米国のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、2026年10月23日付の別々の発表で、悪用が確認された脆弱性をまとめたKEVカタログに各1件を追加しました。対象はCollabora OnlineとArista VeloCloud Orchestratorで、いずれも実際の悪用を示す証拠に基づく追加です。利用企業では、自社の製品構成を確認し、対応の優先順位を見直す必要があります。
対象は2製品、脆弱性の種類は異なる
Collabora Onlineで追加されたのは、Built-in CODE Serverに関するCVE-2026-110447です。種類はOSコマンドインジェクションで、OSへの命令に不正な内容を混ぜ込む問題です。
もう一方は、Arista VeloCloud OrchestratorのCVE-2026-114625です。こちらはSQLインジェクションで、データベースへの問い合わせに不正な内容を混ぜ込む問題です。同じ日の発表ですが、対象製品も脆弱性の種類も異なります。社内の対応票も分けて管理すると、確認漏れを防げます。
今回の重要な点は、単に脆弱性が公表されたのではなく、悪用の証拠を根拠にKEVへ追加されたことです。ただし、これだけで自社が侵害されたと判断することはできません。まずは製品の利用有無と構成を照合する段階です。
日本での提供状況や、国内向けの対象版・修正版については、発表には書かれていません。今回の資料だけでは、手元の環境が対象か、どの版へ更新すべきかまでは判断できません。












