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クラウドストライクの新機能5つ いつ使えるか・Falcon利用者が決めること

クラウドストライクは2026年9月のFal.Con 2026で、AIで防御するSafeMind、AIエージェントを守るFalcon Guardianなど5つの機能を発表しました。公式の発表とブログから、使える機能・プレビュー・予定の機能を分け、契約や自動の対応の設定で情シスが確かめることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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クラウドストライクの新機能5つ いつ使えるか・Falcon利用者が決めること

この記事のまとめ

  • Fal.Con 2026で発表された5つの機能は、日本語の抄訳も出ましたが、日本での提供の時期や価格は公式の発表に書かれていません。
  • 一般提供(GA)と明記されたのは、エージェント型SOCの自前のモデルとMCPでの接続などです。AIゲートウェイや調査のエージェントはプレベータや予定です。
  • Falconのセンサーに入るnpm・PyPIの保護は、ポリシーで有効にします。契約に含まれるかと、止まったときの連絡や承認の手順を先に決めます。
こんな方に#30代#40代#50代実務

クラウドストライク(CrowdStrike)は、年次の催し「Fal.Con 2026」でAIを使った新しい機能を発表しました。催しは米ラスベガスで2026年8月31日から9月3日に開かれ、日本語の抄訳も9月9日から16日に出ています。主な5つの機能の提供の段階と、Falconを使う会社やEDR(端末の不審な動きを見つけて止める製品)を選ぶ会社が確かめることを、公式の発表とブログからまとめます。

発表された5つの機能は何をするのか

機能 何をするか 位置づけ(公式の説明)
SafeMind 攻撃役のモデルRed Tempestと防御役のモデルBlue Solanoを同じループで動かし、検知のルールを作る 同社の研究所の成果。Falconの中で動く予定
Falcon Guardian 端末で動くAIエージェントを見つけ、許可したものだけを動かし、実行中の攻撃を止める Falcon AIDR(AIの検知と対応)を発展させた製品
Agentic Identity Provider AIエージェントを登録し、偽れないIDと、期限の短い権限を与える Falcon Next-Gen Identity Securityの機能
エージェント型SOCの次の段階 複数のAIエージェントが、端末・ID・SaaS・クラウド・ネットワークを同時に調べる Next-Gen SIEMとCharlotte AIで提供
Real-Time Supply Chain Attack Protection npmとPyPIの不正なパッケージを、ダウンロードの時点で隔離する 今のFalconのセンサーに組み込み

SafeMindの性能の数字は社内の評価です。発表文は「検知率29%向上」、9月17日のブログは「精度70%向上」と、示し方も違います。

いま使えるもの・試せるもの・予定のもの

発表文とブログの表記を、機能ごとにそのまま並べると次のとおりです(10月19日確認)。

機能 中身 公式の表記
SafeMind 最初の提供はFAIRRというサービス(アプリの脆弱性を探す) Falconの中で動く形の時期は記載なし
Falcon Guardian AIエージェントの発見・実行の許可・実行時の検知と対応 段階の表記なし
Falcon Guardian AIゲートウェイ(AIへの通信をまとめて見る) プレベータ。Q4に一般提供の予定
Falcon Guardian Falcon Complete for Guardian(監視の代行) Q3に提供の予定
Falcon Guardian OverWatch Cross-Domainの脅威ハンティング 提供中。両方の契約が必要
Agentic IdP 登録・検証できるID・期限の短いトークン 時期の記載なし
エージェント型SOC 複数のエージェントの調査・認定データパイプライン プレベータ
エージェント型SOC SOARの統合の作業画面(自動か承認かの設定) パブリックプレビュー
エージェント型SOC 自前のモデル(OpenAI・Anthropic)・MCPでの接続 一般提供(GA)
サプライチェーンの保護 ダウンロード時の隔離(Windows・macOS・Linux) 段階の表記なし。ポリシーで有効にする
サプライチェーンの保護 全端末のパッケージの一覧(Exposure Management) Q3の予定
サプライチェーンの保護 公開からの日数の下限などの制限 Q4の予定
表の図。SafeMindは最初の提供がFAIRRというサービスで、Falconの中で動く形の時期は記載なし。Falcon Guardianは、AIエージェントの発見・実行の許可・実行時の検知と対応が段階の表記なし、AIゲートウェイがプレベータでQ4に一般提供の予定、Falcon Complete for GuardianがQ3に提供の予定、OverWatch Cross-Domainの脅威ハンティングが提供中で両方の契約が必要。Agentic IdPは時期の記載なし。エージェント型SOCは、複数のエージェントの調査と認定データパイプラインがプレベータ、SOARの統合の作業画面がパブリックプレビュー、自前のモデルとMCPでの接続が一般提供。サプライチェーンの保護は、ダウンロード時の隔離が段階の表記なしでポリシーで有効にする、全端末のパッケージの一覧がQ3の予定、公開からの日数の下限などの制限がQ4の予定。Q3とQ4が暦年か会計年度かはブログに書かれていない
5つの機能の提供の段階を、公式の表記のまま並べた図作成: 編集部 / もとの資料: 作成: 編集部 / もとの資料: CrowdStrikeの発表文とブログ

ブログの「Q3」「Q4」が、暦年か同社の会計年度かは書かれていません。同社の2027年度は、2027年1月31日に終わります(SECへの届け出)。会計年度なら、第3四半期は2026年8〜10月、第4四半期は11月〜2027年1月です。

発表文とブログの多くには、次の断り書きがあります。

Any unreleased services or features referenced here are still in development and subject to change. Customers should make their purchase decisions based upon features that are currently available.

出典: CrowdStrike「CrowdStrike Unveils the Next Evolution of the Agentic SOC」

未提供の機能は開発中で変わることがあり、購入は今使える機能で決めてほしい、という意味です。日本語の抄訳にも同じ趣旨の文があります。日本での提供の時期と価格は、どの抄訳にも書かれていません。

今のFalconで確かめること

サプライチェーンの保護は開発者の端末だけの話ではない

ブログは、新しいセンサーの配布は要らず、ポリシーを有効にすれば使えると書いています。Windows・macOS・Linuxで、npm installやpip installで落ちてくるパッケージを調べます。Claude CodeやChatGPT Codexのような、AIのコーディングの道具が入れるパッケージも対象です。

隔離は、開発の作業を止めることにもなります。有効にする前に、開発部門と、止まったときの連絡先と、解除を判断する人を決めておきます。公開から日の浅いパッケージを入れさせない設定は、ブログの時点でQ4の予定です。

CrowdStrikeのブログのProactive Protection: Control and CooldownとGlobal Package Inventoryの節。公開から日の浅いパッケージに最低の経過日数を求める制御、公開のパッケージの制限、承認済みの版への誘導を説明し、Proactive policy controls are set to be released in Q4と書いている。全端末のパッケージの一覧はFalcon Exposure Managementを通して提供し、Global Package Inventory is set to be released in Q3と書いている
ブログの記述。公開日数の制限はQ4、パッケージの一覧はQ3の予定出典: CrowdStrike(ブログ)(引用)

全端末のパッケージの一覧は、Falcon Exposure Managementを通して出すと書いています。npmのパッケージが乗っ取られる例は、npmのTrusted Publishingに弱点、1,500超のパッケージに乗っ取りの恐れで取り上げています。

Falcon Guardianは「どのAIエージェントを許すか」が先

Guardianは、管理する端末で動いてよいAIエージェントの種類を決め、許可していないものを止めます。見つける対象の端末は、発表文がWindowsとmacOS、ブログが対応するWindows・macOS・Linuxと書いています。自社の端末の種類で使えるかを確かめます。

許可の設定を作るには、社内で使ってよいAIエージェントの一覧が要ります。エージェントに渡す権限の考え方は、「APIキーは.envに」はもう危ない AIエージェントに渡す権限の決め方にまとめています。エージェントの記録はNext-Gen SIEMに入り、標準の保存期間が付くとしていますが、日数は書かれていません。

AIの自動の対応は、任せる範囲をワークフローごとに決める

エージェント型SOCの発表文は、ワークフローごとに、人の承認から完全な自動まで、任せる度合いを利用者が決めるとしています。この作業画面は、パブリックプレビューです。

CrowdStrikeのブログのOne Workspace to Build and Govern Automationの節。Unified agentic SOAR workspaceはPublic Previewで、ワークフローごとに起点・データ・条件・エージェント・操作を決め、完全に自動にするか承認を要るようにするかを設定できる。Bring your own modelはGAで、既存のOpenAIとAnthropicのライセンスを使える。Connect to any tool, any agentはGAで、ほかの会社のエージェントがCrowdStrikeの管理するMCPサーバーを通してFalconの道具につながる
ブログの記述。自動か承認かをワークフローごとに設定(プレビュー)出典: CrowdStrike(ブログ)(引用)

自前のモデルを使う機能では、自社のOpenAIやAnthropicの契約を使えます。どのデータがモデルの会社に渡るかは、発表に書かれていません。MCP(AIと道具をつなぐ決まり)では、ほかの会社のエージェントがFalconの道具につながります。つなぐエージェントに渡す権限は、必要な分に絞ります(編集部の提案)。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Falconのセンサーを入れていて、npmやPythonのパッケージを入れる端末がある会社。開発部門だけでなく、AIのコーディングの道具を使う部署も含みます。
  • 影響する: 社員が端末でAIエージェントを使っていて、Falcon AIDRやGuardianを使っている・検討している会社。
  • 影響する: Charlotte AIやNext-Gen SIEMで、自動の対応を組んでいる・組む予定の会社。
  • 影響する: いまEDRを選んでいる会社。発表の多くは未提供で、比べるときに提供の段階を分ける必要があります。
  • 影響しない: Falconを使っておらず、乗り換えも考えていない会社。
  • 急がなくてよい: Agentic IdPとSafeMind。提供の時期の記載がなく、今の設定で変わる所はありません。

情シスが今日やること

  1. Guardian、サプライチェーンの保護、Charlotte Agentic SOARの新機能について、営業の担当か販売店に問い合わせます。今の契約に含まれるか、追加の費用か、日本でいつから使えるかを聞きます。
  2. Falconの管理画面で、センサーの版と、サプライチェーンの保護のポリシーが出ているかを確かめます。有効にする前に、開発部門と止まったときの手順を決めます。
  3. 社内で使ってよいAIエージェントの一覧を作ります。Guardianの許可の設定は、この一覧がもとになります。
  4. 自動の対応を使うなら、端末の隔離やアカウントの停止など影響の大きい操作のうち、「承認が要る」にする範囲を決めます(編集部の提案)。
  5. EDRを比べているなら、比べる表に「提供の段階(GA・プレビュー・予定)」の列を足し、提供済みの機能で評価します。

2026年10月19日時点の内容です。

よくある質問

Q今のFalconの契約のまま使えますか。

A公式の発表とブログには、どの契約に含まれるかや料金は書かれていません。サプライチェーンの保護は、今のセンサーでポリシーを有効にすれば使えるとしています。Guardianの脅威ハンティングは、OverWatch Cross-DomainとGuardianの両方の契約が要るとしています。営業の担当か販売店に確かめます。

QAIが勝手に端末を隔離したりしませんか。

A自動にする範囲は利用者が決めます。発表文は、ワークフローごとに、人の承認を挟むか完全に自動にするかを設定できるとしています。この作業画面は、9月18日に更新されたブログでパブリックプレビュー(公開の試用版)と書かれています。

QSafeMindはFalconの画面から使えますか。

A9月17日のブログは、最初の提供をFAIRRというサービスとしています。攻撃役のモデルRed Tempestで、自社のアプリや依存するソフトの脆弱性を探す使い方です。Falconの中で動く形の提供の時期は書かれていません。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月19日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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