GitHubは2026年10月20日、リポジトリ内の全ブランチ保護ルールを、ルールセットに一括変換する機能を発表しました。これまでは単一ルールごとの変換でしたが、まとめて移行できるようになります。確定前に変換内容を確認でき、元のルールを残すか削除するかも選べます。
リポジトリのSettingsから一括変換
ブランチ保護ルールは、開発作業の分岐であるブランチを保護するための設定です。移行先のルールセットは、複数のブランチにルールを適用したり、複数のルールセットを重ねて管理方針を細かく制御したりできます。
一括移行は、リポジトリの「Settings」→「Rulesets」から始めます。変換を確定する前に、作成予定のルールセットをプレビューできます。すでに既存のルールセットでカバーされているブランチ保護ルールも確認できます。
対象は、ルールセットを利用できる全リポジトリです。発表には、対象となる具体的なプラン名や版は書かれていません。日本での提供は発表には書かれていません。
変換後の数と、元ルールの扱いを確認
一括変換では、元の保護ルールと作成されるルールセットが、必ずしも一対一にはなりません。元の動作を維持するため、1つの保護ルールから複数のルールセットが作られる場合があります。移行前後の件数だけで、変換の過不足を判断しないことが大切です。
インポートの確認時には、作成するルールセットを選択できます。適用状態は「Active」「Evaluate」「Disabled」などから選べます。作成対象と適用状態を選べるほか、元のブランチ保護ルールを残すか削除するかも選択できます。
ルールセットでは、パターン照合によって複数のブランチを対象にできます。また、組織やエンタープライズ単位で管理でき、ルールの適用を例外的に回避できるバイパス権限も、ユーザー、チーム、アプリごとに細かく設定できます。移行を機に管理方針も見直す場合は、単なる変換作業と、対象や権限の変更を分けて確認するとよいでしょう。
影響する会社・しない会社
- 影響する: ルールセットを利用できるリポジトリで、既存のブランチ保護ルールからの移行を検討している会社です。複数のルールをまとめて変換する選択肢が増えます。
- 影響する: ブランチ保護ルールとルールセットを併用している会社です。移行画面で、既存ルールセットがカバーしている保護ルールを確認できます。
- 影響しない: すでにルールセットへ移行済みで、変換対象のブランチ保護ルールがないリポジトリでは、今回の一括移行を使う必要はありません。
- 影響しない: ルールセットを利用できないリポジトリは、今回示された提供対象に含まれません。具体的なプランや版による区分は、発表には書かれていません。