NTTドコモ は2026年9月25日、12月1日からの料金改定を発表しました。ahamoは40GB・60GB・120GBの3段階制に変わり、今の契約者にも自動で適用されます。eximoやirumoなど新規受付を終えたプランも、月110円〜550円上がります(金額はすべて税込)。
12月1日から何が変わるのか
まず全体を一つの表にまとめます。自分や家族、会社の回線がどの行に当たるかを確かめてください。
項目
内容
実施日
2026年12月1日(火)
ahamo
30GB 2,970円から、40GB 3,135円で始まる3段階制へ
大盛りオプション
11月30日で提供終了。契約中の人は自動で廃止
eximo・ギガホ系など
月550円の値上げ
irumo
0.5GBは月110円、3GB・6GB・9GBは月330円の値上げ
ギガライト系・カケホーダイプランなど
月330円の値上げ
ドコモ mini
改定の対象外。12月1日から新プラン「ドコモ mini2」
手続き
不要。12月分から自動で切り替わる
法人契約
対象
ドコモは理由を「物価や人件費の上昇など事業環境が変化する中で、お客さまに安定したサービスを継続してご提供するため」と説明しています。改定は「新規受付終了済みの料金プランを中心に」行うとしており、長く同じプランを使っている人ほど影響を受けやすい形です。
BUSINESS NETWORKの報道によると、齋藤武副社長は発表の場で理由を説明しました。コストの上昇に加え、「AIの普及進展やセキュリティ対策 、6Gなど、将来を見据えた投資」にも対応するためだといいます。値上げの一方で、ahamoのデータ量を増やすなど、使える量や特典を広げる変更も同時に行われます。
ahamoは40GB・60GB・120GBの3段階に
ahamoは料金が一つだったプランから、使ったデータ量で月額が決まる段階制に変わります。今の契約者にもそのまま適用されます。
1か月に使ったデータ量
12月からの月額
40GB以下
3,135円
40GB超60GB以下
4,125円
60GB超120GB以下
5,115円
今の契約の形ごとに、値段の変わり方を比べると次のとおりです。
今の契約
11月まで
12月から
ahamo(基本)
30GB 2,970円
40GBまで 3,135円(165円高く、10GB多い)
ahamo+大盛りオプション
110GB 4,950円
使った量で3,135円〜5,115円
ahamo ポイ活
7,150円
7,315円(120GB分の料金+ポイ活オプション2,200円)
ドコモが示したahamoの料金の変更。12月から40GB・60GB・120GBの3段階 出典: NTTドコモ (引用)
今の契約者には40GBの上限が自動で入る
11月1日時点でahamoを契約している人には、12月1日に「上限設定オプション」が自動で設定されます。上限は40GBで、大盛りオプションの契約者は対象外です。
上限に達すると、その月の通信速度は最大1Mbpsになります。料金は3,135円のままで、勝手に上の段階へは移りません。もっと使いたい月は、ahamoアプリかMy docomoで上限を外すか、1GB 550円で追加します。
上限を外した人は、気づかないうちに次の段階へ進むことがあります。「データ量到達通知サービス」を契約していないと、SMSでの通知は届きません。心配な人は、ahamoアプリかMy docomoで申し込んでおきましょう。
大盛りを付けている人は安くなる月もある
大盛りオプションは11月30日で自動的に廃止され、上限の自動設定もありません。12月からは使った量で料金が決まります。
40GB以下の月は3,135円、60GB以下なら4,125円で、今の4,950円より安くなります。60GBを超える月は5,115円で、今より165円高くなります。
eximo・irumoなど受付終了のプランは最大550円上がる
eximo、irumo、eximo ポイ活は、2025年6月4日で新規受付を終えたプランです。今も使っている人は、12月分から自動で値上げになります。主なプランの改定額は次のとおりです。
改定額(月・税込)
主なプラン
+550円
eximo、eximo ポイ活、5Gギガホ・ギガホ系、OCNモバイルONE(30GB)
+330円
irumo(3GB・6GB・9GB)、5Gギガライト・ギガライト系、シンプルプラン、カケホーダイプラン、Xiデータプラン系、OCNモバイルONE(20GB)など
+220円
OCNモバイルONE(10GB)
+165円
ahamo(3段階制へ)
+110円
irumo(0.5GB)、はじめてスマホ プラン、キッズケータイプラン2・3、データプラス系、ケータイプラン、デバイスプラスなど
eximoの場合、1GBまでは4,565円が5,115円に、3GBまでは5,665円が6,215円になります。無制限は7,315円から7,865円です。irumoは今の550円〜3,377円に、容量に応じて110円か330円が足されます。
このほかの対象プランは、ドコモの「料金プラン内容および月額料金改定のお知らせ」で調べられます。プラン名を選ぶと、改定前と改定後の金額が表示されます。
値上げされないプラン
ドコモ miniは改定の対象外です。11月30日で新規受付を終えますが、今の契約は12月以降も使えます。後継の「ドコモ mini2」は12月1日に始まり、6GB 3,278円、12GB 4,598円、割引適用で858円からです。
発表資料の改定一覧には、受付中のドコモ MAXは入っていません。60歳以上向けには、10月1日から「ドコモ MAX 60歳以上割」(最大3か月、月最大2,970円引き)も始まっています。
家族の契約で確かめること
家族の回線は、人によって古いプランのまま残っていることがよくあります。My docomoで全員分を確かめましょう。
4人家族で計算してみます。それぞれ別のプランを使っている例です。
家族
プラン
値上げ額(月)
父
eximo
+550円
母
ギガライト
+330円
子
ahamo(40GB以下)
+165円
祖母
ケータイプラン
+110円
合計
+1,155円(年13,860円)
会社の契約で確かめること
ドコモは、法人契約も料金改定の対象だと明記しています。社用スマホ やデータ通信の回線が多い会社ほど、年間の差額は大きくなります。
手順
やること
1
請求書や法人向けの管理画面から、回線とプラン名の一覧を出す
2
プランごとに「回線数×改定額」を計算し、来年度の予算に入れる
3
ルーターやタブレットで使う古いデータプランが残っていないか見る
4
ほとんど使っていない回線、退職者の回線を解約か統合の候補にする
5
データを多く使う回線は、今のプランが合っているか見直す
たとえばカケホーダイプランを30回線使っている会社なら、30×330円で月9,900円、年118,800円上がります。Xiデータプランで動かしているモバイルルーターも、同じく330円の対象です。
海外出張が多い会社は使える量が増える
12月1日からは、ahamoやドコモ MAXなどで、海外で使えるデータ量が30GBから40GBに増えます。ほかにドコモ ポイ活 MAXとドコモ Biz データ無制限も対象です。海外では、最初に通信した日から15日を過ぎると速度が最大128kbpsに落ちる決まりです。
長期の出張向けに、16日目以降も通常の速度で使える「海外データ通信日数追加オプション」(1日980円)が始まります。出張規程で海外の通信費をどう扱うか、このタイミングで決めておくと精算で迷いません。
乗り換えを考えるときの比べ方
値上げを機に他社や別プランへの乗り換えを考える人もいるでしょう。月額だけで比べると、あとで「思ったより安くならなかった」となりがちです。次の項目を順に見てください。
比べる項目
見るところ
データ量
直近3〜6か月の実績。多い月に合わせるか、上限で止めるか
通話
かけ放題が要るか。ahamoは5分以内の国内通話が無料
家族割・セット割
みんなドコモ割や光回線のセット割から抜けると、家族の料金も変わる
窓口
ショップで相談したいか。ahamoは店頭での手続きサポートが有料
メールアドレス
@docomo.ne.jpを残すなら、ahamoやirumoでは月330円かかる
端末
分割払いの残り、返却プログラムの条件
ポイント・決済
dカードやdポイントの特典がどう変わるか
比べるときは、月の差額を12倍して年額で見ると判断しやすくなります。他社の料金も変わることがあるため、契約の直前に各社の公式の料金ページで最新の金額を確かめてください。
40〜60代で、ショップでの手厚い相談を重視するなら、月数百円の差だけで乗り換えを決めない方がよい場合もあります。逆に、データをあまり使わずショップにも行かない人は、プランを小さくするだけで値上げ分以上に下がることがあります。
今日からできること
My docomoで、自分と家族の回線のプラン名と、ここ数か月のデータ使用量を確かめる
上の改定額の表で、12月から月いくら上がるかを書き出す
ahamoで毎月40GBを超えている人は、上限を外すか、どの段階で止めるかを決める
会社の担当者は、回線一覧と改定額から来年度の通信費を試算する
乗り換えを考えるなら、11月中に比べる項目の表を埋めてから決める