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MOVEit Transferに脆弱性12件、認証のすり抜けも 修正版へ更新を

Progressは、ファイル転送のMOVEit Transferの「重大」の告知を出しました。10月14日に公表されたCVEは12件で、認証のすり抜けや権限の割り当ての不備はCVSS 8.8です。直った版は2025.1.6と2026.0.4。2023年に大規模に悪用された製品のため、版の確認と更新の段取りを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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MOVEit Transferに脆弱性12件、認証のすり抜けも 修正版へ更新を

この記事のまとめ

  • Progressは「MOVEit Transfer Critical Security Bulletin - September 2026」を出しました。10月14日に公表されたCVEは12件で、CVSSは7.2から8.8です。
  • 対象は2025.1.6より前と、2026.0.0から2026.0.4より前です。直った版は2025.1.6と2026.0.4です。
  • 12件ともCISAのKEVには載っていません。MOVEit Transferは2023年にランサムウェアの集団に大規模に悪用された製品のため、早めに版を確かめます。
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ファイル転送の製品「MOVEit Transfer」を出すProgressは、「MOVEit Transfer Critical Security Bulletin - September 2026」(重大のセキュリティ告知)を出しました。2026年10月14日に公表されたCVEは12件で、認証のすり抜けと、重要な資源への権限の割り当ての不備は、CVSS 8.8です。直った版は2025.1.6と2026.0.4です。

Progressの告知の本文は、2026年10月17日時点で、表示にログインが要りました。この記事は、Progressが採番したCVEの記録(NVDに載ったもの)と、カナダのサイバーセキュリティセンターの注意情報(AV26-1058、10月16日)で確かめた内容を書きます。報道は根拠にしていません。

告知の中身

カナダのサイバーセキュリティセンターの注意情報「Progress security advisory (AV26-1058)」。日付は2026年10月16日。2026年10月14日の時点で、ProgressのMOVEit Transferの2025.1.6より前と2026.0.4より前が脆弱性の影響を受けると書き、更新を勧めている。参照先にMOVEit Transfer Critical Security Bulletin - September 2026とProgress Trust Centerのリンク
カナダのサイバーセキュリティセンターの注意情報(AV26-1058)出典: Canadian Centre for Cyber Security(引用)
項目 確かめた内容
告知の題 MOVEit Transfer Critical Security Bulletin - September 2026(Progressのコミュニティのページは2026年10月15日付)
CVEの公表 2026年10月14日。12件とも、採番したのはProgress
対象の版 2025.1.6より前、2026.0.0から2026.0.4より前
直った版 2025.1.6、2026.0.4
CVSS 7.2から8.8(Progressの採点。NVD自身の評価はまだない)
悪用 確かめた資料に記載なし。CISAのKEVには載っていない(10月16日版)

12件の内訳

CVSSは、脆弱性の深刻さを0から10で表す指標です。次の表の説明は、CVEの記録の文を要約したものです。どの部品の不備かは、記録に書かれている場合だけ書きました。

CVE 中身 部品 CVSS
CVE-2026-87093 重要な資源への権限の割り当ての誤り 記載なし 8.8
CVE-2026-89067 別の経路や通信路を使った認証のすり抜け 記載なし 8.8
CVE-2026-89068 認証の大事な手順が抜けている LDAP 8.1
CVE-2026-89069 クロスサイトスクリプティング Ad Hoc 8.0
CVE-2026-89070 通信を取って送り直す方法による認証のすり抜け OIDC 7.5
CVE-2026-89071 LDAPの問い合わせの文の注入 LDAP 7.5
CVE-2026-89072 認可の誤り Client Certificates 7.5
CVE-2026-89073 セッションの期限切れの扱いが不十分 記載なし 7.5
CVE-2026-89074 Unicodeの扱いの不備 記載なし 7.5
CVE-2026-89077 認証のやり方の実装の誤り SFTP 7.5
CVE-2026-89075 機密の情報の保存が安全でない 記載なし 7.3
CVE-2026-89076 SQLインジェクション Custom Reports 7.2

12件のうち、認証や認可に関わるものが半分を超えます。LDAPやOIDC、クライアント証明書、SFTPなど、ログインのやり方ごとの部品に不備があるため、自社で使っているログインのやり方を確かめると、優先の付け方の材料になります(この整理は編集部の見方です)。

なぜ急ぐのか 2023年の大規模な悪用

MOVEit Transferは、2023年に大規模に悪用された製品です。米国のFBIとCISAは2023年6月7日の合同の注意(AA23-158A)で、ランサムウェアの集団CL0Pが、2023年5月27日ごろからMOVEit TransferのSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2023-34362)を悪用したと公表しました。

今回の12件は、2023年の件とは別の脆弱性で、確かめた資料に悪用の記載はありません。ただ、外部とファイルを受け渡す機器はインターネットに置かれることが多く、狙われやすい種類の製品です。悪用の報告がないことを理由に、更新を後回しにする根拠にはなりません。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: MOVEit Transferを自社で運用していて、版が2025.1.6より前、または2026.0.0から2026.0.3の会社
  • 影響する: 取引先や委託先がMOVEit Transferでファイルを受け渡ししている会社。自社の機器でなくても、預けたファイルが関わります
  • 影響する可能性がある: MOVEit Cloudを使っている会社。確かめた資料には扱いが書かれていないため、Progressに確かめます
  • 影響しない: すでに2025.1.6か2026.0.4以降に上げた会社
  • 影響しない: MOVEit Transferを使っていない会社(MOVEit Automationなど別の製品は、今回の告知の対象として挙がっていません)

情シスが今日やること

  1. 使っているかを洗い出します。 外部とのファイルの受け渡しの仕組みを、資産台帳と保守契約の一覧で確かめます。部署ごとに入れている場合もあるため、取引の担当にも聞きます。
  2. 版を確かめます。 2025.1.6より前、または2026.0.0から2026.0.3なら対象です。
  3. 直った版に上げる日を決めます。 2025.1.6か2026.0.4です。上げ方の細かい点は、Progressのサポートか保守会社に確かめます。
  4. 上げるまでの間の守りを確かめます。 インターネットから届く範囲を絞れるか、管理の画面に届く経路を限れるかを確かめます。使っていないログインのやり方(LDAP、OIDC、クライアント証明書など)があれば、止められるかも確かめます。これは編集部の補足で、告知に書かれたことではありません。
  5. 取引先にも尋ねます。 MOVEit Transferでファイルを受け渡ししている取引先に、版と更新の予定を文書で尋ねます。

取引先・保守会社への聞き方

次の聞き方は、編集部の整理です。

  • MOVEit Transferの版は何か。2025.1.6か2026.0.4以降か
  • まだなら、いつ上げるか。それまでの間、インターネットから届く範囲を絞っているか
  • 使っているログインのやり方(LDAP、OIDC、クライアント証明書、SFTPなど)は何か
  • 上げた後、いつ、どの方法で知らせてもらえるか

同じくファイルを受け渡す仕組みの脆弱性として、Kiteworksが脆弱性を一斉公表、EPGは認証なしでコード実行もあります。

よくある質問

QProgressの告知の本文は読めますか?

A告知はProgressのコミュニティのページにあり、2026年10月17日時点では、本文の表示にログインが要りました。この記事は、Progressが採番したCVEの記録と、カナダのサイバーセキュリティセンターの注意情報(AV26-1058)で確かめた内容を書いています。

Qすでに悪用されていますか?

A確かめられた資料に、悪用の記載はありません。12件とも、米国CISAの「悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)」には載っていません(2026年10月16日版で確認)。

QMOVEit Cloudを使っています。対象ですか?

A確かめられた資料には、MOVEit Cloudの扱いが書かれていません。Progressのサポートか、契約の窓口に確かめてください。

Q取引先がMOVEit Transferでファイルを受け渡ししています。自社に関係はありますか?

A自社でMOVEit Transferを動かしていなくても、取引先の機器に預けたファイルが関わります。取引先に、版の確認と更新の予定を尋ねておくと安心です。この聞き方は編集部の補足です。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月17日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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