Google Cloud は、ロンドンのリージョン「europe-west2」で、複数のサービスに障害 が出ていると公式の障害のページで公表しました。始まりは日本時間2026年10月20日15時8分です。エラーの増加と、断続的な通信の失敗が起きているとしています。
影響するサービスは、仮想マシンのCompute Engineからデータベース 、ストレージ、ネットワーク まで27にのぼります。回避策は「今のところなし」です。この記事の内容は、日本時間10月20日17時55分ごろに公式の障害のページで確かめたものです。
公式の障害のページに書かれたこと
障害の題は「Multiple services are experiencing issues in the europe-west2 region.」です。公式のページは、状態を「利用可能」「サービスの中断」「サービスの停止」の3つの印で示していて、今回は「サービスの中断(Service disruption)」です。
Google Cloudの公式の障害のページ(10月20日17時55分ごろ) 出典: Google Cloud Service Health (引用)
時刻(日本時間)
公式の内容
10月20日 15:08
障害の始まり(太平洋時間10月19日23時8分)
10月20日 17:35
最初の掲載。複数のサービスでエラーの増加と断続的な通信の失敗。技術チームが調査を続けている。回避策は今のところなし
10月20日 18:30
次の更新を出すとしていた時刻(太平洋時間10月20日2時30分)
いま影響を受けている場所は「London (europe-west2)」だけです。原因と復旧の見通しは、17時55分ごろの時点で書かれていません。始まりから最初の掲載まで、2時間27分ほどかかっています。
影響する27のサービス
公式の障害のページに挙がったサービスを、編集部で4つに分けました。最初に確かめた17時50分ごろは23でしたが、その後、VPC(仮想ネットワーク)、BigQuery、AlloyDB、Bigtableの4つが加わりました。
europe-west2で影響が出ている27のサービス(編集部が分類) 作成: 編集部 / もとの資料: Google Cloud Service Health
仮想マシン(Compute Engine)、コンテナ (Kubernetes Engine)、アプリの実行(Cloud Run、App Engine)、ネットワーク(VPC)のほか、Cloud SQL、Cloud Spanner、AlloyDB、Cloud Storage、Persistent Disk、BigQueryも含みます。Pub/SubやApache Kafka、Dataflowなど、システムどうしをつなぐサービスも挙がっています。
ただし、公式の障害のページは、どのサービスがどの程度止まっているかを分けて書いていません。同じリージョンでも、使い方によって影響は違う可能性があります。
2026年のGoogle Cloudの障害
Google Cloudの公式の障害の一覧に、2026年に載った障害は今回で8件です。10月は、10月8日から10日にかけてのCloud Storage(us-central1)の書き込みの遅れに続いて2件目です。
9月1日のus-central1の通信の障害では、Google Cloudがあとで詳しい障害報告を出しました(Google Cloudのus-central1、9月の4時間の通信障害 原因は保守の手順の誤り )。10月前半のクラウドとSaaSの障害は、クラウド・SaaSの障害11件を図解 にまとめています。