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GitHubの346リポジトリに偽の監査ワークフロー、クラウドの鍵を窃取

GitHubを狙うサプライチェーン攻撃GhostActionの新しい波で、乗っ取られた開発者アカウントから346のリポジトリに偽の『security-audit.yml』が仕込まれました。今回は過去のコミット履歴まで探して鍵を盗みます。自社や委託先がGitHubを使う場合の点検と対応を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み報道から
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報道をもとにまとめた記事です。当事者の公式の発表は確認できていません。公式の発表が出たら、それをもとに書き直します。

GitHubの346リポジトリに偽の監査ワークフロー、クラウドの鍵を窃取

この記事のまとめ

  • ソフトウェアのサプライチェーン攻撃GhostActionの新しい波で、2026年10月8日、乗っ取られた開発者(メンテナ)アカウントから、346のリポジトリに偽のGitHub Actionsワークフロー『security-audit.yml』が仕込まれたと、セキュリティ会社Socketなどが報告しました。
  • このワークフローはセキュリティ点検を装っていますが、実際にはGitHub Actionsの秘密情報や、クラウド・AI・SaaSの認証情報を集め、攻撃者のサーバーへ平文で送ります。
  • 今回の特徴は、現在のコードだけでなく、過去のコミット履歴まで探すことです。昔コードに書いて消した鍵でも、履歴に残っていれば見つかるおそれがあります。
  • 自社や委託先がGitHubでソフトを開発・公開しているなら、身に覚えのないワークフローの有無を点検し、トークンや鍵の失効・再発行を検討します。ワークフローを消すだけでは、盗まれた鍵は無効になりません。
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GitHubを狙うサプライチェーン攻撃「GhostAction」の新しい波で、乗っ取られた開発者(メンテナ)のアカウントから、346のリポジトリに偽のワークフローが仕込まれました。セキュリティ会社のSocket、StepSecurity、OpenSourceMalwareが、2026年10月9日前後に相次いで報告しました。

仕込まれたのは、GitHub Actions(ソフトの自動テストや公開に使う仕組み)の設定ファイルです。セキュリティ点検を装っていますが、実際には認証情報を盗んで外部へ送ります。この記事は、各社の報告をもとに、起きたことと、自社や委託先がGitHubを使う場合の点検・対応を整理します。攻撃の手順や中身のコードは扱いません。

何が起きたのか

Socketの報告によると、2026年10月8日、乗っ取られた2つのメンテナのアカウントから、書き込みできるすべてのリポジトリに、.github/workflows/security-audit.yml という1ファイルを加えるコミットが押し込まれました。コミットのメッセージは「Add security audit workflow」などで、一見すると安全のための追加に見えます。

項目 報告の内容
時期 2026年10月8日
仕込まれた数 346のリポジトリ(Socket)。StepSecurityは345とする
使われたアカウント 著名なオープンソースの開発者2名のアカウント(乗っ取り)
含まれた著名なプロジェクト ゲームエンジンpyxel(1万8千スター超)、Uberのathenadriverなど
送信先 攻撃者のサーバー(ハードコードされた1つのIPアドレス)へ、平文(暗号化なし)のHTTPで送信
広がり Socketは10月9日の追記で、10月7日以降、500を超えるアカウントが数万のリポジトリに同じワークフローを入れたとしている。OpenSourceMalwareは10月9日時点で790の公開リポジトリを確認

攻撃者がどうやってアカウントの認証情報を手に入れたかは、報告でも分かっていません。athenadriverは、元の作者が今も書き込み権限を持っていたため、主要なブランチに直接ワークフローが追加されました。

GhostActionは、2025年9月にGitGuardianが最初に報告したサプライチェーン攻撃です。手口(盗んだメンテナの認証情報で、それらしい名前のワークフローを仕込む)は同じですが、盗む対象が広がりました。

今回の特徴: 過去のコミット履歴まで探す

これまでのGhostActionは、GitHub Actionsに登録された秘密情報(Secrets)だけを盗んでいました。今回のワークフローは、それに加えて、リポジトリの中身と、過去の全コミット履歴を正規表現で走査し、クラウドやAIのサービス(AWS、GitHub、OpenAIなど)の鍵やトークンを探します。AWSの鍵の近くのコードも一緒に取り込みます。

重要なのは、いま使っているコードから鍵を消していても、過去のコミットに残っていれば見つかる、という点です。「消したから大丈夫」とは言えません。

StepSecurityは、athenadriverの実行記録を調べ、ワークフローの実行から4秒後に攻撃者のサーバーが受信を返したことを確認したとしています。ただし、有効な認証情報がどれだけ流出したかは、確認できていません。Socketは、この活動に由来する不正なパッケージがPyPIやcrates.ioに公開されたのは、報告の時点では見ていないとしています。

自社は関係あるか

  • 自社でGitHubを使ってソフトを開発・公開している会社。GitHub Actionsを使っていれば、今回の手口の対象になり得ます。
  • 開発を外部に委託している会社。委託先のGitHubのアカウントやリポジトリが対象になり得ます。
  • 自社が、オープンソースのソフトやパッケージを取り込んで使っている会社。取り込み元が汚染されると、影響が及ぶおそれがあります。
  • GitHubをまったく使っていない会社は、この手口の直接の対象ではありません。ただし、同じ考え方は、ほかのコード管理サービスや自動化の仕組みにも当てはまります。

点検の手がかり(各社が公表した指標)

各社は、感染を探す手がかり(IoC)を公表しています。守る側が点検に使うものです。

  • ファイル名: 各リポジトリの .github/workflows/ に security-audit.yml という身に覚えのないファイルがないか
  • コミットの仕方: デフォルトのブランチに、PR(プルリクエスト)を経ずに、メンテナの名前で直接ワークフローが追加されていないか
  • 送信先のIPアドレス: 193.32.204[.]199。コードや実行記録、通信ログにこのアドレスが出ていないか
  • 目印の文字列: StepSecurityは、ワークフローに含まれる AKIA_CTX_START や c=monami などの文字列を、点検の目印として挙げています

StepSecurityは、GitHubのコード検索や組織のログで、これらの目印を探す方法を公表しています。見つかれば、感染したリポジトリか、感染したものを複製(フォーク)したリポジトリの疑いがあります。

情シス・開発チームが今日やること

  1. 開発者のアカウントを守る。 GitHubのアカウントに二要素認証やパスキーを有効にします。アクセストークンや、連携しているアプリの権限を見直し、不要なものは消します。アカウントの乗っ取りが、今回の起点です。
  2. ワークフローを点検する。 自社と委託先のリポジトリの .github/workflows/ に、身に覚えのないファイル(security-audit.yml など)がないかを確かめます。上の「点検の手がかり」の目印も使います。
  3. デフォルトブランチへの直接の追加を確かめる。 PRを経ずに、ワークフローが直接追加されたコミットがないかを、監査ログで見ます。
  4. 鍵とトークンを失効・再発行する。 感染の疑いがあれば、GitHubのトークン、クラウド・AI・SaaSの鍵、パッケージ公開用の認証情報を、失効して作り直します。ワークフローを消すだけでは、すでに盗まれた鍵は無効になりません。
  5. 過去の履歴の鍵も見直す。 過去にコミットして消した鍵が、履歴に残っていないかを確かめ、残っていれば作り直します。
  6. 公開物とデプロイを監査する。 攻撃の期間に公開したパッケージや、デプロイしたシステムに、不正な変更がないかを確かめます。委託先にも、同じ点検を依頼します。

書かれていないこと

  • GitHub社自身の公表。2026年10月13日に確認した範囲では、今回の波についてのGitHubの公式の発表は見当たりませんでした
  • 攻撃者がメンテナのアカウントの認証情報を、どうやって手に入れたか
  • 流出した有効な認証情報の数と、それによる二次被害の範囲
  • 日本の開発者や企業の被害

攻撃の手順や、ワークフローの中身のコードは、この記事では扱いません。点検は、各社が公表した手がかりをもとに、社内の開発担当や委託先、専門の事業者と進めてください。

2026年10月13日時点の内容です。

よくある質問

QGitHubを使っていない会社も関係ありますか?

A自社でGitHubを使っていなくても、開発を委託している先が使っていることがあります。また、自社が使っているオープンソースのソフトやパッケージが汚染されると、取り込んだ先にも影響が及ぶおそれがあります。委託先やソフトの提供元の対応を確かめる機会です。

Q何をすれば被害を防げますか?

Aまず、開発者のGitHubアカウントが乗っ取られないよう、二要素認証やパスキーを有効にし、アクセストークンを見直します。次に、各リポジトリの .github/workflows に身に覚えのないファイル(今回はsecurity-audit.yml)がないか、デフォルトのブランチにPR(プルリクエスト)を経ずに直接追加されたコミットがないかを点検します。

Qワークフローを消せば大丈夫ですか?

A消すだけでは足りません。調査した各社は、ワークフローを削除しても、すでに盗まれた鍵やトークンは無効にならないとしています。GitHubのトークン、クラウド・AI・SaaSの鍵、パッケージ公開用の認証情報を失効・再発行し、攻撃の期間に公開したパッケージやデプロイしたシステムも確かめる必要があります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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