本文へ移動
情シスのミカタ
トレンド約7分で読めます

流行語「ドパガキ」とは ショート動画漬けから親子で抜け出す設定と習慣

「ドパガキ」は、ショート動画など強い刺激に慣れた人を指すネットスラングです。Xの投稿数の推移と、こども家庭庁の調査に見る10代のネット利用時間を整理し、iPhoneのスクリーンタイム、AndroidのDigital Wellbeing、YouTubeの設定と、親子で続けられる習慣をまとめました。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
文字
流行語「ドパガキ」とは ショート動画漬けから親子で抜け出す設定と習慣

この記事のまとめ

  • 「ドパガキ」は「ドーパミン中毒のガキ」を縮めたネットスラング。X上の投稿は2026年8月に月約30万件まで増えました
  • 10〜17歳の平日のネット利用は平均5時間27分。家庭のルールがあると答えた高校生は44.3%で、親の認識と差があります
  • iPhoneの許容時間、Androidのアプリタイマー、YouTubeのショート フィードの上限を使い、親も一緒に決めて守るのが近道です
こんな方に#20代#30代#40代#50代はじめて

「ドパガキ」という言葉を、SNSやニュースで目にする機会が増えました。ショート動画が止まらない自分を笑う言葉として、若い世代を中心に広がっています。言葉の意味と広がり方、10代のネット利用の実態、スマホの設定でできることを、親子それぞれの立場から整理します。

「ドパガキ」とはどんな言葉か

「ドパガキ」は、「ドーパミン中毒のガキ(子ども)」を縮めたネットスラングです。ショート動画やゲームなど、強い刺激をすぐに得られるものに慣れた人を指して使われます。ドーパミンは脳内で働く物質の名前ですが、この言葉自体は医学用語ではありません。

使われ方は大きく2つあります。「ショート動画を延々と見てしまう。自分、ドパガキすぎる」のような自虐と、「これはドパガキ向けの曲だ」のように作品の刺激の強さを表す使い方です。

自分を笑う分には軽い言葉ですが、他人、とくに子どもに向けると見下す響きを持ちます。「ガキ」という言い方も含め、家庭や職場では相手を責める言葉として使わないよう気をつけたいところです。

Xの投稿数は1年半で数万倍に

withnews(朝日新聞社)は、朝日新聞社メディア研究開発センターがXの投稿を分析した結果を報じています。2025年3月から2026年8月までの投稿は927,653件で、その約9割が最後の4か月に集中していました。

時期 「ドパガキ」を含むXの投稿数(月)
2025年3月 11件
2025年7月 233件
2026年4月 約4万件
2026年5月 12万件超
2026年8月 約30万件

分析では、音楽をめぐる仲間内の言葉として始まりました。2025年10月にVTuberの配信の切り抜き動画のタイトルに使われ、2026年2月に題材にした漫画が話題になったといいます。6月には「寝ろドパガキ」という呼びかけが広く拡散しました。

ガジェット通信の「ネット流行語大賞2026上半期」では6位に入りました。最近は、子どものスマホ利用を心配する親に向けた記事でも見かけるようになりました。

数字で見る10代のネット時間

こども家庭庁は毎年、10〜17歳の青少年とその保護者に、ネットの使い方を聞いています。2025年11〜12月に行った令和7年度の調査では、青少年の回答者は3,060人でした。

区分 平日1日あたりの平均利用時間
青少年全体(10〜17歳) 約5時間27分(前年度より約25分増)
高校生 約6時間44分
中学生 約5時間24分
小学生(10歳以上) 約3時間54分

目的別では「趣味・娯楽」が約3時間1分で最も長く、勉強などの約1時間6分を大きく上回りました。ここでの時間は、スマホやゲーム機、テレビなど、使っている機器の利用時間を合計した数字です。

こども家庭庁の資料のページ「概要10 青少年のインターネットの利用状況-4(利用時間)」。平均利用時間は前年度より約25分増えて約5時間27分、高校生は約6時間44分、中学生は約5時間24分、小学生(10歳以上)は約3時間54分、目的別では趣味・娯楽が約3時間1分で最も多いという説明。下に、学校の種類別の利用時間の帯グラフと令和5〜7年度の平均の表、目的別の帯グラフと平均の表
こども家庭庁の調査の概要10。学校の種類別と目的別のネットの利用時間出典: こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」(公共データ利用規約(第1.0版))

「ルールがある」と思っているのは親だけかもしれない

同じ調査では、家庭にネット利用のルールがあるかも聞いています。親と子で答えに差がある点が目を引きます。

学校の種類 ルールがあると答えた子 ルールがあると答えた親
全体 67.2% 75.9%
小学生(10歳以上) 83.8% 88.4%
中学生 74.5% 81.9%
高校生 44.3% 58.3%
こども家庭庁の資料のページ「概要14 インターネット利用に関する家庭のルールの有無」。左の帯グラフは学校の種類別に青少年と保護者の答えを比べ、ルールを決めているは総数で青少年67.2%・保護者75.9%、高校生で青少年44.3%・保護者58.3%。右は低年齢層のこどもの保護者の年齢別の帯グラフで、総数79.5%
こども家庭庁の調査の概要14。家庭のルールの有無を子と親で比べた図出典: こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」(公共データ利用規約(第1.0版))

こども家庭庁は、学校の段階が上がるほど「ルールを決めていない」が増え、親子の認識の差も広がっていると分析しています。

ショート動画が止まらない作り

ショート動画を見ているうちに時間が過ぎるのは、意志が弱いからだけではありません。アプリの作りそのものに、やめどきを見つけにくい特徴があります。

特徴 起きやすいこと
1本が数十秒と短い 「あと1本だけ」と思いやすい
指で上にずらすと次がすぐ始まる 見るかどうかを考える前に再生が始まる
一覧に終わりがない 区切りがないので、やめるきっかけがない
見た動画からおすすめが選ばれる 好みに合う動画が続き、飽きにくい
通知で呼び戻される 別のことをしていても、またアプリを開く

テレビ番組や本には「1話」「1章」という区切りがあります。ショート動画にはそれがないため、自分で区切りを作る仕組みが役に立ちます。次の章では、その区切りをスマホの設定で作る方法を紹介します。

スマホの設定でできること

主な3つの仕組みをまとめます。メニューの名前は、iPhoneはiOS 27、YouTubeとAndroidは2026年10月時点の各社のヘルプに合わせています。機種やバージョンで表示が違う場合があります。

仕組み どこで設定するか できること
iPhoneのスクリーンタイム 「設定」の「スクリーンタイム」 「許容時間」でカテゴリごとに使える時間を決める。「スクリーンタイムのスケジュール」で使えない時間帯を決める
AndroidのDigital Wellbeing 「設定」の「Digital Wellbeing」 「アプリタイマー」でアプリごとに1日の時間を決める。「おやすみ時間モード」で夜は画面を白黒にする
YouTube アプリの「設定」の「時間管理」 「ショート フィードの上限」でショートを見る時間を決める。0にもできる
英語表示の3台のiPhoneの画面。左はScreen Time Scheduleで、登校前・学校・放課後などの時間帯ごとに使えるアプリを決める画面。中央は子どものスクリーンタイムの概要で、1日の平均4時間15分の棒グラフと、利用の一時停止やスケジュール変更のボタン、今日よく使ったアプリ。右はTime Allowancesで、平日と週末を切り替え、共有の許容時間1時間30分、エンターテインメントやゲームを1時間までにする設定
Appleが発表に載せた、スクリーンタイムの設定画面(英語表示)を出した3台のiPhone出典: Apple(引用)

iPhone:まず1週間の使い方を見る

iPhoneでは、「設定」の「スクリーンタイム」で「1日の平均」を開くと、1日や1週間の使用時間とよく使うアプリが分かります。画面を何回持ち上げたか、通知を何件受け取ったかも確かめられます。

iOS 27では「許容時間」が新しくなり、エンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアなどのカテゴリごとに時間を決められます。Appleによると、許容時間は専門家の研究をもとに子どもの年齢の範囲に合わせて調整されており、設定の出発点として使えます。

子どものiPhoneは「お子様用アカウント」で管理する

子どもにiPhoneを持たせるなら、ファミリー共有で「お子様用アカウント」を作ります。年齢に応じた保護機能が有効になり、保護者がペアレンタルコントロールを管理できるようになります。

iOS 27では、子どもがSafariで新しいサイトを開くときに保護者の承認を求める「ウェブサイト閲覧のリクエスト」も使えます。18歳未満のユーザーには、ヌードや暴力的な画像などの表示や共有から守る「コミュニケーションの安全性」が最初から有効です。

新しいスクリーンタイムの機能を家族で使うには、ファミリー共有のグループ内のすべての機器をiOS 27などの最新版にする必要があります。親の古いiPadが残っていると使えない機能があるため、先に家族全員の機器を更新しておきましょう。

Android:アプリタイマーとおやすみ時間モード

Androidでは、「設定」の「Digital Wellbeing」で、その日の利用時間、起動した回数、受け取った通知の数が見られます。「アプリタイマー」で上限に達すると、アプリは終了してアイコンが灰色になります。タイマーは午前0時にリセットされます。

自分で決めた制限をすぐ外してしまう人は、「アプリの制限のPIN」を家族に設定してもらう方法もあります。「おやすみ時間モード」では、夜の時間に画面を白黒にしたり、壁紙を暗くしたりできます。

YouTube:ショートだけに上限を付ける

YouTubeアプリでは、「マイページ」から「設定」、「時間管理」と進み、「ショート フィードの上限」を選びます。上限に達するとリマインダーが表示され、ショートを閉じるか続けるかを選ぶ仕組みです。

「全般」にある「休憩を取るように通知する」と「おやすみ時間になったら通知する」も使えます。この2つは、13〜17歳のユーザーでは最初からオンになっていて、18歳以上はオフになっています。

親子で抜け出すための5つのステップ

Appleは9月29日、米国小児科学会と作った家族向けのガイドを公開しました。会話を始める、子ども用のアカウントを作る、使う時間の計画を立てる、成長に合わせて見直すといった流れです。これを参考に、家庭で始めやすい形にすると次のようになります。

  1. 責めずに話す。「ドパガキ」と呼んで笑うのではなく、困っていることがないかを聞く
  2. 親子で1週間の利用時間を見せ合う。親の数字も見せる
  3. ルールを一緒に決める。寝る1時間前から触らない、食事中はかごに入れる、など
  4. 設定で区切りを作る。許容時間やアプリタイマー、ショートの上限を一緒に設定する
  5. 1か月後に見直す。守れなかった理由を話し、時間や場所を調整する

大人自身の付き合い方

ショート動画が止まらないのは、子どもだけの話ではありません。20代でも40〜50代でも、仕事の合間や寝る前に気づけば1時間、という経験は珍しくないはずです。

INTERNET Watchでは、20代のライターが、SNSを使う時間が1日5時間半ほどあったと振り返っています。まず自分の数字を知ることが、大人にとっても出発点になります。

  • 通知をしぼる。ショート動画のアプリの通知はオフにする
  • ホーム画面の1枚目から動画アプリを外し、フォルダの奥に移す
  • 寝室に充電器を置かず、目覚ましは時計を使う
  • 待ち時間用に、本や音声コンテンツなど区切りのあるものを用意する
  • 1日の上限を決め、超えた日はメモに残して週末に振り返る

今日からできること

  • 自分のスマホで、1週間の利用時間とよく使うアプリを確かめた
  • YouTubeの「ショート フィードの上限」を設定した
  • 家族で、スマホを置く場所と時間を一つ決めた
  • 子どもの端末は、ファミリー共有やファミリー リンクで管理できるようにした
  • 決めたルールを紙に書き、1か月後に見直す日をカレンダーに入れた

よくある質問

Qドパガキは病気の名前ですか?

Aいいえ。ネットで生まれたスラングで、医学的な診断名ではありません。睡眠や学校生活、仕事に支障が出ていると感じる場合は、ネットの言葉で判断せず、かかりつけ医や学校、地域の相談窓口に相談してください。

QYouTubeのショートだけを止めることはできますか?

Aできます。YouTubeアプリの「設定」の「時間管理」にある「ショート フィードの上限」で、ショートを見られる時間の上限を決められます。上限を0にすることもできます。上限に達するとリマインダーが表示されます。

Q子どもに設定を勝手に外されないか心配です。

AiPhoneはファミリー共有で子ども用のアカウントを作ると、保護者が設定を管理できます。Androidはアプリの制限にPINを設定でき、子どもの端末はGoogleのファミリー リンクで管理できます。ただし設定だけに頼らず、ルールを話し合って決めることが続けるコツです。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、同僚にも共有してください