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Power Platform管理者が確かめる3つの変更 Purview監査ログの中身、AIエージェントのID、ライセンスの共有

Microsoftは2026年10月16日、Power Platformの管理に関わる3つの機能を、Microsoft 365のロードマップに提供済みとして載せました。Purviewに送る監査ログから変更前後の値が消えたこと、AIエージェントにEntraのユーザーを作って権限を絞る仕組み、Processライセンスを最大25本のフローで分け合う仕組みです。情シスが確かめることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Power Platform管理者が確かめる3つの変更 Purview監査ログの中身、AIエージェントのID、ライセンスの共有

この記事のまとめ

  • Microsoftは2026年10月16日、Power Platformの管理に関わる3つの機能を、Microsoft 365のロードマップに「提供済み」として載せました。いずれも2026年6〜8月に一般提供が始まったとされる機能です。
  • 1つ目は監査ログの変更です。2026年5月から、DataverseがMicrosoft Purviewに送る監査イベントに、列の変更前後の値が入らなくなりました。Purviewの監査ログで値の変化を見張っている会社は、仕組みの見直しが要ります。
  • 2つ目は、Copilot Studioなどで作るAIエージェントにEntraの「エージェントユーザー」を作り、Dataverseのセキュリティロールで権限を絞る仕組みです。3つ目は、1つのProcessライセンスの容量を最大25本のクラウドフローで分け合う「フローグループ」です。
こんな方に#30代#40代#50代実務

Power Platformを社内で使っている会社に向けた、管理者向けの変更が3つまとまって公開されました。Microsoftは2026年10月16日、Microsoft 365のロードマップに、Power Platformの監査・AIエージェントの権限・ライセンスに関わる3つの機能を「提供済み」として載せました。どれもすでに使えるようになっている機能で、監査ログの変更のように、気づかないうちに社内の仕組みに影響しているものもあります。一つずつ、情シスが確かめることを整理します。

3つの変更の一覧

ロードマップの番号 内容 一般提供(ロードマップ・Learnによる) 情シスへの影響
576863 Purviewに送る監査ログから、変更前後の値を除く 2026年6月26日 監査・アラートの見直し
576843 AIエージェントに、Entraのエージェントユーザーを作る 2026年8月(Learnはまだプレビューと表記) エージェントの権限の管理
576824 Processライセンスの容量を、最大25本のフローで分け合う 2026年7月 ライセンスの割り当ての見直し

MicrosoftはPower Platformなどのリリース計画のページを2026年10月にアーカイブし、最新の予定はMicrosoft 365のロードマップで見るよう案内しています。予定を追う先も、ロードマップに切り替えておきます。

1. Purviewの監査ログに、変更前後の値が入らなくなった

Dataverseの監査ログには、レコードの作成や更新のときに、列の変更前と変更後の値が記録されます。これまでは、この値もMicrosoft Purviewの監査ログ(アクティビティのログ)に送られていました。2026年5月から、Purviewに送る監査イベントには、変更前後の値が入らなくなりました。

Microsoft Learnのリリース計画のページ。Prevent sending sensitive data to Purview audit logsの題と、2026年10月にアーカイブされたとの注意書き、一般提供が2026年6月26日と書かれた表
MicrosoftのLearnのページ。Purviewに機微なデータを送らない変更は2026年6月26日に一般提供出典: Microsoft Learn(引用)
  • Purviewには、誰が、いつ、どの表を変えたかといった情報は引き続き届きます。
  • 変更前後の値は、Dataverseの監査ログに残ります。
  • 狙いは、金額や健康の情報、個人を特定できる情報などの機微なデータが、監査ログを通じて外に広がらないようにすることだと説明しています。

注意が要るのは、Purviewの監査ログに入った値の変化を使って、アラートやデータの分析、独自のコンプライアンスの確認をしている会社です。Microsoftは、こうした仕組みは動かなくなるとして、値はDataverseの監査の仕組み(APIや表)から取るよう案内しています。Dataverseの監査ログを正としている場合は、変更は要りません。

2. AIエージェントに、Entraの「エージェントユーザー」を作る

Copilot Studioで作ったAIエージェントは、Microsoft Entraの「エージェントID」を自動で受け取り、Entraの管理センターで管理できます。エージェントがDataverseのデータを使う場合は、Entraでエージェント用のユーザー(エージェントユーザー)を作ってエージェントIDに結びつけ、Dataverseのセキュリティロールを割り当てます。

ロードマップは、エージェントに、役割に合った最小限のセキュリティロールだけを与え、エージェントの操作も監査で追えるようにすると説明しています。人とAIエージェントで、同じ権限管理と監査のルールを使えるようにする狙いです。ただし、Microsoft Learnの手順のページは、10月17日時点で「プレビュー」と表記しており、プレビューは本番での利用を想定していないとしています。

3. Processライセンスの容量を、最大25本のフローで分け合う

Power AutomateのProcessライセンスは、1本で1日25万アクションの容量があります。「フローグループ」を使うと、この容量を、ソリューションに入った最大25本のクラウドフローで分け合えます。

Microsoft LearnのShare Process license capacity with flow groupsのページ。フローグループで、Processライセンスの容量を最大25本のソリューション内のクラウドフローで共有できるという説明
Learnのフローグループの説明。1つのProcessライセンスを最大25本のフローで共有出典: Microsoft Learn(引用)
  • 容量は、グループ全体の合計で数えます。
  • 親フローと子フローは別々に数え、親を入れても子は自動では入りません。子フローにも共有の容量を使わせるなら、同じグループに子フローも入れます。
  • グループには、ライセンスを重ねて容量を増やすことはできません。1日25万アクションを超えるフローには、個別にライセンスを割り当てます。
  • ソリューションに入っていないクラウドフローは対象外です。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Purviewの監査ログで、Dataverseの値の変化をアラートや分析に使っている会社。すでに5月から値が届いていない可能性があります。
  • 影響する: Copilot StudioのエージェントにDataverseのデータを使わせている、または使わせる予定の会社。
  • 確かめる価値がある: Power AutomateのProcessライセンスを、フローごとに割り当てている会社。
  • 関係が薄い: Power PlatformやDataverseを使っていない会社。

情シスが今日やること

  1. Purviewの監査ログを使った、Dataverseの監視の仕組み(アラート、SIEMへの連携、レポート)を洗い出します。変更前後の値を使っていれば、Dataverseの監査の仕組みから取る形に変えます。
  2. Dataverseの監査が、必要な表や列で有効になっているかを確かめます。値はDataverse側にだけ残るためです。
  3. Copilot StudioのエージェントがDataverseのデータに触れている場合、どのIDで動き、どんな権限を持っているかを確かめます。エージェントユーザーを本番で使うのは、プレビューの表記が外れたかを確かめてからにします。
  4. Processライセンスの割り当てを見直します。1日25万アクションを使い切らないフローが複数あれば、フローグループでまとめられないかを検討します。
  5. Power Platformの今後の予定は、Microsoft 365のロードマップで確かめるよう、担当者の手順を改めます。

書かれていないこと

  • 監査ログの変更が、すべての環境にいつ行き渡ったか
  • エージェントユーザーのプレビューの表記が、いつ外れるか
  • フローグループの利用で、実際にどれだけ費用が下がるか(使い方による)

2026年10月17日時点の内容です。

よくある質問

QPurviewの監査ログから、何が消えたのですか?

ADataverseの作成・更新のイベントに含まれていた、列の変更前後の値です。誰が、いつ、どの表を変えたかといった情報は、引き続きPurviewに送られます。変更前後の値は、Dataverseの監査ログには残ります。

QAIエージェントのユーザーは、すぐに本番で使ってよいですか?

Aロードマップでは2026年8月に一般提供とされていますが、Microsoft Learnの手順のページは、10月17日時点でプレビューと表記しています。プレビューは本番での利用を想定していないとしているため、使う前に最新の表記を確かめます。

Qフローグループで、ライセンスの費用は下がりますか?

A1日25万アクションを使い切らないフローが多い場合、1つのProcessライセンスを最大25本で分け合えるため、フローごとに買うより少ない本数で済むことがあります。ただし、グループにはライセンスを重ねられないため、1日25万アクションを超えるフローには、個別にライセンスを割り当てます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月17日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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