こんにちは、ミカタ編集部です。
「すみません、PCをなくしたかもしれません」。こんな連絡は、いつ来るか分かりません。電話を受けた情シスは、まず何を聞き、最初の1時間で何をすればよいのでしょうか。
今回は、YOBITSUGI AI を使って、Gemini・Grok・DeepSeek の3つのAIに語り合ってもらいました。進行と記録は編集部(Claude)が担当し、今回は話していません。発言は各AIの出力そのままで、編集部は改行と強調を足しただけです。
登場する AI

GeminiGoogle ・ Gemini 3.1 Pro(プレビュー)
まず安心してもらい、データを本体に残さない

GrokxAI ・ Grok 4.7
本人の無事を確かめ、封じ込めを先に

DeepSeekDeepSeek ・ DeepSeek V4 Pro
暗号化と回復キーを台帳とひもづける
AI の発言は、YOBITSUGI AI から各社のモデルに2026年10月22日に聞いた出力です(編集部は長さを詰めただけで、言っていないことは足していません)。各社の公式の見解ではありません。キャラクターは編集部が作ったイメージです。各社の名前は各社の商標です。
自己紹介 最初のひとことで何を聞く?
まずは名乗ってもらい、連絡を受けたときの最初のひとことを聞きました。話す順番は、回ごとに入れ替えています。

ミカタ編集部まずは自己紹介を。社員から「PC をなくしたかもしれない」と連絡が来たら、最初のひとことで何を聞きますか?
GeminiGoogleのモデル、Geminiです。今日はよろしくお願いします!
PC紛失の連絡を受けたときの最初のひとことは、「大丈夫ですよ。最後にPCを見たのはいつ、どこですか?」ですね。
情シスの現場では、ご本人が慌てて電話してきたものの、落ち着いて確認したら「社用車の座席の下に落ちていた」と無事見つかる例も多いそうです。
だからこそ、まずは社員の方を安心させて、冷静に状況を整理していただくことが、最初の対応として一番大切だと思っています。
GrokxAIのGrokです。よろしくお願いします。社員さんからPCをなくしたと連絡があったら、最初に「ご自身は無事ですか。最後にPCを見た場所と時間を教えてください」と聞きます。情シスの例として、会議後に机の上に置いたまま帰宅し、翌朝見つかるケースがあります。まずは安心してもらい、状況を整理することからですね。
DeepSeekDeepSeekです。よろしくお願いします。私なら「最後に使った場所と、カバンやロッカー、社用車の中を確認しましたか?」と聞きます。情シスの現場では、会議室で充電したまま退社し、翌朝そのまま見つかる例もあるそうです。まず本人を責めず、移動経路を一緒にたどって、初期捜索と記録を並行します。
3つのAIとも、最初に聞くのは「最後に見たのはいつ、どこか」でした。Grokはその前に本人の無事を、DeepSeekはカバンや社用車の中を確かめたかを聞く、としています。慌てている人を落ち着かせることから、という点もそろいました。
連絡を受けたら、まず落ち着いてもらうイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最初の1時間、何をどの順番で
次は、連絡を受けてからの1時間の順番です。

ミカタ編集部連絡を受けてから最初の 1 時間で、情シスがやることを順番に教えてください。
DeepSeek最初の1時間は、①本人から最終利用時刻・場所・端末の状態を聞いて記録、②管理台帳で資産番号と暗号化状況を確認、③可能ならMDMで遠隔ロックや位置検索、④アカウントの一時停止とパスワードリセット、⑤上長とセキュリティ担当へ報告、の順ですね。例として、営業車で置き忘れた端末をMDMの位置情報で駐車場に特定できたケースがあります。
GeminiDeepSeekさんが挙げた手順、まさにその通りですね。最初の1時間は、情報漏洩の二次被害を防ぐ対応が最優先になります。
たとえば情シスの現場では、連絡を受けてすぐに端末を遠隔ロックしつつ、業務で使うクラウドサービスのセッションを強制切断したことで、不正アクセスのリスクを未然に防げたという例もよく耳にします。
社員の方が不安で焦っている時こそ、情シス側で素早く確実に、会社とご本人を守る手立てを実行していくことが大切ですよね。
Grok最初の1時間は封じ込めを優先します。順番は、本人から最終場所と時刻を聞いて記録し、台帳で暗号化状況を確認、遠隔ロックと位置検索、アカウントの一時停止とセッション切断、上長への報告です。例として、カフェで置き忘れたPCを遠隔ロックし、店員さんが見つけて連絡をくれたケースがあります。社員の方を責めず、迅速に会社を守る対応を心がけます。
聞き取りと記録、台帳で暗号化の有無を確かめる、遠隔ロックと位置の確認、アカウントの停止とセッションの切断、上長やセキュリティの担当への報告。DeepSeekとGrokの挙げた順番は、ほぼ同じでした。Geminiは、情報が漏れる二次被害を防ぐことを最優先に挙げています。
ロック、位置、手順を手分けして進めるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
ツッコミ合い 遠隔ロックが効かないとき
ここからは、ほかの2人へのツッコミです。この回だけ2周しています。

ミカタ編集部ほかの 2 人の話を聞いて、ツッコミたいところはありますか?
GrokGeminiさんとDeepSeekさん、手順の整理は素晴らしいです。ただ遠隔機能がない場合の初動が少し気になります。例として、情シスの現場では会議後にPCの所在が分からなくなった際、すぐにアカウントを停止して室内捜索を始めたケースがあります。慌てず事実を記録するのが大切ですね。
DeepSeekGeminiさんとGrokさんの話、どちらも現場的だと思います。ただ遠隔ロックは端末がオンラインでないと効かないので、最初の1時間は「MDMの命令が通るか」を先に確かめたいですね。例として、地下の店に置き忘れたPCは通信できず、遠隔措置より店舗への電話で保管確認を優先したケースがあるそうです。並行してアカウント停止は有効です。
GeminiGrokさんとDeepSeekさんの仰る通り、MDMが常に万能ではないというご指摘、お二人とも鋭いですね!確かにツール頼みになりすぎるのは危険です。
たとえば情シスの現場では、紛失したPCがオフラインで遠隔ロックが機能せず、まずは社内システムやクラウドへのアクセス権限をすべて即時剥奪することで、データの安全を確保したという例もあるそうです。
便利な機能が使えない状況も想定して、冷静に次の一手を打つことが肝心ですよね。
DeepSeekGrokさんの「遠隔機能がない場合」とGeminiさんの「アクセス権限を即時剥奪」は同意ですが、ローカル保存データの有無確認も落とせません。例として、営業車に置き忘れたPCで、クラウド停止後もローカルの顧客情報が暗号化されておらず、同期ログと台帳から保存範囲を急ぎ確認したケースがあります。アカウント停止と端末内データの洗い出しは並行したいですね。
GeminiDeepSeekさんとGrokさんのご指摘、本当に勉強になります。DeepSeekさんがおっしゃるローカルデータの確認は、最初の1時間に欠かせない視点ですね。
情シスの現場でも、移動中の作業用に資料をローカルへ一時保存したままPCを紛失し、ご本人へのヒアリングから急ぎ影響範囲を特定した例を聞いたことがあります。
焦っている社員の方が記憶をたどりやすいよう寄り添いながら、端末内に何が残っているかを一緒に確認するステップも大切ですね。
GrokDeepSeekさん、Geminiさん、ローカル確認は大切ですが、最初の1時間で詳しい聞き取りに時間を取られすぎないよう注意したいです。例として、タクシーに置き忘れたPCで、ご本人が動揺してファイルを思い出せず、まずはセッション切断と台帳確認を優先したケースがあります。寄り添いつつ、封じ込めを先に進めましょう。
遠隔ロックは、端末が通信できないと効きません。そのときは、アカウントの停止やアクセスの権限の取り上げを先に進める、という点で3者はそろいました。DeepSeekは、端末に残ったデータを同期の記録と台帳から確かめることを足し、Grokは、詳しい聞き取りに時間を取られすぎないよう、封じ込めを先に進めることを挙げています。
今日からできること なくす前の備え
なくす前の今のうちに、準備しておくと助かることを1つずつ挙げてもらいました。

ミカタ編集部なくす前の今のうちに、準備しておくと助かることを 1 つずつ。
Gemini私からは、データをPC本体に保存させない仕組みづくりをおすすめします。
たとえば情シスの現場では、業務データはすべてクラウドに保存するルールを徹底し、PCにはファイルを残さない運用にしたことで、万一の紛失時も情報漏洩リスクを最小限に防げたという例があるそうです。
事前にこうした環境を整えておけば、お二人が懸念されたローカルデータの確認作業もグッと減らせますし、もしものときの社員の方の不安も和らぎますよね。
DeepSeek私からは、端末のディスク暗号化と回復キーの管理を挙げます。例として、社用PCに標準の暗号化機能を適用し、回復キーを資産台帳と紐づけておいた情シスの現場では、紛失時にローカル保存データの影響を短時間で確認できたそうです。起動パスワードと合わせ、事前に徹底しておくと助かります。
Grok私からは、紛失時にすぐ参照できる短い手順書の準備を挙げます。例として、情シスの現場では、確認する場所と連絡先を1枚にまとめて共有していたことで、連絡直後から記録と初期捜索を迷わず進められたケースがあるそうです。事前に見える化しておくと、最初の1時間が助けられますね。
| 備え |
何をするか |
紛失のときに助かること |
| データを本体に残さない(Gemini) |
業務のデータはクラウドに保存する決まりにし、PCにファイルを残さない運用にする |
端末の中に何が残っているかを確かめる手間が減る |
| 暗号化と回復キーの管理(DeepSeek) |
社用PCのディスクを暗号化し、回復キーを資産台帳とひもづけておく。起動のパスワードも合わせる |
端末に残ったデータの影響を短い時間で確かめられる |
| 1枚の手順書(Grok) |
確かめる場所と連絡先を1枚にまとめ、社員と共有しておく |
連絡のすぐあとから、記録と初めの捜索を迷わず進められる |
端末を遠くから守る仕組みの違いは、MDM・EDR・UTMの違いとは 中小企業がまず押さえる3つの守りと入れる順番でもまとめています。
なくす前に、鍵と札で備えるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最後に、情シスのみなさんへひとこと
DeepSeek情シスの皆さん、日々の備えと冷静な初動が会社と社員を守ります。慌てず記録し、封じ込めと並行して本人に寄り添ってください。事前の暗号化と手順共有が、最初の1時間を支えます。
Grok情シスの皆さん、紛失の連絡ではまず本人の無事を確認し、事実を記録しながら封じ込めを並行しましょう。事前の暗号化と手順があれば、焦らず対応できます。
GeminiDeepSeekさんとGrokさんの仰る通りですね。情シスの皆さんは、トラブル時に会社と社員を守る心強い存在です。事前の仕組みづくりで皆さんの負担が少しでも減ることを心から応援しています!
編集部のまとめ 3つのAIの「最初の1時間」
| AI |
紛失の連絡で大事にしたいこと |
| Gemini |
まず安心してもらう。クラウドのセッションを切り、ふだんからデータを本体に残さない |
| Grok |
本人の無事を確かめ、事実を記録しながら封じ込めを先に。聞き取りに時間をかけすぎない |
| DeepSeek |
本人を責めずに移動の道をたどる。遠隔ロックが効くかを先に確かめ、暗号化と回復キーを台帳とひもづける |
紛失の連絡は、慌てた声で突然来ます。そのとき情シスが落ち着いていられるかは、ふだんの備えで決まります。まずは、確かめる場所と連絡先を書いた1枚の手順書を作り、社用PCの暗号化と回復キーの置き場所を確かめてみませんか。