Microsoftが、WindowsのMDMのみの登録で使う「CNAMEによる自動探索」のサポートを、2027年1月15日に終了すると告知しました。Windowsの端末を、IntuneなどのMDM(端末管理の仕組み)で管理している会社の管理者に関わる、設定と運用の話です。この記事は、MicrosoftのIntune公式ブログをもとにまとめます。
何が終了するのか
終了するのは、CNAMEによる登録サーバーの「自動探索」の部分だけです。WindowsのMDMのみの登録そのものは、これまでどおり使えます。
CNAME自動探索は、会社がDNSに「EnterpriseEnrollment.(自社ドメイン)」というCNAMEレコードを設定しておくと、Windows端末がMDMのみの登録を始めたときに、登録サーバーをDNS経由で自動的に見つけてくれる仕組みです。ユーザーが、サーバーの情報を入力する手間がなくなります。
Microsoftは、2027年1月15日から、このCNAMEによる自動探索のサポートを終了するとしています。
影響を受けるのは、どんな会社か
公式ブログによると、次のすべてに当てはまる会社が影響を受けます。
- WindowsのMDMのみの登録を使っている
- EnterpriseEnrollmentのDNS CNAMEレコードを設定している
- 登録の流れが、DNSによる登録サーバーの自動探索に依存している
いっぽう、次の会社は、原則として影響を受けにくいとされています。
- Microsoft Entra参加の登録だけを使っている
- Microsoft Entraハイブリッド参加の登録だけを使っている
- CNAMEの自動探索に依存しない、ほかの登録方法だけを使っている
情シスが今日やること
公式ブログは、次の対応を挙げています。
- 登録の流れを洗い出す。自社のWindowsの登録が、EnterpriseEnrollmentのDNS探索に依存していないかを確かめます。
- ドキュメントを更新する。ユーザーガイドやオンボーディングの資料を、登録サービスのURLを手入力する新しい手順に更新します。
- ヘルプデスクに周知する。登録時にURLの手入力が必要になる場面を、ヘルプデスクや展開の担当に伝えます。
- テストする。変更の前に、登録のシナリオを試し、ユーザーが入力を求められる箇所を特定します。
- 移行先を検討する。自動探索に依存しない、Entra参加やハイブリッド参加の自動登録は、影響を受けにくい選択肢です。
影響する会社・しない会社
- 影響する: WindowsのMDMのみの登録を、DNSのCNAME自動探索に頼って運用している会社です。2027年1月15日までに、登録方法の見直しが要ります。
- 影響しない(原則): Microsoft Entra参加や、ハイブリッド参加の登録だけを使っている会社。
- 影響しない: すでに登録が済んでいる端末。登録済みの端末は、そのまま使えます。