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サイバートラストのSSL証明書発行停止 Googleが承認、Apple待ち

サイバートラストは、SSL/TLSサーバー証明書の自社の中間CAでの発行を9月14日から止めています。10月22日の続報で、新しい中間CAはGoogleの審査が通り、Appleの審査待ちとしました。再開までの代わりの証明書の注意点と、期限が近い証明書を持つ会社がやることをまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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サイバートラストのSSL証明書発行停止 Googleが承認、Apple待ち

この記事のまとめ

  • サイバートラストは、SSL/TLSサーバー証明書「iTrust」の自社の中間CAでの発行を9月14日から止めています。ルート認証局の移行で、Apple Root Programの規定への手続きに不備が見つかったためです。
  • 10月22日の続報で、新しい中間CAはGoogleの審査が10月20日に通ったと公表しました。Appleの審査が通れば、最短2営業日で発行を再開するとしています。
  • 再開までは、セコムトラストシステムズの「セコムパスポート for Web」を代わりに出しています。ワイルドカードは出せず、申し込みの集中で希望の日までに出せないこともあります。期限が近い証明書は早めに手を打ちます。
こんな方に#30代#40代#50代実務

サイバートラスト(東証グロース・4498)は2026年10月22日、SSL/TLSサーバー証明書の発行サービスの一時停止について、続報を適時開示しました。新しい中間認証局(中間CA)について、ブラウザを作るGoogleの審査が10月20日に通ったとしています。Appleの審査はまだで、承認されたら最短2営業日で、新しい中間CAでの発行を始める予定です。

自社の中間CAでの発行は9月14日18時から止まっています。それまでの間は、セコムトラストシステムズの「セコムパスポート for Web SSL/TLSサーバー証明書」を代わりに出しています。

サイバートラストのお知らせの画面。題はSSL/TLS サーバー証明書の中間 CA 証明書に関するお知らせ。情報追記は2026年10月21日、9月14日、9月11日、9月10日、初報掲載は9月4日。10月21日の追記には、ブラウザベンダー(Apple社およびGoogle社)の審査について10月20日にGoogle社の審査承認を得られたこと、Apple社の承認が得られ次第最短2営業日を目途にサービス提供を始める予定であること、9月15日からセコムトラストシステムズのセコムパスポート for Web SSL/TLSサーバー証明書を代替措置として提供しているが、申し込みの集中で発行に時間がかかったり希望の期日までに発行が難しい状況が続いていることが書かれている
サイバートラストの告知(10月21日の追記)。Googleの審査が通り、Apple待ち出典: サイバートラスト「SSL/TLS サーバー証明書の中間 CA 証明書に関するお知らせ」(引用)

何が起きたのか

サイバートラストの「iTrust」の証明書は、セコムトラストシステムズのルート認証局を土台にしています。同社は6月26日、旧ルートの「Security Communication RootCA2」から、新しいルートの「SECOM TLS RSA Root CA 2024」などへ移ると告知し、8月26日から27日にかけて移行しました。

ところが、ルート認証局からサイバートラストへ中間CAの証明書を出す手続きに、Apple Root Programの定めるポリシーに対する不備が見つかりました。同社は9月1日の臨時メンテナンスで元の認証局に戻し、移行後の中間CAの証明書と、その下で出したすべての証明書を失効させる必要があるとしました。

発行した時期ごとの扱いは、次のとおりです(9月2日の告知)。

発行した時期 対応
8月26日まで 不要。有効期限まで使える
8月27日〜9月1日12時 再発行が必要。対象者には別にメールで案内
9月1日19時以降 不要。有効期限まで使える

その後、同社は新しい中間CAを用意し、9月14日までの提供を目指しました。新しい中間CAで出すには、AppleとGoogleの審査が要ります。9月10日の時点で審査が通らず、元の中間CAでの発行は9月14日18時で終わりました。9月15日8時からは、代わりの証明書を出しています。

図解。題はサイバートラストのSSL/TLS証明書 発行が止まるまでと、これから。ルート認証局の移行(6月26日に旧ルートSecurity Communication RootCA2から新しいルートへの移行を予告、8月26日〜27日に移行、9月1日にApple Root Programの規定への手続きの不備が分かり元の認証局に戻す、8月27日〜9月1日12時に出した証明書は再発行が必要)。自社の発行を止め代わりを出す(9月4日に新しい中間CAで審査を受けると告知、9月10日に提供が遅れる恐れを適時開示、9月14日18時に元の中間CAでの発行を終える、9月15日8時にセコムパスポート for Webを代わりに提供)。代わりの証明書の注意点(ワイルドカードは出せない、マルチドメインはOVだけで50URLまで、セコムの中間CA証明書を別に入れる、申し込みが集中し希望の日までに出せないことがある)。これから(10月20日にGoogleの審査が通る、Appleは審査待ちで通れば最短2営業日で再開、出した証明書は有効期限まで使える、業績の影響額は精査中)。まとめ: 期限が近い証明書は、再開を待たずに代わりの証明書かほかの認証局での発行を考える。2029年3月には有効期間の上限が47日まで短くなる
サイバートラストの証明書の発行が止まるまでの経緯と、これから作成: 編集部 / もとの資料: サイバートラストの告知・適時開示、CA/Browser Forum

代わりの証明書で気をつけること

代わりのセコムパスポート for Webは、これまでと同じ申請の画面「SureBoard」から申し込みます。9月15日8時より後の申請は、自動でセコムパスポート for Webの発行に切り替わります。ただし、これまでの証明書とは違う点があります。

  • ワイルドカードの証明書は出せない
  • マルチドメインの証明書はOV(企業の実在を確かめる種類)だけで、最大50のURLまで
  • セコムトラストシステムズの中間CA証明書を、別に入れる必要がある(OV用とEV用で取得のページが分かれている)
  • 申し込みが集中していて、発行まで通常より時間がかかり、希望の期日までに出せないことがある(10月21日の追記)

これからの見通し

同社は、Appleの審査が通ったら、最短2営業日で新しい中間CAでの発行を始めるとしています。始まる日は、見通しが立ち次第知らせるとしています。業績への影響の額は精査中で、業績の予想を変える必要がある事実は確認していないとしました。

新しい中間CAから出た証明書を入れるときは、告知で示される中間CA証明書もいっしょに入れます。中間CA証明書が合っていないと、ブラウザやスマホによっては警告が出ることがあります。

証明書の有効期間はこれから短くなる

ブラウザを作る会社と認証局が集まるCA/Browser Forumは、公開のWebサイトで使うSSL/TLS証明書の有効期間の上限を、2026年3月から段階的に短くし、2029年3月には47日にすると決めています。更新の回数が増えるほど、今回のように認証局の発行が止まったときの影響は大きくなります。

更新を手作業に頼っている会社は、更新の自動化と、別の認証局からも出せる準備を考えておくと、こうした停止に強くなります。

影響する人・会社、しない人・会社

  • 影響する: サイバートラストのiTrustのSSL/TLSサーバー証明書を使っていて、これから更新や新しい発行が要る会社です。再開までは代わりの証明書になり、発行に時間がかかることがあります。
  • 影響する: サイバートラストのワイルドカードの証明書を使っている会社です。代わりの証明書では出せません。
  • 影響する: 8月27日から9月1日12時までに証明書を出した会社です。再発行が必要です。
  • 影響する: Webサイトの制作会社やホスティングの会社に、証明書の申請を任せている会社です。任せている先が代わりの証明書の手続きをしているかを確かめます。
  • 影響しない: 発行済みの証明書を使っていて、有効期限まで余裕がある会社は、すぐの対応は要りません(8月27日〜9月1日12時の発行分を除く)。
  • 影響しない: サイバートラスト以外の認証局の証明書だけを使っている会社です。

会社・情シスが今日やること

  1. 証明書の一覧で、サイバートラストが出した証明書と有効期限を確かめます。Webサーバーだけでなく、ロードバランサー、CDN、メールサーバー、VPNの機器も見ます。発行者の名前(Cybertrust Japan SureServerなど)で見分けられます。
  2. 期限が1〜2か月以内のものは、再開を待つか、代わりのセコムパスポート for Webで出すか、ほかの認証局で出すかを今日決めます。発行に時間がかかっているため、早めに申し込みます。
  3. ワイルドカードの証明書を使っているものは、代わりの証明書では出せません。サイトごとの証明書に分けるか、ほかの認証局を検討します。
  4. 代わりの証明書を入れるときは、セコムトラストシステムズの中間CA証明書もいっしょに入れます。入れたあと、パソコンとスマホのいくつかのブラウザで、警告が出ないかを確かめます。
  5. 8月27日から9月1日12時までに出した証明書があれば、再発行が済んでいるかを、サイバートラストからのメールの案内と合わせて確かめます。
  6. 有効期間がこれから短くなることに備え、更新の自動化と、複数の認証局を使える準備を、来年の計画に入れます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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