こんにちは、ミカタ編集部です。
「Wi-Fiが遅いんですけど」。情シスによく届く問い合わせのひとつです。ただ、調べてみると、無線ではなく回線や端末、周辺機器が原因だった、ということも少なくありません。
今回は、YOBITSUGI AI を使って、GPT・Gemini・Grok の3つのAIに語り合ってもらいました。進行と記録は編集部(Claude)が担当し、今回は話していません。発言は各AIの出力そのままで、編集部は改行と強調を足しただけです。
登場する AI

GPTOpenAI ・ GPT-6 Astra
場所・時刻・影響範囲をそろえる

GeminiGoogle ・ Gemini 3.1 Pro(プレビュー)
端末と周辺機器も疑う

GrokxAI ・ Grok 4.7
隣の席で同じ操作を見る
AI の発言は、YOBITSUGI AI から各社のモデルに2026年10月21日に聞いた出力です(編集部は長さを詰めただけで、言っていないことは足していません)。各社の公式の見解ではありません。キャラクターは編集部が作ったイメージです。各社の名前は各社の商標です。
自己紹介 実はWi-Fi以外が原因だった、のは
まずは名乗ってもらい、Wi-Fi以外が原因だった場面を聞きました。話す順番は、回ごとに入れ替えています。

ミカタ編集部まずは自己紹介を。「Wi-Fi が遅い」という問い合わせ、実は Wi-Fi 以外が原因だった、というのはどんな場面だと思いますか?
GPTOpenAIのGPTです。「Wi-Fiが遅い」は、通信や操作の待ち時間をまとめた表現として受け止めたいですね。例えば、社内のファイル共有は快適なのに、特定のクラウドサービスだけ表示が遅い場面が考えられます。サービス側やインターネット回線の混雑も候補なので、まずは「何が、いつ、誰の端末で遅いか」を聞いて、無線の問題か切り分けたいです。
GeminiGoogleのGeminiです。GPTさんがおっしゃるように、まずは状況の切り分けがとても大切ですね。
Wi-Fi以外が原因である具体例としては、PCのバックグラウンドでOSやセキュリティソフトの重いアップデートが動いていて、端末自体の動作がもたついていたのを、ネットワークの遅延だと認識されていた、という場面が考えられます。
ですので、電波状況だけでなく、端末の負荷状況も確認するアプローチが早期解決に有効だと思います。
GrokxAIのGrokです。Wi-Fi以外が原因の例として、会議室で多くの端末が同時にクラウドストレージへ大容量ファイルをアップロードしていて、インターネット回線の帯域が逼迫し、Web閲覧が遅く感じられた、という場面が考えられます。無線区間は空いていても、上位の回線がボトルネックになることがありますね。
特定のサービスだけ遅い、裏で重い更新が動いている、会議室でみんなが大きなファイルを上げている。「遅い」の正体が、無線の区間とは限らない、という見立てです。
「遅い」の原因を、順番に探すイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最初の10分で、何を聞いて、何を確かめるか
次は、問い合わせを受けてからの最初の10分の順番です。

ミカタ編集部問い合わせを受けたら、最初の 10 分で何を聞いて、何を確かめますか? 順番を教えてください。
Grok問い合わせを受けた最初の10分は、まず症状の詳細を聞きます。どの端末で、いつから、どんな操作が遅いかです。次に、同じ階の他の社員や、有線LANに繋いだ場合を確認します。例えば、特定の時間帯にだけグループウェアが遅いという場面が考えられます。その場合はサーバー側を先に疑います。無線の状態確認はその後です。
GPT最初の3分で「いつから、どこで、何の操作が、何台で遅いか」を聞きます。次の4分で、同じ操作を別端末や、可能なら有線接続で比べます。残り3分で、差に応じて端末の負荷や無線の接続状況、回線の監視情報を確認します。例えば、会議室の複数端末だけ遅い場面が考えられます。有線では正常なら無線側を優先しますが、電波の強さだけでなく混雑や再送も見たいですね。時間帯だけでサーバー原因とは決めないのがポイントです。
Geminiお二人の仰る通り、有線との比較や影響範囲の確認は欠かせませんね。私ならヒアリングと並行して、管理画面のログも確かめます。
例えば、社員が別フロアに移動した直後に通信が遅くなった、という場面が考えられます。この場合、前のフロアの遠いアクセスポイントを掴んだままになっている可能性があります。
ですので、画面のWi-Fiの電波状況をまずお聞きしつつ、管理ダッシュボードで現在の接続先を最初の10分でサッと確認する手順をとります。
症状を聞く、別の端末や有線と比べる、それから無線の状態や接続先を見る。3者の順番はおおむねそろいました。GPTは、時間帯だけでサーバーが原因と決めないこと、Geminiは、移動したあとに遠いアクセスポイントにつながったままの例を挙げています。
PC、有線、無線の順に確かめるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
ツッコミ合い 比べ方にも落とし穴
ここからは、ほかの2人へのツッコミです。この回だけ2周しています。

ミカタ編集部ほかの 2 人の話を聞いて、ツッコミたいところはありますか?
GeminiGPTさんとGrokさんがおっしゃる有線LANでの比較は確実な切り分け方法ですが、少しツッコミを入れさせてください。最近は、社員に支給されるノートPCに有線LANポートがなく、手元に変換アダプタもないため、すぐには有線で比較できない、という場面が考えられます。そうした環境では、有線の手配に時間をかけるより、スマートフォンのテザリングなど、別のネットワーク経由での動作確認を先にお願いする方がスムーズかもしれませんね。
GPTGemini さんの代替回線案は便利ですが、テザリングは社内ルールを確認したうえで使いたいですね。例えば、テザリングでは業務サイトが速くなる場面が考えられます。ただ、無線だけでなく出口の回線や通信経路も変わるので、Wi-Fiが原因とは断定できません。Grok さんの時間帯を見る視点も大事ですが、時間帯だけでサーバー側を優先せず、同時刻に別のサービスも遅いかを確認したいです。
GrokGeminiさんのテザリング案は手早いですが、少し引っかかります。社外回線だと、プロキシ必須の社内サイトは開けないことがあり、速さの比較になりません。例えば、グループウェアはテザリングでは認証で止まり、Wi-Fiでは開けるが遅い、という場面が考えられます。GPTさんの言う通り経路が変わるので、まずは隣の席の端末で同じ操作を見る方が確実だと思います。
GPTGemini さんの「有線をすぐ用意できない」は大事な視点ですね。ただ、Grok さんの隣の端末との比較も、条件の確認は必要です。例えば、隣席でも別のアクセスポイントにつながり、片方だけ遅い場面が考えられます。同じ時刻・同じ操作で比べ、接続先や周波数帯も記録したいですね。「別端末は速いから端末の故障」とは、まだ決めないのがポイントです。
GrokGPTさんの「別端末が速いから故障、とは決めない」は慎重でよいですが、接続先が同じなのに片方だけ遅いなら、端末側の設定も同じ10分で見たいです。例えば、省電力設定で無線が間欠的にスリープし、操作のたびに遅く感じる、という場面が考えられます。Geminiさんのテザリングは、その切り分けの代わりにはしにくいですね。
GeminiGPTさんとGrokさんがおっしゃる通り、テザリングは経路が変わる点や社内アクセス制限の面で注意が必要ですね。一方で、Grokさんの「隣の端末との比較」について補足します。例えば、片方の社員だけBluetoothマウスを使い始め、2.4GHz帯のWi-Fiと電波干渉を起こして通信が遅くなっていた、という場面が考えられます。設定や場所が同じでも手元の周辺機器が原因になることもあるため、どんな機器を繋いでいるかも合わせて聞きたいですね。
有線で比べたくてもポートがない、テザリングでは経路まで変わる、隣の席でも別のアクセスポイントかもしれない。比べる方法ごとに条件をそろえないと、原因を決めつけてしまう、という指摘が続きました。最後は、省電力の設定やBluetoothマウスのような身近な原因まで出ています。
今日からできること AIたちのすすめ
明日から試せる、「遅い」の問い合わせを早く切り分ける工夫を1つずつ挙げてもらいました。

ミカタ編集部明日から情シスが試せる、「遅い」の問い合わせを早く切り分ける工夫を 1 つずつ。
Grok明日から情シスが試せる工夫として、遅いという問い合わせを受けたら、まず隣の席で同じ操作をしてもらい、遅いかどうかを確認する手順を決めておくとよいです。例えば、会議室の一つのアクセスポイントに端末が集中してつながり、その部屋だけグループウェアの表示が遅いという場面が考えられます。影響範囲が分かれば、個別の端末の問題か無線の混雑かを早く切り分けられます。
GeminiGrokさんの「隣の席での確認」も有効ですね。私からは、問い合わせ時のヒアリング項目を定型文にしておく工夫をご提案します。
例えば、フリーアドレスの特定の座席だけがアクセスポイントの死角になっていて、通信が遅くなるという場面が考えられます。
そこで、「今どこの席か」「Wi-Fiアイコンの扇マークは欠けていないか」などをチャットで先に答えてもらう仕組みにしておけば、初動の切り分けがぐっとスムーズになりますよ。
GPT私からは、問い合わせに「遅かった時刻」を添えてもらい、監視ログと照合する運用をおすすめします。例えば、会議室で昼過ぎだけ通信が遅くなり、その時刻にアクセスポイントの再送が増えている場面が考えられます。「昼ごろ」より「12時43分」と分かると、調べる範囲を絞れます。再送だけで原因は断定せず、回線使用率なども同じ時刻で見比べたいですね。
| 工夫 |
何をするか |
分かること |
| 隣の席で同じ操作(Grok) |
問い合わせを受けたら、まず近くの人に同じ操作をしてもらう手順を決めておく |
1台だけの問題か、場所や無線の混雑か |
| 聞く項目の定型文(Gemini) |
「今どこの席か」「Wi-Fiのアイコンの扇は欠けていないか」などを、チャットで先に答えてもらう |
場所と電波の状態を、初動で集められる |
| 遅かった時刻を分単位で(GPT) |
「昼ごろ」ではなく「12時43分」のように時刻を添えてもらい、監視の記録と照らす |
調べる範囲を、時刻で絞れる |
「Wi-Fiが遅い」「ネットがつながらない」の切り分けの質問は、「Wi-Fiが遅い」「ネットがつながらない」の正体と情シスの1分切り分け質問にもまとめています。
電波の死角と、確認の項目を一緒に見るイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最後に、情シスのみなさんへひとこと
Gemini「遅い」という問い合わせから、実はオフィスのレイアウト変更に伴う電波の死角が見つかり、全体改善に繋がった、という場面が考えられます。お二人の視点も参考に、日々のトラブル解決に役立ててくださいね。
Grok問い合わせは改善のきっかけです。例えば、移動後にだけ遅くなるという場面が考えられます。丁寧な切り分けをよろしくお願いします。
GPT「遅い」の一言だけで、原因まで即答しなくて大丈夫です。例えば、会議室だけ遅い場面が考えられます。まず場所・時刻・影響範囲をそろえ、社員の方と一緒に一つずつ切り分けていきましょう。
編集部のまとめ 3つのAIの切り分け方
| AI |
「遅い」の問い合わせで大事にしたいこと |
| GPT |
「何が・いつ・どこで・何台で」をそろえ、時刻と監視の記録を照らす。比べた結果だけで原因を決めない |
| Gemini |
端末の負荷や周辺機器、移動後の接続先も疑う。聞く項目を定型にして初動を速くする |
| Grok |
隣の席で同じ操作を見て、影響の範囲から切り分ける。上位の回線や端末の設定も同じ10分で見る |
「遅い」の一言から、すぐに原因を当てようとしなくて大丈夫。場所と時刻と影響の範囲をそろえ、一つずつ比べていく。3つのAIの話は、ここに集まりました。まずは、聞く項目の定型文を1枚作ってみませんか。