フランスのCERT-FRは2026年10月23日、Mattermost Serverの脆弱性を公表しました。対象は11.7.x系のうち、11.7.14未満のバージョンです。利用企業は自社の稼働版を確認し、開発元のセキュリティ情報に沿って修正の入手方法を確かめる必要があります。
対象は11.7.x系、まず稼働版を確認
今回の情報は、Mattermostのセキュリティ情報「MMSA-2026-00708」に基づいています。開発元の情報の発行日は2026年10月22日です。CERT-FRの文書番号は「CERTFR-2026-AVI-1368」で、初版と最終更新日はともに2026年10月23日です。
確認のポイントは、製品名だけでなく、稼働中のバージョンまで照合することです。Mattermost Serverを使っているという情報だけでは、今回の対象かどうかは判断できません。11.7.x系であるか、そのうえで11.7.14未満であるかを確認します。
CERT-FRは、修正の入手について開発元のセキュリティ情報を参照するよう案内しています。掲載先は https://mattermost.com/security-updates/ です。今回示された対象範囲と、実際に導入する修正版の案内を照らし合わせてください。
具体的なリスクは示されていない
CERT-FRによると、攻撃者が詳細不明のセキュリティ問題を引き起こせます。一方、脆弱性のリスクについて、開発元は具体的に示していません。
この情報だけで、情報漏えいやサーバー停止につながると断定することはできません。逆に、詳細が少ないことを理由に、影響が小さいと判断することも避けたいところです。社内への連絡では、対象版という確認できた事実と、具体的な影響が不明という点を分けて伝えます。
日本での提供は発表には書かれていません。今回の対象確認では、発表に示された製品名とバージョン条件を軸に、自社環境と照合することが必要です。
影響する会社・しない会社
- 影響する: Mattermost Serverの11.7.x系で、11.7.14未満を運用する会社です。運用を委託している場合も、委託先に稼働版と修正対応を確認します。
- 影響しない: Mattermost Serverを利用していない会社は、今回の製品の修正対応の対象ではありません。ただし、自社管理分だけでなく、委託先での利用有無も確認して判断します。
- 影響しない: 今回示された対象範囲には、11.7.14以降は含まれません。ただし、他の系列も含めた製品全体の安全性を保証する情報ではありません。対象範囲外の版に関する詳しい説明は、発表には書かれていません。