Canonicalは2026年10月20日、sudo-rsの脆弱性に対応するセキュリティ通知「USN-8708-2」を公開しました。以前の「USN-8708-1」で修正した問題について、Ubuntu 26.10向けにも修正を提供します。影響はsudoeditでファイル編集権限を細かく付与した構成に限られるため、利用版と権限設定を組み合わせて確認する必要があります。
任意のディレクトリへのファイル配置で権限昇格の恐れ
対象のrust-sudo-rsは、Rustで実装したsudoとsuのパッケージです。今回の問題は、そのうちファイル編集に使うsudoeditにあります。
Canonicalによると、sudoeditが「検査した時点」と「実際に使う時点」の間に起きる競合を適切に処理していません。この問題を悪用されると、任意のディレクトリにファイルを配置され、本来より強い権限を得られる可能性があります。
ただし、攻撃には条件があります。攻撃者はシステム内で操作できるローカルの利用者で、さらにsudoeditで特定ファイルを編集する権限を持っている必要があります。Canonicalは、影響がファイル編集権限を細かく付与した構成に限られ、その設定はデフォルトではないと説明しています。
Ubuntu 26.10向けの修正版は「0.2.14-1ubuntu4.1」です。Canonicalは修正済みパッケージへのシステム更新を案内しています。日本での提供は発表には書かれていません。











