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Azure Files、リージョン間コピーをプレビュー提供

Microsoftが、クラウドのファイル共有Azure Filesを、別リージョン等の別のAzure Filesへコピー・定期同期する機能を、Azure Storage Moverのパブリックプレビューとして提供しました。地理冗長が使えないプレミアム共有のDRの穴を埋めうる機能です。Azureでファイル共有を運用する情シスが押さえる使いどころと注意点を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Azure Files、リージョン間コピーをプレビュー提供

この記事のまとめ

  • Microsoftが、Azure Files(クラウドのファイル共有)を、別リージョン等の別のAzure Filesへコピー・定期同期する機能を、Azure Storage Moverのパブリックプレビューとして提供しました。
  • 地理冗長(GRS)が使えないプレミアム(SSD)共有でも、任意のリージョンへ定期的に副本を持てるため、災害対策(DR)やリージョン移行の穴を埋めうる内容です。
  • ただしプレビュー段階で、SMBのSSD共有のみ・ポータルのみ・RPOの保証なしなどの制約があります。いまは検証向けと捉え、本番採用はGAを待つのが安全です。
こんな方に#20代#30代#40代#50代実務

クラウドのファイル共有サービス「Azure Files」。災害対策(DR)やリージョン移行のために、別のリージョンへデータの副本を持ちたい場面は多くあります。ところが、速度重視のプレミアム(SSD)共有は、地理冗長ストレージ(GRS)が使えず、リージョン障害に備えた副本を持ちにくい、という悩みがありました。Microsoftは、この穴を埋めうる機能として、Azure Filesを別のAzure Filesへコピー・定期同期する仕組みを、Azure Storage Moverのパブリックプレビューとして提供しました。

何ができるのか

今回の機能は、移行用のマネージドサービス「Azure Storage Mover」に追加されたものです。

2区画の図。左『何ができるか』=同一テナント内で別のストレージアカウント/リージョン/サブスクリプションのAzure Filesへコピー・定期同期(Storage Mover)、GRSが使えないプレミアム(SSD)共有でも任意リージョンへ副本、1時間〜月の増分でスナップショットからコピーしACL/タイムスタンプ保持、用途はDR/移行/統合。右『使う前の注意(プレビュー)』=GA/SLA未定でプレビュー規約・事前申込承認が必要、SMBのSSDのみでNFS非対応ポータルのみ、RPO保証なし(復旧点は最後に成功したジョブ完了時点・同期中のターゲットは読み取り専用)、本番採用はGA待ち
Azure Filesのリージョン間コピー・同期の要点と注意(編集部作成)作成: 編集部 / もとの資料: Azure公式の更新告知(ID 576542)とMicrosoft Learnを編集部が整理

同一のMicrosoft Entraテナント内であれば、別のストレージアカウント・リージョン・サブスクリプションにあるAzure Filesへ、データをコピーし、定期的に同期できます。スケジュールは1時間ごとから月ごとまで設定でき、増分で転送されます。コピーは、コピー元のスナップショットから行われ、ACL(アクセス権)やタイムスタンプなどのメタデータも保持されます。用途として、事業継続(DR)、リージョン移行、複数の共有の統合、データをアプリや分析の近くへ配置すること、などが挙げられています。

とくに注目したいのが、地理冗長(GRS)が使えないプレミアム(SSD)共有でも、任意のリージョンへ定期的に副本を持てる点です。これまで手動のコピー(AzCopyなど)で対応していた部分を、集中的なスケジュール・監視・ログ付きのマネージドな仕組みで行えます。

影響する会社・しない会社

関係する: Azureでファイル共有(Azure Files)を運用していて、別リージョンへの副本(DR)や、リージョン移行、共有の統合を考えている会社。とくに、GRSが使えないプレミアム(SSD)共有を使っている場合は、これまでの悩みを埋める選択肢になりえます。

関係しない・小さい: Azure Filesを使っていない環境。また、NFSの共有や、標準(HDD)共有だけを使っている環境は、今回のプレビューの対象ではありません。

使う前の注意

便利な一方で、プレビュー段階ゆえの制約があります。本番採用の前に、次の点を押さえておきましょう。

  • プレビュー段階: GAの時期やSLAは未定で、プレビュー規約が適用されます。利用にはサブスクリプション単位での事前の申し込み・承認が必要です。
  • 対象が限定: SMBのAzure Files(SSD)共有のみで、NFSは非対応です。設定はポータルからのみ行えます(CLI/PowerShell非対応)。
  • RPOの保証はない: 復旧ポイントは「最後に成功したジョブの完了時点」で、スケジュールの頻度がそのままRPO(目標復旧時点)になるわけではありません。同期中のコピー先は読み取り専用として扱われます。

情シスが今日やること

  1. 自社のAzure Filesを棚卸しする: プレミアム(SSD)のSMB共有で、別リージョンへの副本を持てていないものがないかを確認します。
  2. DRの要件を確認する: その共有に、どれくらいの復旧目標(RPO/RTO)が必要かを整理します。今回の機能はRPOを保証しないため、要件と照らして妥当かを見ます。
  3. 検証として試す: 本番に入れる前に、検証用のサブスクリプションでプレビューに申し込み、挙動(同期の頻度、メタデータの保持、コピー先の扱い)を確かめます。
  4. GAを待つ判断をする: 本番のDR設計に組み込むのは、GAやSLAの提供、CLI対応、NFS対応などの状況を見てから判断します。

リージョン障害への備えは、ファイル共有の運用で見落とされがちな点です。こうした新しい選択肢を、要件とプレビューの制約を踏まえて、落ち着いて見極めていきましょう。

よくある質問

Qこれはすぐ本番のDRに使えますか?

Aまだパブリックプレビューの段階です。GA(正式提供)の時期やSLA(品質保証)は未定で、プレビュー規約が適用されます。利用にはサブスクリプション単位での事前の申し込みと承認が必要です。まずは検証環境で挙動と要件を確かめ、本番のDR設計への組み込みはGAを待つのが安全です。

Qどんな共有が対象ですか?

Aプレビューでは、SMBのAzure Files(SSD/provisioned v2)共有のみが対象です。NFSは対応していません。設定はポータルからのみで、CLIやPowerShellには現時点で対応していません。コピー元・コピー先は、同一のMicrosoft Entraテナント内であれば、別のストレージアカウント・リージョン・サブスクリプションに置けます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月16日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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