香港のHKCERTは2026年10月20日、Fortinet製品の権限昇格に関する脆弱性情報を公開しました。CVE-2025-61624は実際の攻撃で悪用されているとしています。対象製品を使う会社は、利用中の製品とバージョン、管理権限の付与状況を確認し、対応の判断に必要な情報を集めてください。
中程度の評価でも、実際の悪用が確認された脆弱性
HKCERTのリスク評価は「Medium Risk」、中程度です。ただし、同機関はCVE-2025-61624が実際の攻撃で悪用されているとしています。評価の区分だけで対応を後回しにせず、自社に対象製品があるかを先に確認する必要があります。
問題があるのは、入力されたコマンドを処理するコマンドラインインタープリターです。パストラバーサルと呼ばれる、ファイルの場所を示すパスの扱いに関する不備があります。HKCERTによると、権限を持つ攻撃者が既存コマンドの引数を細工すると、任意のファイルを書き込んだり、削除したりする恐れがあります。
ここで確認したいのは、攻撃者が権限を持つという条件です。認証なしに誰でも攻撃できると読み替えることはできません。一方、必要な権限の具体的な範囲は、今回の資料には書かれていません。どのアカウントなら安全かを独自に決めず、保守窓口に確認する項目として扱ってください。
影響対象として挙げられたのは、FortiOS、FortiPAM、FortiProxy、FortiSwitchManagerです。影響するバージョン、修正版、回避策は今回の資料には書かれていません。また、対象製品の日本での提供は発表には書かれていません。国内の悪用状況も、この資料からは判断できません。












