Amazon Web Services(AWS)は2026年10月24日午前4時(日本時間)、AWS MCP Serverの脆弱性「CVE-2026-115845」を公表しました。Pythonスクリプトを実行するツール「run_script」の検証処理に不備がありましたが、サービス側で修正済みです。AWSは顧客の対応は不要としており、利用企業が修正版を適用する必要はありません。
検証をすり抜け、自身の隔離環境内で任意コード実行の恐れ
AWS MCP Serverは、AIエージェントと外部のサービスをつなぐ仕組みであるMCPを通じて、AIエージェントをAWSに接続するマネージドサーバーです。利用者側ではなく、AWS側が管理するサービスとして提供されています。
対象となったrun_scriptは、隔離された実行環境であるサンドボックス内でPythonスクリプトを動かすツールです。Pythonスクリプトを使い、AWSの機能をプログラムから呼び出すAPIを連携実行するために使います。
AWSによると、Pythonコードを検証する際の禁止入力リストが不完全でした。このため、認証済みのリモートユーザーが細工したスクリプトを使うと、任意のコードを実行する恐れがありました。
ただし、AWSが示した実行範囲は、利用者自身の隔離されたセッション環境内です。「任意コード実行」という説明だけから、他の利用者の環境やAWS全体に影響が及ぶ問題と受け取らないよう、社内への説明でもこの範囲を併記する必要があります。












