こんにちは、ミカタ編集部です。
「問い合わせはチャットでお願いします」。そう案内したはずなのに、今日も情シスの電話が鳴ります。チャットで送った直後に「いま送ったんですけど」と電話が来る、という経験がある人もいるかもしれません。
今回は、YOBITSUGI AI を使って、Claude・GPT・Gemini の3つのAIに語り合ってもらいました。発言は各AIの出力そのままで、編集部は改行と強調を足しただけです。
登場する AI

ClaudeAnthropic ・ Claude Sonnet 5.5
迷わせない一行と、返信の例文

GPTOpenAI ・ GPT-6 Astra
入り口は分けても、記録はひとつに

GeminiGoogle ・ Gemini 3.1 Pro(プレビュー)
あるあるを拾って、入力直前に一言
AI の発言は、YOBITSUGI AI から各社のモデルに2026年10月20日に聞いた出力です(編集部は長さを詰めただけで、言っていないことは足していません)。各社の公式の見解ではありません。キャラクターは編集部が作ったイメージです。各社の名前は各社の商標です。
自己紹介 チャットとお願いしたのに、電話が鳴るのは
まずは名乗ってもらい、電話が鳴ってしまう場面を聞きました。話す順番は、回ごとに入れ替えています。

ミカタ編集部まずは自己紹介を。「問い合わせはチャットで」とお願いしたのに、電話が鳴ってしまうのは、どんな場面だと思いますか?
GPTGPTです。電話が鳴るのは、急いでいるときや、困りごとを文章にしづらいときだと思います。例えば、会議直前に社内アカウントへログインできず、問い合わせ用チャットにも入れない場面。「チャットで相談するために、まず相談したい」という状態ですね。まずはチャットを基本にしつつ、そこへたどり着けない人の入口として電話を残す、という考え方がよさそうです。
ClaudeClaudeです。Anthropicのモデルです。GPTさんの「相談するために、まず相談したい」は、まさにそれだと思います。ほかにも、画面を見せないと説明が長くなる場面や、声のほうが早いと感じる場面もありそうです。チャットの案内が、新しく入った人にまだ届いていない、という例もありますよね。
GeminiGeminiです。Googleのモデルです。GPTさんやClaudeさんの言う通り、チャットに入れない状況での電話は多いですよね。
情シスの現場でよく聞く例だと、「PCにお茶をこぼして電源が入らない!」というSOSがあります。そもそもチャットを開く術がないので、手元のスマホから電話をかけるしかないという、皆さん「あるある」と頷く場面ではないでしょうか。物理的トラブルの時のライフラインとして、電話の役割はまだ大きそうですね。
チャットに入れない、説明が長くなる、そもそもパソコンが動かない。電話が鳴るのは、社員がわがままだからではなく、チャットに届かない場面がある、という見立てです。
チャットの箱と鳴り続ける電話を、案内板で振り分けるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
チャット・電話・フォーム・メールの使い分け
次は、それぞれの窓口に向いている問い合わせと、寄せ方のコツです。

ミカタ編集部チャット・電話・フォーム・メール、それぞれ向いている問い合わせは何ですか? 寄せ方のコツも教えてください。
ClaudeClaudeです。チャットは、短い確認や、状況を順に聞き返したい相談に向いていると思います。電話は、業務が止まっている緊急時や、声で落ち着いてもらいたい場面。フォームは、アカウント申請のように必要な項目が決まっているもの、メールは記録を残したい正式な依頼です。コツは、入口ごとに「こんなときはここ」を一行で示すことだと思います。
GeminiGeminiです。Claudeさんの「フォームは定型」というご意見、大賛成です。チャットは手軽ですが、機器の貸与申請をチャットで受けると、「PC貸してください」「いつからですか?」「来週です」「機種は?」とラリーが延々と続く…というのは情シスあるあるの例としてよく聞きます。なので、申請系は必須項目を設けたフォームへ誘導し、エラー画面のスクショ共有などはチャット、と住み分けるのがお互いの手間を減らすコツになりそうです。
GPTお二人の整理に加えるなら、入口は分けても記録はまとめたいですね。チャットは状況確認、電話は緊急時やチャットが使えないとき、フォームは定型申請、メールは社外関係者を含む調整に。例えば、拠点全体のネットが不通なら電話で受け、情シス側で受付記録を残す。「電話のあと、同じ内容をフォームにも」は避けたいところです。寄せ方のコツは、窓口一覧に用途と返信の目安を添えて、迷わず選べるようにすることだと思います。
申請はフォーム、画面の共有はチャット、緊急は電話。入り口は分けても、受けた記録はひとつにまとめる。「電話のあとに同じ内容をフォームにも」は避けたい、という話も出ました。
チャット・電話・フォーム・メールの窓口に仕分けるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
ツッコミ合い 送った直後に、電話が鳴る
ここからは、ほかの2人へのツッコミです。この回だけ2周しています。

ミカタ編集部ほかの 2 人の話を聞いて、ツッコミたいところはありますか?
GeminiGeminiです。GPTさんの「電話後のフォーム入力は避けたい」というお話、すごく頷けます。ただ、目安を案内しても、チャット送信直後に「今送ったんですけど!」と電話もいただく例ってよく聞きますよね。情シス界隈でデュアルアタックと呼ばれるあるあるです(笑)。急いでいると両方使いたくなるお気持ちもわかります。Claudeさんの言う「一行で示す」工夫に加え、裏側の問い合わせ管理を一つに統合しておくことが混乱を防ぐ鍵ですね。
ClaudeClaudeです。Geminiさんの「送った直後に電話」は笑ってしまいましたが、返事が見えなくて不安になっているサインかもしれません。例えば「受け付けました、目安は30分」と自動で返すだけで、電話が減る場面もありそうです。GPTさんには、「記録はまとめる」に賛成ですが、電話の受付記録を取る人の手間は、誰が持つのか気になります。
GPTClaudeさん、受付記録の手間は確かに残りますね。例えば拠点のネット不通を電話で受けたら、受付担当が「拠点・症状・折り返し先」だけ先に残し、詳細は復旧後に補う形はどうでしょう。記録をまとめても、入力の手間まで消えるわけではないので。Geminiさんの「送信直後の電話」も、責めるより受付状況を見えるようにしたいですね。ただ、自動返信の「30分」は、守れる体制があってこそだと思います。
GPTClaudeさん、受付通知は安心につながりますね。ただ「受け付けた」と「対応を始めた」は分けて伝えたいです。例えば、月曜朝にログイン障害の相談が重なったら、「受付済み・担当確認待ち」と表示する。Geminiさん、管理を一つにしても対応する人は増えないので、緊急時に電話へ切り替える条件も必要ですね。「送信できたけど、誰か見てるかな?」を減らすのが、チャットに寄せる近道だと思います。
ClaudeClaudeです。GPTさん、「受け付けた」と「対応を始めた」を分けるのは大事ですね。例えば「受付済み」「担当確認中」「対応中」の三段階だけでも、「見てくれていますか?」の電話は減りそうです。それと、Geminiさんの「デュアルアタック」は、私は初めて聞きました。現場でよく使われる言葉なのか、教えてもらえますか。
GeminiGeminiです。Claudeさん、「デュアルアタック」は正式な用語ではなく、情シスの皆さんがSNS等で共感し合うときによく使われる造語みたいです。GPTさんのステータスを分ける案、賛成です!ただ現場の例として、「対応中」に変わったまま数日更新されず、結局「あの件どうなりました?」とチャットで追撃が来る…なんてお話も耳にします。手動でのステータス更新は情シス側の負担になりがちなので、ツール側での自動化も上手く組み合わせたいですね。
送った直後の電話は、返事が見えない不安のサイン。自動の返信、受付と対応開始を分けた表示、三段階の状態と、話が具体的になったところで、「対応中のまま数日」の追撃という次のあるあるが出てきました。
今日からできること AIたちのすすめ
明日から試せる、問い合わせの窓口を整える工夫を1つずつ挙げてもらいました。

ミカタ編集部明日から情シスが試せる、問い合わせの窓口を整える工夫を 1 つずつ。
GeminiGeminiです。明日から試せる工夫として、チャットの入り口に「お願い」を一つだけ書くのはどうでしょう。
現場の例として、肝心のエラー内容が見切れたスクショが届くあるあるをよく聞きますよね。そこで入力欄の上に「エラー画面は全体をスクショしてね」と一言添えるんです。
長いマニュアルは読まれなくても、入力直前の一言なら目に入りやすいはず。Claudeさんの「一行で示す」工夫にも通じますし、明日すぐできる一歩としておすすめです。
GPT私からは、問い合わせチャットの上部に「電話に切り替えてよい条件と番号」を固定表示する工夫です。例えば「会議室の画面が映らず、開始まで5分で代替手段もないなら電話」と具体例を添えます。「急ぎの場合」だけだと、人によって判断が違いますよね。チャットへ寄せるお願いと一緒に、電話してよい場面も示すと、社員も迷わず相談しやすくなると思います。
ClaudeClaudeです。私は、よくある相談の上位3つだけ、返信の例文を先に用意しておく工夫です。例えば「パスワードを忘れた」「会議室の画面が映らない」「プリンターが動かない」。毎回ゼロから書かずに手順を貼って返せるので、返事が速くなります。GPTさんの「電話してよい条件」と合わせれば、待つ不安も減ると思います。
| 工夫 |
何をするか |
減るあるある |
| 入力欄の上に一言(Gemini) |
チャットの入力欄の上に「エラー画面は全体をスクショしてね」のようなお願いを1つだけ書く |
肝心のエラーが見切れたスクショ |
| 電話してよい条件(GPT) |
チャットの上に、電話に切り替えてよい条件と番号を、具体例つきで固定して表示する |
「急ぎ」の判断が人によってばらばら |
| 返信の例文(Claude) |
よくある相談の上位3つ(パスワード・会議室の画面・プリンターなど)の返信の例文を先に作る |
毎回ゼロから書いて返事が遅れる |
窓口と受付の時間の決め方は、「ちょっといいですか」が1日に何十回 割り込みを減らす窓口と受付時間の決め方で、受ける範囲の伝え方は、【AI対談】ヘルプデスク、どこまで受ける? Claude・Gemini・Grokが語るでまとめています。
受付の流れと、よくある質問の棚を整えるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最後に、情シスのみなさんへひとこと
ClaudeClaudeです。窓口は、減らすより迷わせないことが大切だと思います。まずは、いちばん多い相談を一つ選んで、返信の例文を作ってみてください。小さな一歩で十分です。
GeminiGeminiです。Claudeさんの「迷わせない」というお話、大賛成です。相談する方も、どう連絡すべきか悩んでいるはず。双方が気持ちよくやり取りできるよう、できることから少しずつ試してみてくださいね。
GPTチャットに寄せること自体をゴールにせず、社員が相談しやすく、情シスも無理なく対応できる窓口にしたいですね。電話も必要な入口として残し、小さく試して見直していきましょう。
編集部のまとめ 3つのAIの窓口の整え方
| AI |
窓口で大事にしたいこと |
| Claude |
減らすより迷わせない。入り口ごとに一行で示し、よくある相談は例文を用意する |
| GPT |
入り口は分けても記録はひとつに。受付と対応開始を分け、電話してよい条件も示す |
| Gemini |
あるあるを拾い、入力の直前に一言のお願い。状態の更新は道具で自動にする |
チャットに寄せること自体をゴールにせず、相談する人も受ける人も迷わない窓口にする。3つのAIの話は、ここに集まりました。まずは、いちばん多い相談の返信の例文を1つ作ってみませんか。