マネックス証券は2026年10月20日の午後、Webサイトとスマートフォンのアプリからの「証券総合取引口座」の新規開設の受付を、一時的に止めたと発表しました。CNET Japanとケータイ Watchが伝えています。口座開設に使う外部の委託先のシステムに、第三者がアクセスを試みた形跡が見つかったためです。
マネックス証券のサイトは、編集部の環境から開けませんでした(アクセスを拒否されました)。そのため、この記事は同じ内容を伝える2つの報道をもとにしています。公式の発表を読めたら、記事を直します。
マネックス証券の新規口座開設の一時停止で、分かっていることと、まだ分からないこと作成: 編集部 / もとの資料: CNET Japan・ケータイ Watchの報道(2026年10月20日)
報道で分かっていること
2つの報道が伝える内容は、次のとおりです。
| 項目 |
報道の内容 |
| 発表 |
10月20日の午後。CNET Japanによると、告知の掲載は15時30分 |
| 止まったもの |
Webサイトとアプリからの「証券総合取引口座」の新規開設の受付 |
| 理由 |
口座開設のシステムのうち、外部の委託先が管理するシステムに、第三者がアクセスを試みた形跡があった |
| 位置づけ |
顧客の情報を守るための予防の措置。止めるのは、そのシステムが関わる手続きだけ |
| いま |
専門のチームが詳しく調べ、システムの安全を確かめている |
| 再開 |
安全を確かめ次第、早く再開する方針。具体的な時期は示されず、見通しはWebサイトで知らせる |
ケータイ Watchは、マネックス証券をNTTドコモ・フィナンシャルグループの傘下の会社と紹介しています。
報道に書かれていないこと
- 委託先の会社の名前と、どのシステムか
- 個人情報への影響(漏えいの有無、対象の人数や項目)
- 形跡に気づいた日時と、アクセスが始まった日時
- すでに口座を持つ人の取引や手続きへの影響
報道は「アクセスを試みた形跡」と伝えていて、情報が持ち出されたとは書いていません。続報で、調査の結果と再開の時期が示される見込みです。
10月は証券会社の委託先での事故が続く
10月は、証券会社が外部に任せているシステムでの事故が続いています。大和証券は10月5日、委託先への不正アクセスで顧客の情報約22万件が漏えいした可能性があると発表しました(大和証券、委託先への不正アクセスで約22万件が漏えいのおそれ)。
10月16日には、証券会社に取引システムを提供するトレードワークスが、不正アクセスで岩井コスモ証券の顧客4,611名分の情報が漏洩したと公表しました(トレードワークスの提供システムに不正アクセス)。今回のマネックス証券の件と、これらの件の関係は、報道に書かれていません。
口座開設のシステムは、氏名や住所に加え、本人確認書類の画像を扱うことが多い仕組みです。委託先のシステムで形跡が見つかった段階で受付を止めた今回の対応は、委託している会社にとって、自社の取り決めを見直す材料になります。