜90%超)は何かのアプリが必死に計算している状態、メモリーが100%に近いのは作業机が書類で溢れている状態、ディスクが100%なのは読み書きが追いついていない状態です。

原因は6つの場所に分けられる

公開されている声とMicrosoftの案内を、原因のある場所で分けると、次の6つになります。

場所 よくある原因 声や公式にあった例
メモリー アプリとタブの開きすぎ、メモリーが少ない Windows 11でメモリー8GBは厳しい、ブラウザ・Teams・Excel・OneDriveだけでほぼ満杯(itオッサン)
ディスクの空き Cドライブがいっぱい、同期やキャッシュの肥大 空きが20GBを切ったら要注意(itオッサン)。Microsoftもディスク領域の不足を挙げる
起動時に動くアプリ 常駐するクラウド同期、Web会議、チャットなど 起動が遅いときは、まずスタートアップアプリを疑う(としぃ)
更新・スキャン Windows Update、ウイルス対策のスキャンが裏で動く 朝イチだけ遅いときは、更新かセキュリティソフトのフルスキャンの可能性が高い(セキュアサーキット)
ネットワーク VPN、Wi-Fi、通信待ち 遅い=PCが悪いとは限らない(itオッサン)
機械の古さ HDD、古い世代のCPU、メモリー不足 ハードウェアが古いPCは改善が小さいことがある(Microsoft)

笑える場面と、その正体

何日も再起動していない

イナデジさん(note・2025年7月)は、重くなる原因の最初に再起動をあげています。

実は「再起動」していないだけで、PCの動作が重くなるケースがとても多いです。

出典: note「パソコンが急に重くなった時に試すべき!原因とスピード改善チェックポイント【初心者向け】」イナデジ

情シス側の声も同じ向きです。なるモの調査記事(2024年5月、情シス20名へのアンケートの回答)には、こんな一言がありました。

とにかく再起動してから問い合わせしてみてください。(40代男性/情シス歴4年目)

出典: なるモ「【情シスあるある8選】とりあえず再起動…共感必至の社内問い合わせ&お悩み一覧」

ただ、再起動してほしい気持ちの裏に、社員側の事情もあります。itオッサンさんの記事に、その本音が出てきます。

再起動すれば直るのは分かってる。 でも開いているファイルを全部閉じるのは面倒くさい。

出典: note「パソコンが重い!を3分で解決するタスクマネージャーの見方と対処法」itオッサン

開いている資料を保存して閉じるのは、たしかに手間です。再起動を頼むときは、「保存してから」の一言と、いつなら都合がよいかを添えると、気持ちよく動いてもらえます。

「シャットダウンしているのに」再起動になっていない

毎晩シャットダウンしているのに、重さが取れない。これには理由があるかもしれません。

Microsoftの案内(Windows 10向け)によると、高速スタートアップが有効だと、シャットダウンでも完全な終了ではなく、休止状態になります。この機能は、休止状態にできるパソコンでは、初期設定で有効です。一部の更新は完全に終了してからの起動でないと終わらないため、確実に更新を終えるには、電源メニューから「再起動」を選ぶ、とあります。

「毎日シャットダウンしているのに更新が終わらない」は、このためかもしれません。Windows 11での挙動は今回確認していないので、断定はしません。重いときは「シャットダウン」ではなく「再起動」、と覚えてもらうのが無難です。

ブラウザのタブが何十枚、デスクトップにファイルの山

itオッサンさん(2025年12月)は、重くなる現場あるあるに、会議と画面共有と動画、デスクトップにファイルが山積み、を並べています。タブについては、「Chromeでタブ20個」「Edgeで会議しながら画像検索」と、メモリーが苦しくなる例を書いています。

笑い事に見えて、Microsoftも同じことを書いています。

Microsoftサポートの解決策12の部分。多くのアプリやブラウザータブを開いているとパフォーマンスが低下することがあるので不要なものを閉じ、向上しない場合はPCを再起動すると書く。手順は[スタート]>[電源]>[再起動]を選び、再起動後は必要なアプリだけを開く
Microsoftの案内「解決策12」。アプリとタブを閉じ、再起動する出典: Microsoft サポート「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」(引用)

タブは、閉じるだけで効く場合があります。再起動の前に、まず閉じてもらいましょう。

デスクトップのファイルが原因だった

同じ記事の失敗談が印象的です。タブも閉じた、Teamsも落とした、再起動もした、それでも軽くならない。原因は、ファイルでした。

“デスクトップに置いた動画ファイル(30GB)”。

出典: note「【急に重くなる理由】PCが“もっさり”動く時の原因と、情シスオッサンが現場で即やる解決策」itオッサン

デスクトップがOneDriveの配下になっていて、同期が止まらなかった、という話です。筆者はこの日から、重いときはOneDriveを疑う、が鉄則になったそうです。

更新やスキャンは、決まって忙しいときに動く

ナベキンファクトリーさん(2025年12月)は、重さの原因が「裏で動く設定」と「後から入れたアプリ」の取り合いにある、と説明しています。たとえばセキュリティソフトとWindows標準のセキュリティが同時にスキャンして、ディスクが100%に張り付く場合です。

itオッサンさんは、更新が裏で走るのは会議中や作業中に限って、と書いています。朝イチだけ遅いなら、更新かフルスキャンの可能性が高い、というセキュアサーキットの説明もあります。情シスの側で、更新の時間を夜間や昼休みにずらせるなら、問い合わせが減ります。

「もう買い替えてください」

としぃさん(2025年10月)は、現場のフィールドエンジニアの視点で、「もう買い替えかな」と思う前に、ちょっとした確認で改善できることが多い、と書いています。

買い替えが必要なことも、もちろんあります。Microsoftの案内は、ハードウェアが古いPCでは、手順を試しても大きな改善が見られないことがあり、その場合はデバイスのアップグレードが長期的に最善、としています。ただ、先に試す順番があります。それを守ると、買い替えの理由も説明しやすくなります。

情シスが最初に聞く3つの質問

現地へ行く前に、チャットか電話で次の3つを聞きます。

質問 聞く理由
いつから重いですか。急にですか、少しずつですか 急なら裏の更新やスキャン、少しずつなら容量やメモリーの積み重ねを疑う
いま何を開いていますか。タブは何枚くらいですか メモリーの不足か、特定のアプリの問題かを見る
最後に再起動したのはいつですか 数日以上なら、まず再起動で当たりがつく

大事なのは、「何をしましたか」とは聞かないことです。責められているように感じられるためです。詳しい聞き方は、「何もしてないのに壊れた」の正体 情シスが見た三大犯人と1分チェックにまとめています。

切り分けの順番

聞き取りの後は、Microsoftの案内の順を参考に、軽いものから試します。

  1. 使っていないアプリとブラウザのタブを閉じる
  2. それでも重ければ、[スタート]>[電源]>[再起動]を選ぶ(Microsoftの解決策12)
  3. タスク マネージャー(Ctrl + Shift + Esc)で、CPU・メモリー・ディスクのどれが高いかを見る
  4. 更新プログラムを確認する。再起動が必要な更新が残っていないか見る
  5. ディスクの空きを確認する。ストレージ センサーで一時ファイルを消す
  6. スタートアップ アプリを見直す。タスク マネージャーの[スタートアップ アプリ]から、不要なものを無効にする
  7. 保存先(デスクトップなど)とクラウド同期を見る
  8. ここまでで直らなければ、古さを疑う(メモリーの増設、HDDからSSD、買い替え)

社員の方が自分で試せること

次のリストを、社内ポータルやチャットの固定メッセージに載せておくと、問い合わせの質が上がります。

  • 使っていないアプリとブラウザのタブを閉じる
  • 保存してから、[スタート]>[電源]>[再起動]を選ぶ
  • Ctrl + Shift + Esc を押して、タスク マネージャーの画面を出す
  • CPU・メモリー・ディスクのどれが高いかを見る(画面の写真があると助かります)
  • 連絡のとき、「いつから」「何を開いているか」「最後の再起動はいつか」を添える

情シスが先に手を打っておくこと

  • 重くなった社員向けに、「まず閉じる、次に再起動、それでもだめならタスク マネージャーの画面を送る」の3行カードを作る
  • 更新とスキャンの時間を、業務時間外にずらせるか確かめる
  • メモリー、ディスクの空き、HDDかSSDかを台帳で見て、古い機械を先に把握しておく
  • デスクトップやドキュメントのクラウド同期の対象に、大きなファイルが入っていないか確かめる
  • 再起動のお願いには、「保存してから」と、都合のよい時間を一緒に書く

今日からできること

社員の方へ

  • 重いと感じたら、使っていないアプリとタブを閉じてみる
  • 保存したうえで、「シャットダウン」ではなく「再起動」を選ぶ
  • 連絡のときは、「いつから」「何を開いているか」を添える

情シスの方へ

  • 問い合わせの返信の定型文に、1分で聞く3つの質問を入れておく
  • 「閉じる→再起動→タスク マネージャー」の3行カードを社内ポータルに載せる
  • 更新やスキャンの時間帯を確かめる
  • 古い機械とメモリーの少ない機械の一覧を作る

「重い」と言われて困るのは、情シスも社員も同じです。順番を決めて、結果を添える習慣があれば、お互いに遠回りをしなくて済みます。

公開されている声10件(note 6件、企業・団体のサイト4件)を読んで整理しました(編集部)。

よくある質問

Q「パソコンが重い」と言われたら、最初に何を聞けばよいですか?

A「いつから重いか(急にか、少しずつか)」「何のアプリやタブを開いているか」「最後に再起動したのはいつか」の3つです。この3つで、一時的な負荷か、使い方の積み重ねか、機械の古さかの当たりがつきます。

Qシャットダウンしていれば、再起動はしなくてよいですか?

AMicrosoftの案内(Windows 10向け)では、高速スタートアップが有効だとシャットダウンは完全な終了ではなく休止状態に近い扱いになり、一部の更新は電源メニューの「再起動」でないと完了しないとあります。重いときや更新の後は「再起動」を選んでもらうのが確実です。Windows 11での挙動は今回確認していません。

Q再起動しても重いときは、買い替えですか?

Aすぐに決めないほうがよいです。Microsoftの案内も、まず更新、スキャン、ディスクの空き、起動時のアプリ、タブと再起動を順に試すよう勧めています。そのうえで、ハードウェアが古いPCは改善が小さいことがあり、その場合はアップグレードが長期的に最善の解決策になりうる、としています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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