Outlook の予定表に、祝日が出てこない。そんな問い合わせが、年末に向けて情シス に増えるかもしれません。マイクロソフトは、Outlookの祝日カレンダーで2026年後半や2027年の祝日が抜ける問題を、サポートページで「既知の問題」として案内しています。日本も対象で、2026年の残りと2027年の祝日が表示されないと報告されています。会議の日程や締め切り、シフトの計画を祝日カレンダーに頼っている会社は、早めに社員へ知らせ、代わりの手段を用意しておくと安心です。
何が起きているのか
マイクロソフトのサポートページによると、症状は次のとおりです。
祝日カレンダーで、2026年のある日付から後の祝日が表示されない
2026年までの祝日はあるが、2027年の祝日が入っていない
一部の祝日が抜けている、または日付が正しくない
対象は、Web版のOutlook(Outlook on the web)、新しいOutlook for Windows 、クラシック版のOutlook for Windowsなど、マイクロソフトの祝日データを使うアプリです。報告があった国・地域には、日本のほか、米国、英国、ドイツ、中国、インド、シンガポールなどが挙がっています。日本については、「2026年の残りの期間と2027年を通して祝日が抜けている」とされています。
マイクロソフトの既知の問題のページ。日本は2026年の残りと2027年の祝日が抜けると報告 出典: Microsoft サポート (引用)
マイクロソフトは問題を把握して調査中で、状態は「回避策あり(WORKAROUND)」です。修正の時期は書かれていません。
マイクロソフトが示す回避策
マイクロソフトは、Outlookの祝日カレンダーにない祝日の情報が要る場合は、別の情報源を使うよう案内しています。
組織で管理する祝日カレンダー
他社が提供する祝日カレンダーの購読(ICS形式)
政府や地域の公式の祝日カレンダー
これらはマイクロソフトが管理するものではないため、内容の管理や確認は別に必要だとしています。また、サポートの事例として、カレンダーのデータを手動で削除して取り込み直すと、個人では直ることがあるものの、大きな組織では現実的でない場合があるとしています。
日本の祝日は、内閣府が「国民の祝日」のページで、2026年と2027年の祝日の一覧を公開しています。1955年から2027年までの祝日をまとめたCSVもあり、会社の祝日カレンダーを作るときの元のデータに使えます。
内閣府の「国民の祝日」のページ。2027年の祝日・休日の一覧 出典: 内閣府 (引用)
影響する会社・しない会社
影響する: Outlookの祝日カレンダーを使って、会議の日程、締め切り、シフトや当番の計画を立てている会社。年末から2027年の計画を立てる時期に入るため、早めの案内が要ります。
影響する: ヘルプデスク を持つ会社。「祝日が出ない」という問い合わせへの答え方を決めておくと、対応が早くなります。
影響しにくい: 会社の祝日や休日を、すでに組織の共有カレンダーなどで別に管理している会社。
関係が薄い: Outlookを使っていない会社。
情シスが今日やること
社員に知らせます。「Outlookに祝日が表示されなくても、休日でないとは限らない」「2026年11月3日と11月23日、2027年の祝日は内閣府の一覧で確かめる」と伝えます。
会社の祝日カレンダーを用意します。内閣府の一覧やCSVをもとに、組織の共有カレンダーとして配ると、社員ごとの手作業を減らせます。会社独自の休業日(年末年始や創立記念日など)も一緒に入れておくと便利です。
祝日カレンダーに頼る業務を洗い出します。会議室 の予約、シフト、締め日、納期の計算などで、Outlookの祝日の表示を前提にしていないかを確かめます。
ヘルプデスクの回答を決めます。個人の場合は、祝日カレンダーを削除して追加し直すと直ることがあるとマイクロソフトが案内している点も、選択肢として伝えます。
直ったかを確かめる担当を決めます。マイクロソフトの既知の問題のページを定期的に見て、修正が出たら社員に知らせます。
書かれていないこと
問題の原因と、修正の時期
日本の祝日のうち、どの日付から抜けているかの正確な範囲
削除して取り込み直す手順の詳細
2026年10月17日時点の内容です。