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Claude for Google Workspace 管理者が決める許可・禁止とデータの扱い

ClaudeのGoogleドキュメント・スプレッドシート・スライド向けアドオン(ベータ版)が公開されました。Workspace管理者が許可・禁止する手順、対象のプラン、Googleに求める権限、データの保管と学習、Enterpriseの管理機能を、AnthropicとGoogleの公式ヘルプで整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
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Claude for Google Workspace 管理者が決める許可・禁止とデータの扱い

この記事のまとめ

  • ClaudeのGoogle向けアドオンは、Pro・Max・Team・Enterpriseのベータ版です。入れてよいかは、Workspace管理者のMarketplace設定が決めます。
  • 管理者は、許可リストへの追加か管理者によるインストールで配れます。Googleに求める権限は2つで、開いているファイルだけを扱います。
  • データは学習に使われず、30日以内に消えます。ただしゼロデータ保持は使えず、組織の保持設定も引き継がれません。
こんな方に#30代#40代#50代実務

Anthropicは、Claudeを使う人向けのGoogle Workspaceアドオン「Claude for Google Workspace」を、公式ヘルプで案内しています。ドキュメント・スプレッドシート・スライドの横にClaudeのサイドバーが出て、開いているファイルを読んで直接編集します。使い方の紹介は別の記事に任せ、ここでは、Workspaceの管理者が決めることに絞って整理します。

まず確認 対象のプランと提供の状況

公式ヘルプの囲みには、次のように書かれています(2026年10月8日に確認)。

Claude for Google Workspace is available in beta for Pro, Max, Team, and Enterprise plans. You also need a Google account that is allowed to install Google Workspace Marketplace apps.

出典: Anthropic「Use Claude in Google Docs, Sheets, and Slides」
  • 無料プランは、対象に挙がっていません。
  • 使えるブラウザはChrome・Edge・Safariです。Firefoxはベータ版では対応しておらず、サイドバーが開いても操作が終わりません。
  • 1回の長い処理は、Google側の制限で6分までです。
  • Connected Sheets(BigQueryにつないだタブ)は、読み書きできません。
  • 日本での提供は、ヘルプの対象のプランの説明に地域の記載がなく、確認できていません。

管理者が許可・禁止する方法

ヘルプによると、入れ方は「個人で入れる」「管理者が組織に入れる」の2つです。どちらが使えるかは、Googleの管理者のMarketplace設定で決まります。

やりたいこと 方法(公式ヘルプとGoogleの管理者ヘルプ)
利用者が自分で入れてよい Marketplaceのアクセスを「許可リストのアプリだけ」にして、Claudeを許可リストに追加する
管理者が全員または一部に配る スーパー管理者がClaudeの掲載ページで「Admin install」。全員か、グループ・組織部門を選ぶ
禁止する 許可リストに入れない(許可リストの方式の場合)。入れたあとなら、管理コンソールでアンインストールする
範囲を絞る 許可を特定のグループ・組織部門だけにする。ほかの利用者は自動で対象外になる

許可リストの画面は、管理コンソールの「アプリ」「Google Workspace Marketplace アプリ」「アプリリスト」の「Allowlist app」です。操作にはMarketplace管理者の権限が要ります。管理者によるインストールは、利用者のインストールを止めていても使えます(Claudeのヘルプ)。

Claudeのヘルプの英語の画面。Marketplaceのアプリを止めている組織の管理者向けに、Claudeを許可リストへ追加する方法と、管理者によるインストールの2つの選択肢が説明されている
Claudeのヘルプ。Marketplaceを止める会社の許可リストと管理者の導入出典: Anthropic(Claude Help Center)(引用)

アンインストールは、管理コンソールの同じ画面で「Claude」を選んで行います。全員の画面で、ファイルを再読み込みしたあとに消えます。

設定のときの注意

  • Marketplaceで「claude」と検索すると、Claudeの名前を含む第三者のアドオンが多数並びます(2026年10月8日に確認)。許可するのは、Claudeのヘルプからたどった掲載ページの、発行元を確かめたものだけにします。
  • Googleの管理者ヘルプは、許可リストに入れたアプリも、APIの制御で除外されることがある、と書いています。許可したのに使えない人は、API制御の設定も見ます。
  • すべてのアプリを許可している会社には、許可リストの設定は効きません。まず「Manage access to apps」の方式を確認します。

Googleに求める権限とデータの扱い

Claudeがはじめて使われるとき、Googleは2つの権限の許可を求めます。

Googleが示す権限 Claudeの説明
Display and run third-party web content in prompts and sidebars inside Google applications サイドバーを出すため
View and manage documents, spreadsheets, or presentations that this application has been installed in 開いている1つのファイルを読み書きするため。Googleが、ほかのファイルを開けないようにしている

ドライブ・Gmail・カレンダー・連絡先へのアクセスや、ファイルからのネットワーク通信は求めない、とヘルプは説明しています。共有の変更や、ファイルの所有者の変更、スケジュール実行の作成も、Claudeにはできません。

データの扱いは、ヘルプの次の説明にまとまっています。

  • 開いているファイルの内容、利用者のメッセージ、添付したファイルがClaudeに送られます。
  • Team・Enterpriseは、組織の商用規約とデータ処理補遺(DPA)が適用されます。Pro・Maxは、個人向けの規約とプライバシーポリシーです。
  • この内容は、モデルの学習には使われません。入力と出力は、Anthropicのシステムから30日以内に削除されます。
  • 組織で設定した、独自のデータ保持の設定は、アドオンには引き継がれません。
  • チャットの履歴は、ブラウザの中にファイルごとに保存されます。ほかの共同編集者には見えません。

Claudeが直した内容は、利用者の名前で、Googleの変更履歴に残ります。

Enterpriseの管理機能と、使えないもの

項目 ベータ版での扱い
Compliance API 対応(Enterprise)。入力・応答・ツールの呼び出し・編集を取得できる
顧客管理の暗号化鍵(CMEK) 対応(Enterprise)
OpenTelemetryの監査ログの出力 対応。Claude側で設定した収集先に送られる
Amazon Bedrock・Vertex AI・Azure AI Foundryなど 非対応。Claudeのアカウントでのサインインが必須
ゼロデータ保持(ZDR) 使えない
HIPAA対象の組織 対象外。保護された医療情報には使わない

サインインは、組織がSSOを使っていればSSOに対応します。APIキーでのサインインはできません。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Google Workspaceを使い、Claude(Pro・Max・Team・Enterprise)を、会社か個人で契約している社員がいる会社。Marketplaceの設定によっては、管理者が知らないうちに、社員が自分で入れられます。
  • 影響する: Marketplaceのアプリを、すべて許可にしている会社。許可リストの方式にしない限り、止める方法がアンインストールだけになります。
  • 影響する: 契約書・見積書・顧客名簿のスプレッドシートを、Googleのファイルで扱う会社。ファイルの内容がClaudeに送られます。
  • 影響しない: Claudeの有料プランを、会社にも社員にも契約していない会社。無料プランは対象に挙がっていません。
  • 影響しない: Marketplaceのアプリを、すべて止めていて、Claudeを許可リストに入れていない会社。「This application is not allowed by your administrator」と出ます。
  • 影響しない(確認が要る): ゼロデータ保持やBedrock・Vertex AI経由のAIの利用を条件にしている会社。ベータ版では、どちらも使えません。

情シスが今日やること

  1. Google管理コンソールの「アプリ」「Google Workspace Marketplace アプリ」「設定」を開き、「Manage access to apps」の方式を確認します。「すべてのアプリ」なら、止めたい範囲を決めてから許可リストの方式に変えます。
  2. 「アプリリスト」で、Claudeとその類似のアドオンが、すでに入っていないかを確認します。入っていれば、発行元と、入れている組織部門を見ます。
  3. Claudeを使わせる範囲を決めます。試すだけなら、特定のグループか組織部門に絞って許可します。「Admin install」で配るなら、対象を絞ってから行います。
  4. 社内規程に、スプレッドシートやドキュメントの内容をClaudeに送ってよい区分を書きます。Pro・Maxの個人契約で会社のファイルを扱わない、と決めるかも含めます。
  5. ゼロデータ保持や保持期間の設定を契約の条件にしている会社は、「組織の保持設定は引き継がれない」「30日以内に削除」の説明を、法務・セキュリティ担当と共有します。

今回の公式の情報で確かめきれないこと

  • 日本での提供の範囲と、日本語の画面の対応
  • ベータ版の終了の時期と、正式版の提供
  • サインインするClaudeのアカウント(会社のTeam・Enterprise、個人のPro・Max)を、管理者が指定する方法

ベータ版のため、ヘルプの内容は変わることがあります。設定を決めたら、Claudeのヘルプの最新の版を見て、変わった点がないかを確かめます。

よくある質問

QMarketplaceのアプリを止めている会社は、何もしなくてよいですか?

AGoogleの設定でMarketplaceのアプリを止めていれば、利用者はClaudeを入れられず「This application is not allowed by your administrator」と出ます。ただし、止めていない会社や、すべてのアプリを許可している会社は、個人の判断で入れられます。管理者の設定の確認が先です。

Q会社のGoogleアカウントに、個人のClaude(ProやMax)でサインインされても止められますか?

Aアドオンの入れ方はGoogle側の設定で止められますが、サインインするClaudeのアカウントの種類は、Anthropicのヘルプに止める方法の記載がありません。Pro・Maxの内容は個人向けの規約と方針で扱われる、と書かれています。入れてよい利用者を、グループや組織部門で絞る方法が現実的です。

QClaudeは、ドライブのほかのファイルやメールも読みますか?

Aヘルプによると、既定では開いているファイルだけです。Googleに求める権限は2つで、ドライブ・Gmail・カレンダーへのアクセスは求めません。ただし、利用者がオンにしたコネクタ(Google DriveのMCPなど)を通じて、ほかのファイルを読ませることはできます。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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