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.NETとASP.NET Coreに複数の脆弱性 更新は3つの経路で

Microsoftが2026年10月、.NETとASP.NET Coreの複数の脆弱性を修正しました。RCEや権限昇格、無認証で発火しうるDoSが含まれます。やっかいなのは、直す経路が「Windows Update」「.NETの個別更新」「NuGetの再ビルド」の3つに分かれる点です。自社のアプリで何を確かめるかを公式情報から整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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.NETとASP.NET Coreに複数の脆弱性 更新は3つの経路で

この記事のまとめ

  • Microsoftは2026年10月、.NETとASP.NET Coreの複数の脆弱性を修正しました。RCE(リモートコード実行)、権限昇格、情報漏えい、DoS(サービス妨害)が含まれます。現時点で悪用は確認されておらず、悪用の可能性も「低い」と評価されています。
  • とくに注意したいのは、直す経路が3つに分かれる点です。Windows Updateで来る.NET Frameworkの更新、開発者・運用者が個別に当てる.NETランタイム/SDKの更新、そしてNuGetパッケージを上げてアプリを再ビルド・再デプロイするものです。
  • 情シスは、自社で.NETやASP.NET Coreで動くアプリ・Webサービスを把握し、どの経路で更新が要るかを確かめます。ランタイムを上げても、自己完結で発行したアプリや、該当のNuGetを使うアプリは、アプリ側の作業が別に要ります。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

Microsoftが、2026年10月に、.NETとASP.NET Coreの複数の脆弱性を修正しました。RCE(リモートコード実行)や権限昇格、情報漏えい、DoS(サービス妨害)が含まれます。この記事でいちばん伝えたいのは、個々の脆弱性の深刻度よりも、「どう直すか」が3つの経路に分かれる、という点です。自社のアプリで、どの経路の更新が要るかを確かめるのが、情シスの仕事になります。この記事は、MicrosoftのMSRCと.NETの公式情報をもとにまとめます。

主な脆弱性

MSRCで確認できる、主なものです。いずれも深刻度は「Important」で、悪用は確認されていません。

CVE 種別 CVSS 攻撃の条件
CVE-2026-87697 RCE 8.8 細工したファイルを、ユーザーが開く必要がある
CVE-2026-70174 RCE 8.8 同上。.NET Frameworkにもまたがる唯一のRCE
CVE-2026-70161 権限昇格(.NET SDK) 7.3 ローカル・低権限から
CVE-2026-70165 権限昇格(.NET SDK) 6.7 条件が重なる必要があり、難度は高い

このほか、情報漏えい(CVE-2026-66822)や、DoS(CVE-2026-69651、CVE-2026-109468、CVE-2026-70159)もあります。ASP.NET CoreのDoSは、認証もユーザー操作も不要で、ネットワークから発火しうるとされています。公開されているWebサービスでは、とくに確かめたい対象です。悪用の確認や、実証コードの公開は、今回の脆弱性については確認できていません。

直す経路が、3つに分かれる

今回いちばんやっかいなのが、更新の手段が3つに分かれる点です。

  1. Windows Updateで来る(.NET Framework)。CVE-2026-70174やCVE-2026-69651の.NET Framework分は、通常のWindowsの月例更新で配信されます。IT部門の、いつものパッチ運用の範囲です。
  2. .NETランタイム・SDKを個別に更新する。.NET 8/9/10などのランタイムやSDKは、開発者・運用者が個別に当てます。dotnet --list-runtimes や --list-sdks で版を確認し、新しい版へ上げます。
  3. NuGetパッケージを上げて、再ビルド・再デプロイする。CVE-2026-109468(System.Formats.Cbor)やCVE-2026-70159(SignalR関連)は、該当のNuGetパッケージの参照を上げて、アプリを作り直す必要があります。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: .NETやASP.NET Coreで、自社のアプリやWebサービスを動かしている会社です。とくに、SignalRやCBORを使うWebアプリは、NuGetの更新が要ります。
  • 影響する: .NET Frameworkのアプリを使っている会社です。こちらはWindows Updateで配信されます。
  • 影響する: 開発をしている会社です。Visual Studio(2022・2026)も更新の対象です。
  • 影響しにくい: .NETを使っていない環境。ただし、委託先が作ったアプリに.NETが使われていないかは、確かめる価値があります。

情シスが今日やること

  • .NETアプリの棚卸し。自社で、.NETやASP.NET Coreで動くアプリ・Webサービスを洗い出します。どの版の.NETを使っているか、自己完結で発行しているか、SignalRやCBORを使っているかを確かめます。
  • 3つの経路で確かめる。(1).NET FrameworkはWindows Update、(2)ランタイム/SDKは個別更新、(3)該当アプリはNuGet更新と再デプロイ、と分けて進めます。
  • 公開Webサービスを優先する。無認証で発火しうるDoSがあるため、インターネットに公開しているASP.NET Coreのサービスから、優先して確かめます。
  • 委託先にも確認する。アプリの開発や運用を委託している場合、.NETの更新と再デプロイの予定を、委託先に確認します。

よくある質問

Qすぐ悪用される危険はありますか。

A主なCVEは、MSRCで悪用は確認されておらず、悪用の可能性も「低い(Exploitation Less Likely)」と評価されています。実証コード(PoC)の公開も、今回の脆弱性については確認できていません。ただし、ASP.NET CoreのDoS(CVE-2026-109468・CVE-2026-70159)などは、認証もユーザー操作も不要でネットワークから発火しうるため、Webサービスを公開している場合は、優先して確かめたい対象です。

Q「.NETを更新する」とは、具体的にどうするのですか。

A3つの経路があります。(1).NET Frameworkの更新は、Windows Updateで配信されます(通常の月例更新)。(2).NET 8/9/10などのランタイムやSDKは、開発者・運用者が個別に更新します。dotnet --list-runtimes や --list-sdks で版を確認し、新しい版へ上げます。(3)一部は、NuGetパッケージ(System.Formats.CborやSignalR関連)を上げて、アプリを再ビルド・再デプロイする必要があります。

Qランタイムを上げれば、全部直りますか。

Aいいえ。自己完結(self-contained)で発行したアプリは、アプリに.NETを同梱しているため、ランタイムを上げてもアプリを再発行しないと直りません。また、該当のNuGetパッケージ(CBORやSignalR)を使うアプリは、パッケージの参照を上げて再ビルド・再デプロイが必要です。開発端末のVisual Studioも、更新の対象です。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月16日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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