GitHub Advisory Databaseに、OGNLの呼び出し制限を回避できる脆弱性「CVE-2026-113730」の情報が掲載されています。対象の判断には、OGNLの利用有無だけでなく、入力する式とアクセス制御など3つの条件の確認が必要です。資料では公開日を確認できません。
厳格呼び出しモードでも、別経路の操作を防げない
OGNLの厳格呼び出しモードは、危険なクラスへの直接のメソッド呼び出しを遮断する任意の機能です。メソッドとは、プログラムの処理を呼び出す仕組みを指します。遮断対象にはRuntime、ProcessBuilder、ClassLoaderが含まれます。
今回の問題は、リフレクションという、プログラム内のクラスやメソッドを動的に扱う仕組みを経由すると、この制限を回避できることです。OGNLは呼び出すメソッドの宣言元クラスを使って遮断を判断しますが、修正前の遮断リストには、リフレクションのMethod、Constructor、Fieldが含まれていません。
アドバイザリによると、Javaの開発キットであるJDKの内部で実行される反射呼び出しは、OGNLの遮断判定を通りません。公開された実証コードは、厳格呼び出しを有効にした標準コンテキストで、ファイルを作成できることを示しています。
修正内容は、java.lang.reflectのMethod、Constructor、Fieldを遮断対象に加えるものです。ただし、今回の資料には影響する版や修正版の番号がありません。日本での提供は発表には書かれていません。












