AWSは2026年10月22日(米国太平洋夏時間)、通信ライブラリ「aws-c-mqtt」の脆弱性を公表しました。対象は0.9.1以上、0.16.2未満で、特定の条件下では遠隔の攻撃者がクライアントプロセスをサービス拒否に陥らせる可能性があります。v0.16.2で修正済みで、AWSは最新版への更新を推奨しています。
SDKに同梱されたライブラリも確認対象
aws-c-mqttは、メッセージをやり取りする通信方式のMQTT 3.1.1とMQTT5を実装したC99ライブラリです。AWS Common Runtime(CRT)の一部として配布されるほか、AWS IoT Device SDK for C++ v2にも同梱されています。
今回の識別番号は「CVE-2026-115417」です。MQTT 3.1.1互換アダプターに、過大なサイズでメモリを割り当てる欠陥があります。AWSは、特定条件下でクライアントプロセスが正常にサービスを提供できなくなる可能性を説明しています。
確認すべきなのは、AWSとの契約の有無ではなく、対象ライブラリを製品やアプリに組み込んでいるか、その版が何かです。SDKを利用している場合も、SDKの名前だけで判断せず、同梱されたaws-c-mqttの版まで確認する必要があります。AWSは、元のコードから分岐させたフォークや派生コードにも修正を反映するよう求めています。
日本での提供は発表には書かれていません。影響対象は地域別ではなく、ライブラリの版として示されています。












