SolarWindsは2026年10月20日、自社のサーバーで動かすネットワークやシステムの監視の製品「SolarWinds Observability Self-Hosted」の2026.4を出しました。リリースノートによると、SolarWindsの製品の脆弱性3件と、製品に組み込んだ部品の脆弱性11件を直しています。
いちばん重いCVE-2026-28328は、深刻度を示すCVSSが8.8です。権限の低い利用者が、許された範囲を超えて情報を見たり書き換えたりできる恐れがあります。カナダのサイバーセキュリティセンターも10月21日、注意情報(AV26-1068)を出しました。この記事の内容は、10月21日にリリースノートとCVEの記録で確かめたものです。
直した3件

| CVE | 中身 | CVSS |
|---|---|---|
| CVE-2026-28328 | 権限の仕組みに欠陥があり、権限の低い利用者が、割り当てられた範囲を超えて情報を見たり書き換えたりできる | 8.8 |
| CVE-2026-28329 | ログインした攻撃者が、アプリのサーバーから、攻撃者の決めた先や内側のネットワークへ要求を送らせられる(SSRF) | 6.4 |
| CVE-2026-28330 | ログインした攻撃者が、画面に悪意のある内容やJavaScriptを埋め込み、ほかの利用者のブラウザで動かせる(保存型のXSS) | 4.6 |
3件とも、NATOの研究者3人が報告しました。どれも、製品にログインできる利用者が前提です。CVE-2026-28328のCVSSの評価では、ネットワーク越しに、低い権限で、利用者の操作なしに攻撃でき、情報の漏えい・改ざん・停止のどれにも大きく響くとされています。
CVEの記録では、CVE-2026-28328の対象は「2026.2.3以前のすべての版」です。カナダのサイバーセキュリティセンターは「2026.4より前」としています。直した版は2026.4です。









