日本レジストリサービス(JPRS)は2026年10月23日、権威DNSサーバー「PowerDNS Authoritative Server」の脆弱性を告知しました。サービス不能(DoS)攻撃を可能にするもので、識別番号はCVE-2026-73206です。脆弱性の公開と同時に修正版も公開されており、利用企業は対象バージョンと更新先を確認する必要があります。
細工したパケットでDoS、修正版は公開済み
権威DNSサーバーは、管理するドメインのDNS情報を問い合わせに応じて返すサーバーです。今回の対象はPowerDNS Authoritative Serverで、JPRSはサービス不能攻撃につながる脆弱性として案内しています。
PowerDNSの関連セキュリティ勧告の番号は「2026-13」です。勧告名では、圧縮ポインターを使う細工したパケットがDoSの原因とされています。圧縮ポインターは、DNSのパケット内で同じ名前の記述を省略するための仕組みです。
脆弱性の公開日は2026年10月21日(中央ヨーロッパ夏時間)です。JPRSによると、修正版も同時に公開されました。JPRSの告知には、詳細を確認するためのPowerDNSの勧告とCVE情報へのリンクが掲載されています。
ただし、今回の取材資料には、影響を受ける具体的なバージョン、修正版のバージョン、攻撃が成立する詳しい条件は含まれていません。更新先を推測せず、参照先の勧告で照合することが重要です。また、実際の攻撃や被害の発生についても、今回の資料には記載がありません。脆弱性の告知と、被害が確認されたという情報は分けて扱います。












