GitHubは2026年10月22日、github.comのGitHub Actionsで使うblobストレージの接続先追加と、Meta APIの接続先情報更新を発表しました。通信先を許可リストで制限している組織は、設定の確認が必要です。ホスト名を個別に許可している場合は、ジョブのサマリーやログの中断を避けるため、新しい接続先を追加するよう求めています。
追加された接続先は2つの範囲
今回の対象は、GitHub Actions用のデータ保存先であるblobストレージです。GitHubは、容量と信頼性を高める取り組みの一環として接続先を追加しました。
追加対象は、次の2範囲です。いずれも先頭と末尾のホストを含みます。
- 第1範囲:
productionresultssa30.blob.core.windows.netからproductionresultssa49.blob.core.windows.netまで。
- 第2範囲:
productionresultssa100.blob.core.windows.netからproductionresultssa199.blob.core.windows.netまで。
先頭と末尾だけを許可すればよいわけではありません。個別に登録する運用では、その間の番号を含めた範囲全体が確認対象です。
今回の発表はgithub.com向けの接続先情報の更新です。日本での提供は発表には書かれていません。
個別許可か、まとめて許可済みかで対応が分かれる
許可リストとは、接続を認める通信先をあらかじめ登録する仕組みです。今回の確認では、GitHub Actionsを利用しているかに加え、ストレージへの通信をどの単位で許可しているかが重要になります。
productionresultssa*.blob.core.windows.netを許可済みであれば、GitHubは変更不要としています。一方、ホスト名を1件ずつ登録している組織には、新しいホストの追加を求めています。
現在の接続先一覧は、メタデータ用REST APIから取得できます。REST APIは、プログラムなどから情報を取得するための窓口です。今回示された追加範囲と、現在の一覧を照合する際の確認先になります。
影響する会社・しない会社
- 影響する: github.comのGitHub Actionsを利用し、対象ストレージへの通信をホスト名ごとの許可リストで管理している会社です。追加範囲が未登録でないか確認が必要です。
- 影響する: 対象ストレージへの接続を許可リストで制限しているものの、登録内容が分からない会社です。まず、個別許可か、上記のパターンで許可済みかを確認します。
- 影響しない:
productionresultssa*.blob.core.windows.netをすでに許可している会社は、今回の追加に伴う設定変更は不要です。
情シスが今日やること
以下は、社内で確認を進めるための手順です。作業の目安を次のジョブ実行前とし、開発担当者とネットワーク担当者で分担してください。
- GitHub Actionsの利用と通信管理の担当者を確認する。 開発担当者にgithub.comのGitHub Actionsの利用有無を聞き、対象ストレージへの通信を制御している担当者につなぎます。
- 通信を制御する機器・サービスの管理画面で、許可リストを確認する。
productionresultssaを含む登録内容を調べ、ホストごとの登録か、productionresultssa*.blob.core.windows.netの許可かを記録します。具体的な画面名や操作経路は、発表には書かれていません。
- 個別許可なら、追加範囲と現在の一覧を照合する。 ネットワーク担当者に上記の2範囲を渡し、メタデータ用REST APIで取得できる接続先一覧も確認してもらいます。未登録の新ホストがあれば、追加対応を依頼します。
- 対応結果を開発担当者へ知らせる。 設定を追加したか、すでに許可済みで変更不要だったかを共有します。対応後のジョブでは、サマリーやログに中断がないかを確認してください。