JVN iPediaは2026年10月15日、日立のインフラ管理製品に関する複数の脆弱性を掲載しました。全バージョンが対象となる製品もあり、利用企業は製品名とバージョンを照合する必要があります。JVN iPediaは、日立のセキュリティ情報を確認して適切な対策を取るよう案内しています。
全バージョンが対象となる製品も
情報の管理番号は「JVNDB-2026-037830」です。関連するCVE識別子は11件掲載されています。CVE識別子は、脆弱性を区別するための番号です。
全バージョンが対象となる製品・構成要素から、次のものを抜粋しました。この記事の製品一覧は、対象のすべてを網羅したものではありません。
- Hitachi Automation Director
- Hitachi Compute Systems Manager
- Hitachi Configuration Manager
- Hitachi Device Managerのサーバ、エージェント、Host Data Collector
- Hitachi Ops Center API Configuration Manager
- Hitachi Ops Center Automator
- Hitachi Ops Center Common Services
- Hitachi Tiered Storage Manager
これらは、古い版を使っているかどうかだけでは対象を絞れません。まず利用の有無を確認し、該当する場合は日立の案内で必要な対策を調べてください。Hitachi Device Managerは、サーバだけでなく、エージェントとHost Data Collectorも確認対象です。
版・OSの条件と、対策情報の確認先
Hitachi Dynamic Link ManagerとHitachi Replication Managerは、9.0.0-00未満が対象です。Hitachi Global Link Managerは、Windowsの全バージョンが対象とされています。国内販売のみのHitachi Ops Center Viewpointも対象に含まれます。
対象かどうかの判定には、JVN iPediaの「影響を受けるシステム」の全一覧を使ってください。この記事に製品名がないことを理由に、対象外とは判断できません。製品名に加え、構成要素、OS、バージョンの条件を照合する必要があります。OSは、Windowsなどの基本ソフトです。
日立の関連セキュリティ情報は「hitachi-sec-2026-125」です。想定される影響の詳細についても、JVN iPediaは日立の情報を参照するよう案内しています。
今回の取材資料だけでは、製品ごとの具体的な影響や対策方法、修正版は判断できません。「全バージョンが対象」という情報だけから、更新先や回避策を決めないでください。対象の判定と、実施する対策の確認を分けて進める必要があります。
影響する会社・しない会社
- 影響する: 全バージョンが対象とされた製品・構成要素を利用している会社です。新しい版を使っているという理由だけで、確認対象から外すことはできません。
- 影響する: Hitachi Dynamic Link ManagerまたはHitachi Replication Managerの9.0.0-00未満、Windows版のHitachi Global Link Managerを利用している会社です。
- 影響する: 国内販売のみのHitachi Ops Center Viewpointを利用している会社です。具体的な対象条件は、JVN iPediaと日立の情報で確認してください。
- 影響しない: JVN iPediaの「影響を受けるシステム」の全一覧で、製品・構成要素、OS、バージョンの条件を照合し、いずれにも該当しない会社は、この掲載情報の対象外です。この記事の抜粋だけでは判断しないでください。
- 影響しない: Hitachi Dynamic Link ManagerとHitachi Replication Managerの9.0.0-00以上は、今回示された「9.0.0-00未満」という条件には該当しません。ただし、会社全体が対象外かどうかは、他の製品・構成要素も含めた照合が必要です。
情シスが今日やること
- 今日、全一覧を使って利用製品を調べます。 JVN iPediaの「JVNDB-2026-037830」を開き、「影響を受けるシステム」にある製品名をIT資産台帳や運用資料と照合してください。この記事の抜粋だけで確認を終えず、委託先が運用する環境も含めて調べます。
- 構成要素、OS、版を記録します。 Hitachi Device Managerはサーバ、エージェント、Host Data Collectorを分けて確認します。どの管理画面のどこで版を確認できるかは、今回の取材資料には書かれていません。製品の手順書や運用担当者に確認し、不明な項目は未確認として残してください。
- 対策を決める前に、日立の情報を読みます。 「hitachi-sec-2026-125」で、利用製品に対応する影響と対策を確認します。JVN iPediaの管理番号も対応記録に添え、対象判定と対策の確認結果を製品ごとに整理してください。
- 今日、運用責任者と委託先に確認状況を共有します。 対象製品、版、未確認事項を伝え、確認と対策の担当者、実施時期を決めます。対応期限は今回の取材資料には書かれていません。更新などが必要と分かった場合は、日立の案内に沿って作業内容を決めてください。