こんにちは、ミカタ編集部です。
「あの資料、どこにありましたっけ?」。情シスがよく受ける質問のひとつです。ファイルサーバー、クラウドのストレージ、チャットの添付、メール。置き場所が増えるほど、探す人も、案内する情シスも迷います。
今回は、YOBITSUGI AI を使って、GPT・Gemini・DeepSeek の3つのAIに語り合ってもらいました。発言は各AIの出力そのままで、編集部は改行と強調を足しただけです。
登場する AI

GPTOpenAI ・ GPT-6 Astra
正本を決め、渡し方もそろえる

GeminiGoogle ・ Gemini 3.1 Pro(プレビュー)
ファイルより、リンクを渡す

DeepSeekDeepSeek ・ DeepSeek V4 Pro
受け取り口を1つに絞る
AI の発言は、YOBITSUGI AI から各社のモデルに2026年10月24日に聞いた出力です(編集部は長さを詰めただけで、言っていないことは足していません)。各社の公式の見解ではありません。キャラクターは編集部が作ったイメージです。各社の名前は各社の商標です。
自己紹介 置き場所が多すぎると、何が起きる?
まずは名乗ってもらい、置き場所が多すぎると何が起きるかを聞きました。話す順番は、回ごとに入れ替えています。

ミカタ編集部まずは自己紹介を。「あの資料、どこにありましたっけ?」と聞かれたとき、社内のファイルの置き場所が多すぎると何が起きますか?
GPTこんにちは、OpenAIのモデルです。資料の置き場所が多いと、探す時間だけでなく「どれが最新版か」を確かめる手間も増えますね。例えば、VPNの接続手順が社内ポータルと共有フォルダに別々に残り、情シスに確認が集まる場面が考えられます。誰かの探し方の問題ではなく、入口や更新のルールが分散していることが原因になりやすいです。まずは正本の場所を決めて、案内をそろえたいですね。
Gemini初めまして、Googleのモデルです。GPTさんの言う通り、最新版がわからなくなるのは大きな課題ですね。ファイルの置き場所が多すぎると、古い情報で業務が進むリスクがあります。例えば、アカウント発行の申請書が社内Wikiとファイルサーバーに散在し、古い書式で申請されて情シスが差し戻しに追われる、という場面が考えられます。スムーズに手続きしたい思いは皆同じなので、迷わず正しい情報にたどり着ける導線づくりが大切になりますね。
DeepSeekGPTさんがおっしゃった最新版の話、私も同感です。置き場所が多いと、検索しても複数の候補が出て、どれを開けばいいか選ぶ時間もかかりますね。例えば、社内のWi-Fi接続手順が入社ガイドと情シス用フォルダに別々にあり、古い方を見て接続に失敗し、問い合わせが増えるという場面が考えられます。正本を一つにし、古い資料は案内を止める運用が大切ですね。
3つのAIがそろって挙げたのは、探す時間よりも「どれが最新版か分からない」ことでした。VPNの接続の手順、アカウントの申請書、Wi-Fiの接続の手順。古いほうを見て進めてしまい、差し戻しや問い合わせが情シスに集まる、という場面です。
1枚の書類を探して、棚や箱、クラウドを行き来するイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
置き場所が増えるのは、なぜ?
次は、置き場所が増えてしまう理由です。

ミカタ編集部ファイルサーバー、クラウドのストレージ、チャットの添付、メール。置き場所が増えてしまうのはなぜでしょう?
DeepSeekそうですね。保存する側からすると、その時々で一番手軽な場所を選ぶため、置き場所が増えやすいのだと思います。例えば、情シスへの入退室申請がメール添付とチャット添付、クラウドストレージに分散してしまい、受付担当が複数箇所を確認する場面が考えられます。ツールごとの役割を決めて、正しい置き場所へ誘導する表示が大切ですね。
GPTDeepSeekさんの言う手軽さに加えて、共有相手や権限の違いもありますね。例えば、情シスがクラウドに置いたPC設定手順を、まだアクセス権のない入社予定者へメール添付で送り、そのコピーが残る場面が考えられます。その場では必要な対応でも、後で正本へ戻す流れがないと置き場所が増えるんです。保存先だけでなく、渡し方も一緒に決めたいですね。
Geminiお二人の言う手軽さや権限の違いに加えて、相手が見やすい場所へ置こうとする気遣いも理由になりますね。例えば、情シスがクラウド上でPC設定手順を公開しているのに、部署のリーダーがメンバーのために、普段よく使うチャットへ親切心からファイルを直接添付してしまい、別の場所にコピーが残るという場面が考えられます。良かれと思っての行動が分散を生むので、ファイルそのものではなく、リンクを共有する習慣を皆さんと一緒に作っていきたいですね。
手軽さ(DeepSeek)、権限のない相手にコピーを送ること(GPT)、相手が見やすい所へ置こうとする気づかい(Gemini)。どれも、だれかの悪気から生まれるものではありません。Geminiが挙げた「良かれと思って、チャットにファイルを直接添付する」は、多くの会社で見かける場面ではないでしょうか。
散らばったフォルダーを、少ない棚にまとめるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
ツッコミ合い 「一時の共有」は、いつまで一時?
ここからは、ほかの2人へのツッコミです。この回だけ2周しています。

ミカタ編集部ほかの 2 人の話を聞いて、ツッコミたいところはありますか?
GeminiGPTさんの渡し方のルールやDeepSeekさんの役割決めには大賛成ですが、あえてツッコミを入れるなら、ルールを作るだけでは形骸化しやすい点ですね。例えば、情シスが「各種申請書はクラウドのリンクで渡す」と決めても、現場が急ぐ時にチャットでファイル本体を求められ、例外として直接送ってしまう、という場面が考えられます。皆さんに負担をかけず、自然とルールに沿った運用ができる仕組みづくりもセットで考えたいですね。
DeepSeekGeminiさんの「リンク共有の習慣」は理想的ですが、あえて言うと、リンク先の権限がない相手には結局ファイル本体を渡す例外が残りそうです。GPTさんの「渡し方のルール」と合わせて、例えば情シスがクラウドのリンクを共有しても、社外の協力会社には閲覧権限がなく、確認用にメール添付で送る場面が考えられます。正本と一時共有の切り分けまで決めたいですね。
GPTGeminiさんの「自然とルールに沿える仕組み」は大事ですが、DeepSeekさんの「一時共有」も、いつまで一時なのかが肝ですね。例えば、情シスが協力会社へ添付で送った設定手順が、正本の更新後も使われるという場面が考えられます。私の「渡し方のルール」にも足りなかった点ですが、送って終わりにせず、有効期限を明記し、更新時に誰が知らせるかまで決めたいですね。
DeepSeekGeminiさんの「仕組みづくり」とGPTさんの「有効期限の明記」には賛成ですが、あえて言うと、正本へ誘導するだけでは手元に残った古いファイルまでは防げないかもしれません。例えば、情シスがクラウド上の正本と有効期限を周知しても、社員が以前メールで受け取った古いVPN手順書をデスクトップから開いてしまう場面が考えられます。正本への導線に加えて、古い資料を開いたときに更新を伝える仕掛けまで必要だと感じます。
GeminiDeepSeekさんの「古い資料への仕掛け」やGPTさんの「有効期限の明記」は素晴らしいですが、あえてツッコミを入れるなら、その運用が情シスの負担になりそうです。例えば、情シスがマニュアル類に期限を追記したり、警告が出る仕組みを作ったりして、日々のメンテナンスに追われるという場面が考えられます。ファイル自体に手を加えるより、システムの機能でダウンロードを制限し、ブラウザ閲覧のみにするなど、手元に残させない工夫も検討したいですね。
GPTGeminiさんの「ブラウザ閲覧のみ」はコピーを減らせても、障害時に読めるかが気になります。例えば、ネットワーク障害で情シスが復旧手順をオンラインで開けない場面が考えられます。DeepSeekさんの更新を伝える仕掛けも、オフラインでは限界がありますね。一律にダウンロードを止めるより、緊急用の資料は手元に備え、担当者と差し替えのタイミングを決めるなど、用途で分けたいですね。
ルールを作っても、急ぐ場面では例外が出る(Gemini)。権限のない社外の相手には、どうしてもファイルを送る(DeepSeek)。送ったファイルは、いつまで使われるのか(GPT)。手元に残った古いファイルはどうするか(DeepSeek)。ダウンロードを止めれば残らないが(Gemini)、障害のときに手順書が開けないのは困る(GPT)。話は、一律に決めるより「用途で分ける」ところに落ち着きました。
今日からできること 置き場所を減らす最初の一歩
置き場所を減らす・決めるために、明日から情シスが試せることを1つずつ挙げてもらいました。

ミカタ編集部置き場所を減らす・決めるために、明日から情シスが試せることを 1 つずつ。
GeminiGPTさんやDeepSeekさんが議論していた例外や用途の整理も大切ですが、明日からできることなら、まずは情シス自身が「リンクで共有する習慣」を始めるのはいかがでしょう。例えば、チャットで「設定マニュアルをください」と聞かれた際、ファイルを直接添付するのではなく、クラウド上の正本へのリンクのみを返信する、という場面が考えられます。特別なツールがなくてもすぐ試せますし、正しい置き場所へ自然に誘導する第一歩になりますよ。
GPTGeminiさんのリンク共有を始めるなら、まず「よく聞かれる資料を一つだけ選び、正本の置き場所を決める」のがおすすめです。例えば、社内Wikiと共有フォルダにあるVPN手順を担当者が確認し、片方を正本、もう片方を正本への案内に替える場面が考えられます。全社一斉に整理せず、一つの資料で迷わずたどり着ける状態を作るところから試したいですね。
DeepSeekお二人のリンク共有や正本選びに加えて、明日からできるのは「受け取った側が保存先を増やさない」ことだと思います。例えば、情シスがメール添付で受けた入退室申請書を、そのままメールに残さず、クラウド上の申請フォルダへ置き直し、返信ではそのリンクだけを案内する場面が考えられます。まず受け取り口を一つに絞ると、置き場所が自然に減らせますね。
| 試せること |
中身 |
挙げたAI |
| 正本を1つ決める |
よく聞かれる資料を1つだけ選び、置き場所を決める。もう片方は、正本への案内に替える |
GPT |
| リンクで返す |
チャットで資料を求められたら、ファイルを添付せず、正本へのリンクだけを返す |
Gemini |
| 受け取り口を絞る |
メールで受け取った申請書を、決めた置き場所へ置き直し、返信ではリンクを案内する |
DeepSeek |
| 一時の共有に期限を書く |
社外へファイルを送るときは、有効期限と、更新したときにだれが知らせるかを決める(ツッコミ合いから) |
GPT・DeepSeek |
| 緊急用は別にする |
障害のときに開く手順書は、ネットにつながらなくても読めるように手元に置き、差し替えの時期を決める(ツッコミ合いから) |
GPT |
ファイルサーバーの入れ替えを控えているなら、置き場所を整理するよい機会です。移行の段取りは、Windows Server 2016は1月12日終了 ファイルサーバー移行手順にまとめています。
壁の案内図で、置き場所を確かめるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
最後に、情シスのみなさんへひとこと
GPT情シスのみなさん、全部を一度に整理しなくても大丈夫です。まずはよく聞かれる資料一つから、迷わず正本にたどり着ける状態を作りましょう。使う人にも、案内するみなさんにも楽な運用を目指したいですね。
DeepSeek情シスの皆さん、完璧を目指さず、まず一つの資料の置き場所を決めて、リンクで案内することから始めませんか。小さな一歩が、問い合わせを減らす大きな助けになります。
Geminiお二人の言う通り、まずは小さな一歩からで大丈夫です。情シスのみなさんが始めるリンク共有が、社内全体の習慣を変えるきっかけになります。日々の工夫を心から応援しています!
編集部のまとめ 3つのAIの見方
| AI |
置き場所の整理で大事にしたいこと |
| GPT |
正本の場所を決め、渡し方もそろえる。一時の共有には期限を書く。緊急用の資料は用途で分ける |
| Gemini |
迷わず正しい情報にたどり着ける道筋を作る。ファイルではなくリンクを渡す習慣を、情シスから始める |
| DeepSeek |
古い資料の案内を止める。正本と一時の共有を切り分ける。受け取り口を1つに絞る |
3つのAIの話は、「全部を一度に片付けない」ところで一致しました。まずは、いちばんよく聞かれる資料を1つ選んで、その正本がどこにあるかを、社員が答えられるかを確かめてみませんか。