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AWS STS、一時認証トークンのサイズ上限を4,096バイトに整理 監視も追加

AWSが、STS(一時的な認証情報)のセッショントークンのサイズ制限を単一の4,096バイトに整理し、サイズの監視機能を追加しました。トークンが大きすぎると認証が失敗する問題に関わります。クラウド管理者が確認する点を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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AWS STS、一時認証トークンのサイズ上限を4,096バイトに整理 監視も追加

この記事のまとめ

  • AWSが、STSのセッショントークンのサイズ制限を、組み立て後のトークンに対する単一の4,096バイトに整理しました。
  • 成功レスポンス・CloudTrail・CloudWatchでトークンサイズが報告され、SessionTokenSize/SessionTokenUtilizationで監視できます。
  • トークンが上限を超えると認証リクエストが失敗するため、各システムが扱えるサイズの検証と監視が要ります。
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AWSが、一時的な認証情報を発行する仕組み「STS(Security Token Service)」のセッショントークンについて、サイズの制限を整理し、サイズを監視できる機能を追加しました。トークンが大きすぎると認証のリクエストが失敗する、という運用上の落とし穴に関わる変更です。

何が変わったのか

AWSの発表によると、これまでSTSのトークンには、ポリシーの制限と、組み立て後のトークン全体の制限という2種類のサイズ制限がありました。今回、これらが廃止され、組み立て後のセッショントークンに対する単一の「4,096バイト」の制限に整理されました。AWSは、この4,096バイトは現時点の上限で、恒久的なものではないとしています。

あわせて、トークンの実際のサイズが分かるようになりました。成功時のレスポンスに SessionTokenSize(バイト)と SessionTokenUtilization(上限に対する使用率)が含まれ、CloudTrailやCloudWatch(AWS/STSの名前空間の SessionTokenSize・SessionTokenMaxSize)でも確認できます。制限を超えたときのエラーは従来どおり PackedPolicyTooLargeException ですが、メッセージにトークンのサイズと上限がバイト単位で示されるようになりました。

Amazon Web Servicesブログの日本語記事の画面。タイトルは「AWS STS のセッショントークンのサイズ制限を簡素化、サイズのモニタリングにも対応」。STSのセッショントークンのサイズ制限を単一の4,096バイトに整理し、成功レスポンスやCloudTrail、CloudWatchでトークンサイズを報告・監視できるようにしたこと、MinimumSessionTokenSizeで検証できることなどが書かれている
AWSの発表「STSのセッショントークンのサイズ制限を簡素化」出典: Amazon Web Services(引用)

影響を受けるのはどんな環境か

関係するのは、AWSでSTSの一時的な認証情報を使っている組織です。対象となるのは、AssumeRole、AssumeRoleWithSAML、AssumeRoleWithWebIdentity、GetSessionToken、GetFederationToken などのAPIです。とくに、セッションポリシーやセッションタグを多く使っていると、トークンのサイズが大きくなりやすく、上限に近づくことがあります。

また、発行したトークンを、ロードバランサーやプロキシ、キャッシュ、データベースなどで保存・転送している場合は、それぞれの仕組みの桁数の制限にも注意が要ります。AWSは、文字数を決めた列(例として varchar(2048))を挙げ、トークンがそこに収まらなくなる可能性を説明しています。

クラウド管理者が今日やること

  • 各システムが扱えるサイズを検証する: 新しいオプション MinimumSessionTokenSize(例: --minimum-session-token-size 4096)を使うと、トークンを指定サイズまで大きくしてテストできます。ロードバランサーやDBなど、トークンを扱う各所が最大サイズでも処理できるかを確かめます。上限の数値を、システムに直接書き込まない(ハードコードしない)ようにします。
  • サイズを監視する: SessionTokenSize と SessionTokenUtilization を監視します。アラームのしきい値は、一律の4,096バイトではなく、自社で検証した各システムの限界に合わせて設定します。
  • トークンを小さく保つ: セッションタグの大文字・小文字をそろえる、タグの値を使い回す、セッションポリシーを簡潔にする、といった工夫で、トークンを小さく抑えられます。
  • ツールを最新にする: 必要に応じて、AWS SDK、AWS CLI、Tools for PowerShell を最新版に更新します。古いSDKでは、新しいフィールド(SessionTokenUtilization)に対応していない場合があります。

一時的な認証情報は、権限を絞って安全に使うための仕組みですが、トークンのサイズという見落としやすい制約があります。今回の整理と監視機能を使い、自社のシステムがどこまで扱えるかを確かめておくと、「ある日突然、認証が通らなくなる」といったトラブルを防ぎやすくなります。

よくある質問

QSTSのセッショントークンとは何ですか。

AAWSで、一時的に権限を借りるための認証情報(アクセスキー・シークレット・セッショントークン)の一部です。AssumeRoleなどで発行され、ロールの一時利用、SAMLやWeb IDでのフェデレーション、タグ付きセッションなどで使われます。このトークンの大きさには上限があります。

Q何が変わったのですか。

Aこれまで2種類あったサイズ制限(ポリシーの制限と、組み立て後のトークン全体の制限)が廃止され、組み立て後のセッショントークンに対する単一の4,096バイト制限に整理されました。あわせて、成功レスポンスやCloudTrail、CloudWatchでトークンの実サイズが分かるようになり、監視できるようになりました。

Qなぜサイズが問題になるのですか。

Aトークンが上限を超えると、リクエストが失敗します。また、ロードバランサーやプロキシ、データベースなどでトークンを保存・転送している場合、それぞれの桁数の制限(たとえば文字数を決めた列)を超えて処理できなくなることがあります。自社の各システムが、どのくらいの大きさまで扱えるかを知っておくことが大切です。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月15日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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