Canonicalは、Ubuntu向けの.NETの複数脆弱性に対応するセキュリティ告知「USN-8942-1」を公開しました。公開日は資料に記載されていません。対象環境では指定版への更新が案内されていますが、互換性を損なう変更が含まれる可能性もあるため、更新対象の確認とアプリの動作検証をセットで進める必要があります。
Ubuntuと.NETの組み合わせで更新先が異なる
今回の対処法は、告知で指定されたパッケージ版へのシステム更新です。Ubuntuの版だけでなく、導入している.NETの系統も照合する必要があります。資料に記載された更新先は次のとおりです。
- Ubuntu 22.04 LTSの.NET 8:8.0.32
- Ubuntu 24.04 LTSの.NET 8:8.0.32
- Ubuntu 24.04 LTSの.NET 10:10.0.13
- Ubuntu 26.04 LTSの.NET 10:10.0.13
- Ubuntu 26.10の.NET 10:10.0.13
- Ubuntu 26.10の.NET 11:11.0.0~rc2
同じUbuntu 24.04 LTSでも、.NET 8と.NET 10では更新先が違います。また、Ubuntu 26.10には.NET 10と.NET 11の更新が記載されています。社内の対象を洗い出す際は、OSの名称だけで一括判定せず、.NETの版を併せて記録することが重要です。
告知の参照欄には、脆弱性の識別番号であるCVEが、重複を除いて28件掲載されています。ただし、今回の資料には個々の脆弱性の成立条件や、悪用の有無は示されていません。番号の件数だけを根拠に、自社での被害や攻撃の成立を判断することは避けてください。











