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Purview のネットワーク DLP、全 Web サイトが対象に(予定)

Microsoft 365 ロードマップに2026年10月12日、Purview のネットワーク データ セキュリティの DLP ポリシーを「すべての Web サイト」に広げる項目が載りました。プレビューは11月、一般提供は12月の予定です。いまの対象、必要なライセンス、Entra 側の前提を公式の資料で整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Purview のネットワーク DLP、全 Web サイトが対象に(予定)

この記事のまとめ

  • ロードマップの新しい項目(ID 575285)は、ネットワーク層の DLP ポリシーを、すべての Web サイト、または特定のクラウドアプリを除くすべての Web サイトに適用できるようにします。
  • いまの対象は、Defender for Cloud Apps のカタログにある35,000以上のアプリです。カタログにないサイトは、新しい項目で対象に入ります。
  • 使える会社は限られます。Microsoft 365 E7、または Purview E5 相当と Entra Internet Access 相当のライセンスが要ります。
  • 時期は目安です。プレビューは2026年11月、一般提供は12月と書かれていますが、変わることがあります。
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Microsoft 365 ロードマップに2026年10月12日、Microsoft Purview(マイクロソフトの情報保護の製品群)の新しい項目が載りました。ネットワークの層で機密データを止める DLP(データ損失防止)のポリシーを、「すべての Web サイト」に広げる内容です。プレビューは2026年11月、一般提供は12月の予定です。ロードマップの時期は目安で、変わることがあります。

何が変わるのか

ロードマップの項目 ID 575285 は、状態が開発中(In development)です。説明の要点は次のとおりです。

項目 ロードマップに書かれていること
内容 Entra GSA Internet Access と連携したネットワーク データ セキュリティの DLP ポリシーを、すべての Web サイト(.)、または特定のクラウドアプリを除くすべての Web サイトに適用できる
狙い Defender のクラウドアプリ カタログにないクラウドアプリや Web サイトにも、保護を適用できるようにする
プレビュー 2026年11月
一般提供 2026年12月
対象 Worldwide (Standard Multi-Tenant)
登録日 2026年10月12日

Entra GSA は、Microsoft Entra Global Secure Access の略です。社員の端末からインターネットへ出る通信を、マイクロソフトのクラウドを経由させて守る仕組みです。そのうち Internet Access が、一般の Web サイトへの通信を扱います。

いまの Learn には、DLP ポリシーで選べる「管理されていないクラウドアプリ」は、Microsoft Defender for Cloud Apps のクラウドアプリ カタログにある、35,000以上のアプリと書かれています。今回の項目は、そのカタログにないサイトまで対象を広げるものです。

ネットワーク データ セキュリティとは

Learn は、ネットワーク データ セキュリティを、管理されていない信頼できないクラウドアプリの通信を、監視・分類し、保護する仕組みと説明しています。生成 AI のアプリも含みます。通信を見る役は、Entra Global Secure Access や他社の SASE(通信を一括で守るクラウドの仕組み)、安全なブラウザーが担います。

Learn は、次のやり取りで、機密の内容を見つけ、止め、通知できると書いています。

  • ブラウザー、アプリ、アドインを通した生成 AI とのやり取り(ChatGPT、Gemini、Claude など)
  • Dropbox、Box、Google Drive など、会社が認めていないクラウド ストレージへのファイルのアップロード
  • Gmail など、クラウドのメールへのメールと添付ファイル
  • Google Forms など、オンラインのフォームの送信
  • Facebook や X などへの投稿

判定には、ほかの Purview のポリシーと同じ「機密情報の種類」などの条件を使います。操作は、テキストの送信、ファイルのアップロード、テキストの受信、ファイルのダウンロードの4つです。処理は、監査のみ(Audit only)と、ブロックを選べます。Entra Global Secure Access は、これらをすべて支えると書かれています。

Microsoft Learn の英語の説明。対象として Defender のクラウドアプリ カタログの35,000以上のアプリとアダプティブ アプリ スコープ、条件、4つの操作、監査のみとブロックの処理が並ぶ
Learn の「対応する DLP ポリシーの設定」の節出典: Microsoft「Learn about Microsoft Purview Network Data Security」(引用)

上は、Learn の「対応する DLP ポリシーの設定」の節です。「対象(Data sources)」の欄に、Defender のカタログのアプリ(35,000以上)と、アダプティブ アプリ スコープ(生成 AI、クラウド ストレージ、SNS などの分類)が出ています。今回の項目は、この「対象」の選び方に関わるものと読めます(編集部の補足。項目は、画面の名前までは書いていません)。

使える条件

Learn は、Entra Global Secure Access と使うときのライセンスを、次のどちらかと書いています。

Microsoft Learn の英語の説明。Entra Global Secure Access との組み合わせは Microsoft 365 E7、または Purview E5 相当と Entra Internet Access 相当。他社の SASE は Purview E5 相当と従量課金
Learn の「Licensing」の節出典: Microsoft「Learn about Microsoft Purview Network Data Security」(引用)
  • Microsoft 365 E7 のユーザーごとのライセンス
  • Purview E5(または同等)のユーザーごとのライセンスと、Entra Internet Access(または同等)のライセンスの両方

他社の SASE やブラウザーと使う場合は、Purview E5 相当と従量課金の設定が要ります。Entra Global Secure Access との連携では、従量課金の設定は要らないと書かれています。料金の額は、これらのページには書かれていません。

Entra 側の前提は、Entra の Learn に次のように書かれています。

  • Microsoft Entra Internet Access のライセンスと、Purview のライセンスがあること
  • Global Secure Access 管理者と、条件付きアクセス管理者の役割を持つ人がいること
  • 端末が Microsoft Entra 参加、またはハイブリッド参加で、Global Secure Access クライアントを入れていること(Windows か macOS)
  • Internet Access の転送プロファイルを有効にし、TLS 検査(暗号化された通信の中身を見る設定)のポリシーを作ること
  • UDP の通信(QUIC)は対象外であること(多くのサイトは TCP に切り替わると書かれています)
  • コンテンツ ポリシーで「Scan with Purview」を選び、対応する Purview の DLP ポリシーも作ること。DLP ポリシーがないと、中身の検査も、ブロックもできません
  • 条件付きアクセスで、「Global Secure Access のすべてのインターネット リソース」を対象に、セキュリティ プロファイルを使う設定を入れること

Purview の Learn は、このポリシーが B2B のゲスト ユーザーには適用されないとも書いています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Microsoft 365 E7 を契約している会社。ネットワークの層の DLP を、すでに Entra Internet Access と使っている会社も同じです。
  • 影響する: Purview E5 相当と Entra Internet Access 相当を持つ会社で、カタログにない Web サイトや社内で使われる小さなクラウドサービスへの流出を気にしている会社。
  • 影響しない: Microsoft 365 E3 など、E5 級のライセンスを持たない会社。今回の項目の対象は、Learn の条件を満たす会社です。
  • 影響しない: Entra Internet Access を入れておらず、他社の SASE を使っている会社。今回の項目は Entra GSA 連携のものです。

情シスが今日やること

  1. 契約を確認します。Microsoft 365 E7、または Purview E5 相当と Entra Internet Access 相当があるか、管理センターのライセンスの画面で見ます。
  2. すでにネットワーク データ セキュリティを使っているか確認します。使っているなら、Purview の DLP のポリシーで、いまの対象に何を選んでいるかを見ます。
  3. 端末が前提を満たすか確認します。Global Secure Access クライアントの配布状況と、TLS 検査の設定の状況を確かめます。
  4. 全サイトに広げたときに、検査に引っかかりそうな業務の一覧を作ります。たとえば、取引先の専用サイトや、社内向けの小さなクラウドサービスです。(編集部の補足。公式の資料にある例ではありません)
  5. 社内への説明の案を用意します。「どの通信の、何を見るのか」を、最初は監査のみで試してからブロックにする流れで、プレビューの前に決めておきます。

Entra の Learn は、HTML や JSON のテキストをブロックにすると、通常の Web や API の通信まで止まることがあると注意しています。全サイトに広げるときは、特に試験の期間を取る価値があります。

書かれていないこと

  • 今回の項目が、Entra と Purview のどの画面の、どの選択肢になるのか。
  • 「すべての Web サイト」を対象にしたときの、監査のみ・ブロックなどの動き方や、性能への影響。
  • 追加の料金の有無。
  • 日本語の画面があるか。
  • 他社の SASE やブラウザーの扱い。
  • 時期の確かな日付。ロードマップは月の目安だけです。

Purview の Learn には、検査の上限として、テキストは4MB、ファイルは3MBまでと書かれています。Entra の Learn は、ファイルもテキストも3MBまでと書いていて、数字が合っていません。全サイトに広げたとき、この上限の扱いがどうなるかも、書かれていません。

よくある質問

Qいつから使えますか。

Aロードマップは、状態を開発中(In development)とし、プレビューを2026年11月、一般提供を2026年12月としています。時期は目安で、変わることがあります。対象は Worldwide (Standard Multi-Tenant) です。

QMicrosoft 365 E5 だけで使えますか。

ALearn の記載では、Entra Global Secure Access と組み合わせる場合、Microsoft 365 E7、または Purview E5 相当と Entra Internet Access 相当の両方が必要です。E5 だけでは足りません。

Q他社のネットワーク製品でも、すべての Web サイトを対象にできますか。

A書かれていません。今回の項目は、Entra GSA Internet Access との連携についてのものです。他社の SASE やブラウザーの扱いは、ロードマップの項目に書かれていません。

Q日本語の画面でも使えますか。

A書かれていません。ロードマップの項目に、画面の言語についての記載はありません。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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