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Nagios Coreに脆弱性6件、Debian 13が修正版を配布 4.5.14より前は確認を

Debianは監視ソフトNagios 4(nagios4)のセキュリティ更新DSA-6556-1を出しました。対象はCVE-2026-48549からCVE-2026-48554の6件で、Web画面のCSRF対策の回避、XSS、設定によっては認証済みの利用者によるコマンド実行です。開発元はNagios Core 4.5.13と4.5.14で直しています。確かめる版と手順をまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Nagios Coreに脆弱性6件、Debian 13が修正版を配布 4.5.14より前は確認を

この記事のまとめ

  • Debianは、Nagios 4のセキュリティ更新DSA-6556-1を出しました。Debian 13(trixie)は4.4.6-4.1+deb13u2で、CVE-2026-48549〜48554の6件が修正済みです。
  • 6件は、Web画面のCSRF対策の回避が2件、クロスサイトスクリプティングが2件、認証済みの利用者によるコマンド実行が2件です。コマンド実行の2件は、既定ではない設定が条件です。
  • 開発元は、Nagios Core 4.5.13(5月28日)と4.5.14(8月5日)で直しています。Nagios XIは2026R1.7より前が対象です。
  • CVEに付いたCISAの評価では、6件とも悪用は「none」です。Debian 12とUbuntuは、追跡ページでの状態を確かめてから動きます。
こんな方に#30代#40代#50代実務

Debianは、サーバーやネットワーク機器の監視に使われるNagios 4(パッケージ名はnagios4)のセキュリティ更新、DSA-6556-1を出しました。対象の脆弱性は、CVE-2026-48549からCVE-2026-48554までの6件です。Debian 13(trixie)向けの修正版は、2026年10月12日に受け入れられています。

脆弱性そのものは、開発元のNagios Enterprisesが、Nagios Core 4.5.13(5月28日)と4.5.14(8月5日)で直したものです。Debianのパッケージを使っていない会社も、自社のNagiosの版を確かめる対象になります。

公式の資料で確かめられたこと

項目 内容 出どころ
Debianの更新 DSA-6556-1。nagios4のセキュリティ更新 Debianのセキュリティの追跡ページ
Debian 13(trixie) 4.4.6-4.1+deb13u1は「vulnerable」。4.4.6-4.1+deb13u2で「fixed」。10月12日にstable-securityへ受け入れ 同上、パッケージの追跡ページ
Debian 12(bookworm) 4.4.6-4+deb12u2が、10月9日にoldstable-securityへ受け入れ。セキュリティの追跡ページは、10月13日に見た時点で6件とも「vulnerable」と表示 同上
開発元の修正版 Nagios Core 4.5.13(2026年5月28日)と4.5.14(2026年8月5日) Nagios Coreの変更履歴
Nagios XI 2026R1.5より前、または2026R1.7より前が対象(CVEごとに違う) CVE
悪用 CVEに付いたCISAの評価(SSVC)は、6件とも「none」。KEVにも載っていない CVE、CISA
Debian Security TrackerのDSA-6556-1のページ。nagios4のセキュリティ更新で、CVE-2026-48549から48554の6件が対象。trixieは4.4.6-4.1+deb13u1がvulnerable、trixie(security)の4.4.6-4.1+deb13u2がfixedと表示されている
DebianのDSA-6556-1の追跡ページ。対象のCVE 6件と、trixieの修正版出典: Debian「Debian Security Tracker DSA-6556-1」(引用)

6件の中身

CVEの登録元は、6件ともVulnCheckです。深刻度の数字も、VulnCheckが付けたものです。

CVE 種類 修正版(Nagios Core) CVSS 3.1 CVSS 4.0
CVE-2026-48549 コマンドを受け付ける画面(cmd.cgi)の、CSRF対策の回避 4.5.13 6.5 6.9
CVE-2026-48550 cmd.cgiの、反射型のクロスサイトスクリプティング 4.5.14 6.1 5.1
CVE-2026-48551 CSRF対策の回避 4.5.14 7.4 6.1
CVE-2026-48552 画面の部品(jsonquery.js)の、DOMベースのクロスサイトスクリプティング 4.5.14 5.4 5.1
CVE-2026-48553 認証済みの利用者によるコマンド実行(カスタム変数のマクロ。NRDP経由) 4.5.13 7.5 7.7
CVE-2026-48554 認証済みの利用者によるコマンド実行(通知のマクロ) 4.5.14 7.5 7.7

言葉の説明です。

  • CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)は、ログイン中の人に細工したリンクやページを開かせて、その人の権限で操作を実行させる攻撃です。CVEの説明では、ログイン中の利用者の権限で、Nagiosのコマンドが実行されるおそれがあります。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)は、画面を開いた人のブラウザーで、攻撃者のスクリプトが動く問題です。
  • NRDPは、外部からNagiosへ監視結果を送り込むための仕組みです。

コマンド実行の2件は、どのNagiosでも成立するものではありません。CVEの説明は、どちらも既定ではない設定が条件だと書いています。

  • CVE-2026-48553: ホスト・サービス・連絡先に定義したカスタム変数を、シェルで実行されるコマンドの行で参照している場合。NRDPを使える、認証済みの利用者であることも条件です
  • CVE-2026-48554: 通知のコマンドが、$NOTIFICATIONCOMMENT$ か $NOTIFICATIONAUTHOR$ のマクロを、シェルで実行される位置で参照している場合。画面を使える、認証済みの利用者であることも条件です

CVE-2026-48554の説明は、成立すると、nagiosユーザーの権限でコマンドが実行されると書いています。再現の手順は、この記事では書きません。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Debian 13(trixie)で、nagios4のパッケージを4.4.6-4.1+deb13u1のまま使っている会社。
  • 影響する(確認が要る): Debian 12(bookworm)でnagios4を使っている会社。更新は出ていますが、追跡ページの表示は「vulnerable」のままでした。
  • 影響する: Nagios Coreをソースから入れていて、4.5.14より前の会社。4.5.12以前は、6件すべてが当てはまります。
  • 影響する: Nagios XIを使っていて、2026R1.7より前の会社。
  • 影響する(確認が要る): Ubuntuでnagios4を使っている会社。Ubuntuのセキュリティのページは、10月13日に見た時点で、CVE-2026-48553と48554を、対応するすべての版で「needs-triage」(評価待ち)と表示していました。
  • 影響しない: Nagiosを使っていない会社。Zabbixなど、ほかの監視ソフトだけを使っている会社は、この件の対象ではありません。

情シスが今日やること

  1. Nagiosが動いているサーバーを洗い出す。監視サーバーは、長く動かしたまま更新を後回しにしがちです。構築を外に頼んだ会社は、委託先にも版を聞きます(編集部の補足)
  2. 版を確かめる。Debianでは apt policy nagios4 で、入っている版と、入れられる版が出ます。Debian 13は、4.4.6-4.1+deb13u2になっていれば修正済みです
  3. 更新する。Debianはセキュリティ更新を入れます。ソースから入れている場合は、Nagios Core 4.5.14以降にします。Nagios XIは、2026R1.7以降かを確かめます
  4. 設定を見る。カスタム変数や、$NOTIFICATIONCOMMENT$・$NOTIFICATIONAUTHOR$ のマクロを、通知やチェックのコマンドの行で使っていないかを確かめます。使っていれば、コマンド実行の2件の条件に当たります。更新を急ぎます
  5. Nagiosの画面を開ける相手を絞る。インターネットから直接開ける状態なら、社内やVPNからだけに絞ります。CSRFとXSSの4件は、ログイン中の人がリンクを開くことが条件なので、監視の画面を開いたブラウザーで、外から届いたリンクを開かない運用も効きます(編集部の補足)
  6. Debian 12とUbuntuは、更新を入れたあとで、追跡ページの表示が「fixed」に変わったかを確かめる

書かれていないこと

次の点は、確かめた資料には書かれていません。

  • Debianの告知(DSA-6556-1)の本文。ボットの確認が出て読めなかったため、告知の日付と文面は確かめていません
  • Debian 12向けの4.4.6-4+deb12u2が、6件のどれを直しているか
  • Ubuntuと、ほかのLinuxディストリビューションの修正の時期
  • 実際に被害が出たという報告

よくある質問

Q自分のNagiosが対象かどうかは、どう分かりますか?

ANagios Coreは、4.5.14より前が対象です(6件のうち2件は4.5.13で修正)。Debianのパッケージで入れている場合は、パッケージの版で見ます。Debian 13は4.4.6-4.1+deb13u2が修正版です。Nagios XIは2026R1.7より前が対象です。

Qすでに攻撃に使われていますか?

A6件のCVEに付いたCISAの評価(SSVC)は、悪用の項目がすべて「none」です。CISAの悪用が確認された脆弱性のカタログ(KEV)にも載っていません(2026年10月13日に確認)。

Qコマンド実行の2件は、どのNagiosでも成立しますか?

ACVEの説明は、どちらも既定ではない設定が条件だと書いています。カスタム変数や、通知のコメント・作成者のマクロを、シェルで実行されるコマンドの行で使っている場合です。また、認証済みの利用者(NRDPを使える利用者や、画面の利用者)であることも条件です。

QDebian 12(bookworm)は直っていますか?

ADebianのパッケージの追跡ページには、2026年10月9日に4.4.6-4+deb12u2がセキュリティ更新として受け入れられた記録があります。一方、セキュリティの追跡ページは、10月13日に見た時点で、bookwormを6件とも「vulnerable」と表示していました。更新を入れたうえで、追跡ページの表示を確かめてください。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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