HENNGEは2026年10月15日、HENNGE Oneと物件情報管理サービス「ZISEDAI LAND」のシングルサインオン(SSO)連携開始を発表しました。SSOは、複数のサービスへのログインをまとめる仕組みです。不動産業務でZISEDAI LANDを使う会社にとって、認証情報の管理負担を減らし、アクセス条件を見直す選択肢になります。
ログインの集約とアクセス制御に対応
HENNGEによると、今回の連携で複数のID・パスワードを管理する負担を軽減できます。また、接続元を限定するIP制限や、端末を識別するデバイス証明書などによるアクセス制御が可能です。
情シスが検討したいのは、ログインの手間だけではありません。ZISEDAI LANDを「誰が、どの端末から、どの接続環境で使うか」を、業務部門と整理する機会になります。ただし、連携に必要な契約プラン、追加費用、管理画面の設定箇所は発表には書かれていません。連携対応の発表だけで、自社の契約でもすぐ設定できると判断しないことが大切です。
外出先でも扱う土地・物件情報が対象
ZISEDAI LANDは、株式会社ZISEDAIが提供する不動産業界向けのSaaSです。SaaSは、インターネット経由で利用するソフトウェアを指します。ZISEDAIはタスキホールディングスのグループ会社です。
HENNGEによると、土地・物件情報をクラウドで一元管理し、PCやスマートフォンから記録・閲覧できます。都市情報を自動学習するAIと、地理情報を扱う独自のGISを活用しています。用地情報を入力すると、建ぺい率・容積率・日影規制をマップに自動表示できます。ただし、日影規制の自動取得は東京23区のみ対応です。営業担当者や取引先別の仕入状況・傾向の分析にも対応しています。
PCとスマートフォンの両方を使う業務では、アクセス制限を決める前に利用場面を確認する必要があります。制限を強めるだけでなく、営業担当者が必要な場面で情報を記録・閲覧できるかを、導入判断に含めたいところです。
影響する会社・しない会社
- 影響する: HENNGE OneとZISEDAI LANDを利用する会社です。今回の連携を認証管理やアクセス制御に使えるか、確認する対象になります。対応プランは発表には書かれていません。
- 影響する: ZISEDAI LANDをPCやスマートフォンで利用し、接続元や端末の条件を整理したい会社です。業務上必要な利用環境と、設定したい制限を照合する必要があります。
- 影響しない: 両サービスの利用・導入予定がない会社です。今回の発表はZISEDAI LANDとの連携追加であり、他の物件情報管理サービスへの対応を示すものではありません。
情シスが今日やること
以下は導入を検討する場合の確認手順です。発表に設定期限は示されていません。
- 今日、利用と契約を確認する。 社内のサービス台帳や契約書で、HENNGE OneとZISEDAI LANDの利用有無、契約内容、管理担当者を確認します。片方だけ利用している場合は、もう片方の導入検討も必要かを整理します。
- 設定変更前に、提供元へ条件を照会する。 対応プラン、追加費用、設定手順、既存のログインへの影響を確認します。管理画面のどの項目を操作するかは発表には書かれていないため、画面名や設定箇所を含む案内を求めます。
- 制限を決める前に、営業部門へ利用場面を聞く。 PC・スマートフォンの利用状況と、情報を記録・閲覧する接続環境を確認します。その結果を基に、IP制限やデバイス証明書を使う方針を検討します。
- 全体展開前に、確認結果を利用者へ共有する。 導入する場合は、業務部門とログイン・記録・閲覧の確認方法を決めます。変更するログイン手順と、利用できない場合の社内問い合わせ先を、利用者への案内にまとめます。